img10293023420.jpeg鹿沼土(かぬまつち)は、


農業や園芸に使われる、
栃木県鹿沼市特産の軽石の総称です。
形は丸みを帯びていて、土と呼ばれますが、
実際には黄色の軽石です。

鹿沼土は、肥料分を含まず通気性・保水性が高いことから、
サツキなどのツツジ科の植物やシャクナゲ、
オモト、東洋ランなどの栽培に用いられます。

また、鹿沼土は水分を含むと黄色くなり、
乾燥すると白くなるので、土の乾燥状態が良く分かり、
水やりのタイミングが判断しやすくなるのも利点です。

鹿沼土をほかの用土に混合する目的は、
排水性、保水性を高めるためで、
植物、鉢の大きさを考えた上で適量を加えます。

一般的に販売されている鹿沼土は、
安価なものほど粒子の区別がなく大小混合です。

高価な鹿沼土は、粒子で大・中・小と、
選別されていてたいへん使いやすいです。

安い鹿沼土を自分でふるい、選別すれば、手間はかかりますが、
そのぶん開花や結実のときの喜びは大きいです。

夏や冬の植物への世話が少ない次期に、
ふるって選別作業をしておけば安あがりで便利です。

鹿沼土は、酸性になりやすいので
大量に使用するときには、中和します。
弱アルカリ性を好む植物に使用するときには、
とくに注意しましょう。

鹿沼土の微塵(みじん)の部分は、
種まきに利用できます。

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