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家庭菜園のシュンギク、美味です!
シュンギク(春菊)は関西ではキクナと呼ばれ、
品種によって葉の形や茎の太さが異なります。
日本をなど東アジアでは野菜として食用にされています。
ヨーロッパでは、観賞用として育成されています。
越冬させると、翌春開花します。
収穫後のシュンギクの株を残しておき、
春に花を愛でるのもなかなか良いですよ。
◎品種
大葉、中葉、小葉の種類があります。
一般的に栽培されているのは、中葉種です。
中葉種には、分岐をあまりせず、茎が伸びる摘み取り型」や、
株が太く、脇芽の分岐が多い株張り型があります。
摘み取り型ではきわめ中葉春菊や中葉新菊が、
株張り型では菊次郎や株張り中葉春菊が作りやすくてお勧めです。
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発芽のようす
■栽培管理
シュンギクはキク科の野菜ですが、
キク科の植物は病害虫が少なく育てやすい野菜です。
プランター栽培も容易にできます。
・タネまき
生育適温は15〜20℃と、涼しい気候を好み、
春まきと秋まきが育てやすいです。
春まきは、3月中旬〜4月中旬、
秋まきは9月〜10月上旬がタネまき適期です。
1u当たり3kgの堆肥をすき込み、よく耕したら、
幅60cm、高さ5〜10cmの畝を立てます。
条間15cmでまき溝を作り、1〜2cm間隔でタネをまき、
タネの上から軽く堆肥をかけて押さえます。
シュンギクのタネは、発芽に光を必要とする、
「好光性種子」のため、ごく薄く土で覆います。
タネまき後は、たっぷりと水を与え、
発芽するまで乾燥しないように管理します。
発芽したら間引き始め、最終的に株間15cmにします。
間引き菜も、もちろん食べることができます。
柔らかくて美味なので、サラダや汁の実、ラーメンなどに最適です。
秋まきの場合、寒くなってくる10月中旬頃から
トンネルがけをしてあげましょう。
若いが葉は、菜園ならでは
・追肥と土寄せ
シュンギクは肥料好きなので、定期的に追肥を施します。
植え付けから1ヵ月後、最初の追肥を施します。
ぼかし肥または鶏ふんを、1mあたりひとつかみずつ
畝間にまき、中耕、土寄せを行います。
以降、2週間に1階のペースで追肥します。
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株を残して花も楽しめます
■収穫
春まきは6月、秋まきは10月下旬〜1月まで収穫できます。
種まき後2ヶ月目くらいから、
30cmくらいの株の上5cm程度をハサミで切り取ります。
この頃が柔らかくおいしく家庭菜園ならではの収穫です!
下の葉3〜4枚を残して切って収穫すると、わき芽が出てきて、
さらに2〜3回収穫できます。
■病害虫
病害虫は特に心配ありませんが、株元の枯れた葉は取り除き、
株を清潔に保つようにします。
枯れた葉をそのままにしておくと、エチレンガスが発生し、
近くの葉を枯らす原因になります。
シュンギクは、アブラナ科の野菜に発生する害虫を防ぐ
効果が期待できるため、コンパニオンプランツとしてもお勧めです。
■シュンギクの食べ方
家庭菜園の春菊は、香り高く美味です!
鍋料理にはぴったり、あえ物、お浸し、サラダ、炒飯にも使えます。
プレーンなお浸しもおいしいですが、
胡麻和えはとくに風味がマッチしておいしいです。
サラダは、柔らかい葉のときに作ると、とっても美味です。
天ぷらやかき揚げも風味が良いです。


1.元肥は多めにすき込んでおきます
2.追肥は、収穫収量まで施します
3.株もとの枯れた葉は取り除きます
(2014.0204改訂)