
テッポウユリの花、ボリュームがあります

テッポウユリ、じょうぶで育てやすいです
テッポウユリ(鉄砲百合)は、ユリ科ユリ属の、
多年生球根植物で、別名リュウキュウユリと呼ばれます。
ラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせ、
地植えがいちばん良く育ちますが、
鉢やコンテナでも、育て方しだいで、
画像のように人間の背丈くらいに立派に咲きます。
ユリのなかでは、いちばん育てやすい品種ですので、
初心者のかたにもお勧めします。
■テッポウユリの球根の植え付け
テッポウユリは、9〜11月ごろが植付け時期です。
・鉢植えの場合
テッポウユリを鉢に植え付けるときは、
10号くらいの大きな鉢に3球くらい植え込みます。
もっと大きい鉢でしたら、等倍してください。
鉢の底に防虫ネット、さらに3cmほど軽石などを敷きます。
その上に軽石が隠れる程度に土をかけます。
テッポウユリの土は、赤玉土7対腐葉土3割が理想的ですが、
花用の培養土、ユリ用の培養土でもOKです。
さらに元肥として肥料を入れます。
肥料の上に土を入れ、テッポウユリの球根の、
3〜4倍程度の深さに置き、植え付けます。
植付け後は鉢の底から水が流れ出るよう、
じゅうぶんに水を与えます。
・庭植えの場合
畑を30〜40cmの深さに耕し元肥を入れます。
掘った土に2割くらいの腐葉土、堆肥を混ぜ込みます。
球根の植え付けの深さは、球根の3〜4倍くらい、
株間20〜30cmで植えつけます。
球根の上の茎からも根(上根)が出るので必ず深く植えます。
■水やり
・鉢植えの場合
表土が乾いたらたっぷりあげましょう。
芽の出ていない冬でも乾かしすぎに注意して与えます。
・庭植えの場合
土の表面が完全に乾いたら与えます。
乾燥防止に腐葉土やバークチップを、
土に敷いておくと、泥除け、雑草対策にもなります。
夏は午前中の涼しい時間帯に、
冬も凍結しにくい午前中に水やりします。
夏に水切れを起こした場合は、
すぐに涼しい場所に移動し水やりします。
■追肥
春に芽が出てきたときと、
花後に緩効性肥料を置肥します
花期は、5〜7月です。
球根を太らせるには、百合の花がらだけを摘み取り、
葉や茎は自然に枯らすのがポイントです。
■植え替え
テッポウユリの球根を掘り上げて、
植え替える時期は、10〜11月ごろです。
ベンレートなどの殺菌剤を調合してその中につけ殺菌し、
すぐに新しい土の鉢に植え替えます。
このようにすると、毎年ずっと元気に咲いてくれます。
>>鉄砲ユリの種類を見てみる。