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尻ぐされ病


トマトは家庭菜園で育てられる植物の中でも、特に人気のある野菜です。

丈夫で育てやすく、比較的簡単に収穫までたどり着けるということで、
家庭菜園で初めて育てる野菜に選ばれることも多いです。

初心者の方でも、基本に沿って育てれば、たくさん収穫することも可能なトマトですが、
育てている間に異変が起こることもあります。

ようやく着果して大きくなってきた実を良く見てみると、何かおかしい時があります。
トマトの実がおかしいのは、何か原因があるのでしょうか。

[トマトの実がおかしい]


■トマトの実がおかしい

・色がおかしい
トマトといえば、赤色のイメージがですが、品種によって色も様々です。

オーソドックスな赤色の他にも、大玉トマトならピンク系が主流ですし、
ミニトマトの中には、黄色やオレンジ、紫、黒、緑といったものもあります。

中にはゼブラ柄などの珍しいトマトもありますが、そのトマト品種本来の色や柄ではなく、
どこか色がおかしくなることがあります。

よくあるのは、すじ腐れや尻腐れなどによる色ムラや変色です。
トマトは熟して色がついていく過程で、肩の部分の緑がやや残ることがあります。

近年出ている品種は、その点も改良されて色ムラが出にくくなっているものもありますが、
そういった品種で激しい色ムラが出ている場合は、何等かの原因があるはずです。

すじ腐れや尻腐れは整理障害ですが、疫病や褐色腐敗病、灰色かび病などは、
トマトがかかりやすい病気なので、発見した場合は注意が必要です。

生理障害であっても病気であっても、
早期発見と早い段階での対処によって回復が早まりますし、
全快する可能性も高くなるので、こまめに見回りをして早い発見を目指します。


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裂果


・亀裂
せっかく大きく育ったトマトの実に、亀裂が入ることがあります。
この亀裂は裂果と呼ばれる状態で、乾燥や過湿などが原因で起こります。

トマト栽培では起こりやすい症状なので、何度かトマトを栽培したことがある方は、
裂果の経験がある方も多いでしょう。

裂果した実も、裂果後すぐに収穫できれば食べることもできますが、
時間が経つと割れた部分が硬くなって食味が悪くなるので、
できるだけ予防しておくことが大切です。

過度な乾燥状態から、急激に水分を吸収すると割れやすいので、
極端な乾湿の差を出さないようにすると、裂果を防ぎやすくなります。

雨よけやワラなどによるマルチなど、裂果を防ぐ方法も色々あるので、
自分にあった方法を探しましょう。

・穴あき
収穫間近になって、実に穴があいていることに気付くことがあります。
トマトの実に穴があくこと自体、とても不思議な感じがします。

原因としては虫食いが多いですが、実は虫食い以外にも原因があるのです。
それが、低温や日照不足による窓あき果という症状が出ているというものです。

窓あき果の場合、着果した時から穴があいていて、
実が大きくなってくると目立つようになります。

虫食いの場合は、キレイな実が虫に食われることでできる穴なので、
着果後から常に穴があいているというわけではありません。

窓あき果の場合、花芽が形成される時期に何等かのストレスを受けることで起こるので、
育苗中や花芽形成時も、栽培環境を整えておく必要があります。


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変形果


・形が変
トマトの実は、丸い形のイメージが強いですが、品種によっては、
縦長のものがあったり、洋ナシのような形のものがあったり、
海外品種には表面にフリルのような凹凸があるものもあります。

このように、トマトにも品種によって形が色々ありますが、
色と同じように、本来の形ではないものが育つことがあります。

乱形果や変形果と呼ばれ、見た目が悪いため出荷が難しくなるため、
農家では問題になることもあるようです。

家庭菜園レベルであれば、形が多少いびつでも問題ありませんが、
中には食味まで悪くなっているものもあります。

空洞果などは、中のゼリー質部分がほとんどない状態となっているため、
スカスカでトマト本来のみずみずしさがなくなります。

また、ゼリー質部分に旨みが多く含まれているため、味も薄くなります。

他にも、定植後の肥料が効きすぎていることにより、
鬼花と呼ばれる巨大な花が咲いて着果すると、通常よりもやたらと大きく、
花落ち部分がやたらと長い実ができることもあります。

実が大きくなるだけでなく、かなりいびつでデコボコが出る場合もあります。

原因はいくつかありますが、その中でも要注意なのが、
ホルモン剤の利用に失敗することです。

トマト栽培では、第一果房の着果を確実にさせるため、
トマトトーンなどのホルモン剤を利用することがあります。

その場合、使用方法を間違えると、乱形果の原因になります。

トマトトーンは、使用時の気温によって希釈率が変わります。

濃度が高い状態での使用や、何度も繰り返しホルモン剤を利用することで、
乱形果が発生する可能性が高くなります。

ホルモン剤以外の原因としては、
花芽の形成がうまくいかなかったというケースもあります。

この場合は、窓あき果の時と同様に、育苗中や定植後の栽培環境を整え、
花芽の形成をスムーズにさせるよう、心がけます。

*詳しいトマトの栽培方法は、トマトの育て方.comをご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
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