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もう、梅酒作りが待ち遠しい管理人です


3月に入っても、まだウメの開花は続きます。
早いうちに開花していた実ウメは、すでに小さな実がつくこともあります。

また、3月は植え付けや植え替え、挿し木、接ぎ木といった作業の適期でもす。
行える作業がたくさんあるので、計画的に行います。



[ウメの育て方 3月]


■基本の栽培管理

・ウメの状態
厳しかった寒さが少しずつ和らいできます。
開花が終わった株は、今度は葉芽が膨らんできている時期です。

実はウメは、この時期に葉芽を動かし、精力的に生長しているように見えますが、
根の動きは緩慢になります。

そのため、植え替えや植え付けといった、根を触る作業が可能です。
この時期を逃すと、植え傷みが起こりやすくなることがあるので、
適期を逃さないように、作業を行う日をあらかじめ決めておくようにします。

・水やり
地植えにしているウメは、水やりの必要はほぼありません。
あまりにも何日も雨が降らず、土が乾いているようであれば、水やりを行います。

鉢植えにしているものも、鉢が大きければ大きいほど、土が乾きにくいので、
土の状態を見ながら水やりを行います。

土の表面が白く乾き、まだ少し湿った部分が残っている状態で、水を与えましょう。

3月といっても、夜間はまだまだ冷える日があります。
特に鉢が小さいものは、外気の気温変化に敏感です。

大量に水を与えた状態で、夜間に冷え込んでしまうと、鉢土が凍る原因となります。
鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えず、

夕方には余分な水が切れている程度の水を与えると土が凍るのを防げます。
水やりは午前中に行うようにしましょう。

・追肥
地植えにしている株は、追肥の必要はありません。

鉢植えのものは、2月に肥料を与えていない場合は、早めに追肥を済ませておきます。
植え替えを行ったものは、10日間ほど養生させた後に、置き肥で追肥します。

・病害虫の予防
3月頃から、コスカシバとウメスカシクロハが発生するようになります。
コスカシバは、幼虫が樹皮の内側にもぐって食害するため、
幹の表面に小さな糞が出ていることが見つけることができます。
糞を見つけたら、その部分の樹皮を少しめくり、幼虫を捕殺します。

ウメスカシクロハは、幼虫がウメの新芽を好んで食べるため、被害が大きくなると新芽がいつまでたっても伸びてこない、ということになります。
幼虫本体を捕殺できれば良いのですが、夜間に行動するため、捕殺が難しい害虫です。
スミチオン、ディプレックスといった薬剤を散布することで、ある程度は防除することができます。


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遅れて咲くウメもかわいらしいです


■その他の作業

・植え付け
地植えにする場合、移植苗や幼苗を植え付けるのであれば、
できるだけ早めに植え付けを済ませるようにします。
成木の場合は、3月下旬まで植え付けが可能です。

鉢植えにする場合は、3月に入ってもすぐに植え付けるのではなく、
鉢土が凍らなくなるまで待ってから幼苗を植え付けるようにします。

植え付けた後すぐに鉢土が凍ってしまうと、根が傷みやすくなるためです。

・植え替え
地植えにしているものは、成木に限り、掘り上げ・移植が可能な時期です。

鉢植えにしているものは、毎年〜数年に1回のペースで、植え替えを行います。
生育が良いものや、株の大きさのわりに鉢が小さいものなどは、
毎年植え替えを行って、根を整理した方が生育が良くなります。

生育期間中、水やりをした時の水の染みこみ具合や、生育具合を参考にして、
植え替えを行うかを決めても良いでしょう。

鉢の中で根がいっぱいになると、通気性も通水性も悪くなります。
鉢植えの植え替えは、これを解消するための大切な方法です。

鉢のサイズを無理に大きくするのではなく、根を切って整理することによって、
根の生育も良くなり、鉢の中の環境も良くなります。

・剪定 
花ウメの場合、花を十分に楽しんだ後に剪定しても構いません。
花が咲き終わり、葉芽が膨らんできてから剪定を行った方が、
大きく育った株は剪定位置が分かりやすいのでお勧めです。

・実生苗の管理
11月に種を播いたものが、そろそろ発芽してきます。
発芽しているのを見つけたら、表土の上にかぶせておいた、
落ち葉やワラなどを取り除きます。

3月下旬には移植を行うので、3月に入ったら移植先の土を整えておきましょう。
地植えの場合は、1uあたり元肥を200g、堆肥か腐葉土を、
バケツ1杯を30cmほどの深さに掘った土と良く混ぜておきます。

元肥となる肥料は、化成肥料で構いません。
窒素・リン酸・カリが、8:8:8くらいのものがお勧めです。

鉢植えにする場合は、小粒の赤玉土3に対して腐葉土1を加えて、
よく混ぜたものを用土として植え付けます。
10鉢なら10本くらいを目安に植え付けることができます。

・接ぎ木の適期
3月は切り接ぎ、揚げ接ぎ、腹接ぎの適期です。
接ぎ木に使用する台木は、やはりウメが最も適しています。

それに次いでアンズが台木としては優秀です。
モモやスモモを台木に使うこともできますが、しばらくすると樹勢が弱まり、
枯死する可能性が高くなるので、できればウメかアンズで接ぐようにしましょう。

・挿し木の適期
2月に準備しておいた穂木を使って、休眠枝挿しが行えます。
挿し木を行った後は、乾燥しないように鉢ごとビニールに入れておくのが良いです。

ビニールに入れておくことで、過度な乾燥を防ぎ、
寒風を防いで温度を上げることができます。

ただし、用土の湿気が高すぎると、
逆に温度が上がりにくくなるため、湿気すぎも良くありません。
用土の表面がわずかに乾いたのを確認してから、水分を与えるようにします。

■ウメの育て方 3月のポイント
1.植え替え、植え付けの適期を逃さないように注意します
2.花ウメの剪定は花後に行っても構いません
3.害虫が動き出す時期なので、防除を忘れずに行いましょう 


■参考
・梅の木の育て方
・しだれ梅の育て方と剪定
・ウメ 咲かない理由は?
・ウメの木 実がなるまで
・ウメの木 実がならない理由は?
・ウメの木の消毒は?
・ウメ 挿し木の方法
・ウメの木の手入れ
・ウメの育て方 1月
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