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1月も寒い時期ですが、ハイビスカスの中には、
室内の環境が快適で開花するものもあります


室温が低い場合は、ほぼ生育を停止しているので、
ハイビスカスの状態の善し悪しを判断しにくいこともあります。

室内管理だからこそハイビスカスに起こる異常を見落とさないよう、
日々、よく観察してあげるようにしましょう。



[ハイビスカスの育て方 1月]


■ハイビスカスの状態

1月〜2月に入るくらいまでは厳寒期と呼ばれ、1年で一番寒い時期となります。
外気が冷えていると、どうしても室内も冷えるので、
室内で冬越しをしているハイビスカスも、ほとんどが生育を停止しています。

室温が高く、生育条件が合っている環境であれば、
枝を伸ばして生育し、花を咲かせることもありますが、
特に何もしていないのであれば、基本的には開花はしません。

生育が止まっていると、今の状態が良いのかどうか不安になることがあります。
葉が急激に黄変して落葉したり、病害虫の気配がなければ、
無事に冬越しができていると思って問題ありません。

ただし、寒い日はまだまだ続くので、気をつけて管理します。
寒い時期、さらに寒くなるのが夜間です。

日中は日当たりの良い窓辺などは、陽だまりができて暖かいのですが、
日が暮れると窓際は途端に気温が下がります。

うっかりしていると、急激な冷え込みで株を傷めるので注意します。


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ハイビスカスの置き場所


■鉢植え

・在来系
日中は日当たりの良い窓辺に置き、日照不足にならないようにします。
冬越し中で生育が止まっているからと、日当たりの悪い場所に置いていると、
徒長や春以降に生育不良、調子を崩す原因となります。

夜間は、厚手のカーテンを閉めて冷気を遮断するか、
部屋の中央に移動させると安心です。

水は土が乾いたら与えるようにしましょう。
生育が止まっている株は、追肥は不要です。

開花を続けている株の場合は、7日〜10日に1回、
リン酸が多めの液体肥料を与えるようにすると良いでしょう。

・大輪系
在来系と同じように、日中は日当たりの良い窓辺に置き、光を浴びせるようにします。
夜間は厚手のカーテンをひくか、部屋の中央へ移動させると、
冷気に当たる心配がありません。

水は必ず土が乾いてから与えるようにします。
肥料も、生育が停止している株には必要ありません。

開花を続けている株の場合は、
在来系と同じように、7日〜10日に1回、液体肥料を与えます。


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大人っぽい色も素敵です


・コーラル系
コーラル系は、他の2つの系統に比べてさらに寒さに弱いので、
冬の間は暖房の効いた部屋で管理するのがお勧めです。

寒さに弱いといっても、葉は残っている状態なので、
日中は日当たりの良い窓辺に置いておくのがベストです。

夜間は他の2系統と同じように、厚手のカーテンで冷気を当てないようにするか、
部屋の中央に移動させておきましょう。

夏場は生育旺盛なコーラル系も、冬は生育が止まっていることが多いです。
生育が止まっていれば、水もあまり必要としていません。

過湿にならないよう、土が乾いてから水を与えるようにします。
また、生育が止まっている状態であれば、追肥も必要ありません。

開花が続いている場合は、7日〜10日に1回液体肥料を与えます。
この時、通常の1.5倍の量の水で薄めて、与えるのがポイントです。 



■地植えのハイビスカス

1月は、通常、鉢上げして室内で冬越し中です。


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越冬できたら、また美しい花と出会えます


■病害虫

1月の室内は外よりも暖かいので、冬越しに適した環境ですが、
空気の動きが少ないため、空気がよどみがちです。

暖房器具を使っていると、風通しの悪さにプラスして、乾燥も起こります。
乾燥すると、ハダニやカイガラムシが発生することがあるので、
予防のためにも葉水を与えるようにしましょう。


毎日与える必要はありませんが、乾燥していると感じた時は与えます。

葉水は晴れた暖かい日に与えるのが最適です。
日中に戸外でたっぷりと葉水を与え、
水の滴りがなくなったらすぐに室内に取り入れます。

風のない日ならば、厳寒期といえども意外と暖かいので、
戸外で作業をしても短時間なら株も傷みません。

少し外の空気に触れることで、むしろリフレッシュできます。
ただし、絶対に長時間外には置かないようにしましょう。

また、寒冷地など雪が積もる地域では、
晴れていても気温が低いので、外には出さないようにした方が良いです。


■その他の作業

・調子の良い株、悪い株
生育が止まっていても、葉にツヤがあり黄変がないものは、調子が良い株です。
管理方法も特に問題がないので、引き続き冬越しのための管理を続けましょう。

ただ、中にはどうしても調子を崩す株が出てくることがあります。
夜にカーテンの閉め忘れや、移動を忘れて強い冷気に当たってしまったり、
乾燥などで害虫が発生していることがあります。

害虫が発生している場合はすぐに駆除をしておきます。
調子を崩した株は、冷気に当てるとさらに調子が悪くなるので、
夜間の冷え込みに注意します。

・水の管理について
生育が止まっている間は、水をあまり欲しがりません。
土はやや乾燥気味に管理した方が、冬越しの成功率が上がります。

土の表面が乾いたなと感じてから、数日後に水を与えるくらいでも構いません。
水を与えた後は、必ず鉢皿に溜まった水を捨てましょう。

そのままにしておくと、過湿に原因にもなりますし、
水が冷えることで枯死する原因になることもあります。

・暖房器具
暖房を使って部屋を暖めること自体は良いのですが、
暖房の風がハイビスカスに直接当たるのは良くありません。

暖房の風が直接当たると、その部分が高温になったり、
乾燥が進んで落葉の原因となることがあります。

暖房を使う場合は、必ずハイビスカスを風の当たらない場所に置いておくか、
風を遮れるようにしておきましょう。

■ハイビスカスの育て方 1月のポイント
1.寒い日が続くので、夜間の冷え込みには注意が必要です。
2.乾燥気味に管理することで、不調を予防できます。
3.葉水を時々与えておくと、害虫予防になります。 

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