Hibiscus031.jpg
ご近所の室内は暖かく保たれていてハイビスカスが咲いています


12月になると寒さも本格的になり、ハイビスカスの開花シーズンも終わります。
室内に取り込んだハイビスカスは、気温の低下とともに生育も停止します。

室内環境がとても良い場合、開花を続ける株が出ることがあります。
12月、ハイビスカスの動きに合わせた管理を行うよう、よく観察してあげましょう。 



[ハイビスカスの育て方 12月]


■ハイビスカスの状態

12月、ハイビスカスは常緑の植物なので、サクラやウメなどのように葉を落としません。
けれど、気温が低くなれば生育が止まり、新しい枝葉は出なくなります。

室温が高く、夜になっても12度以上を保っている場所であれば、
生育を続け、花が咲くこともあります。

生育が止まっている状態と続いている状態では、水や肥料の量が異なります。
異なる状態のハイビスカスに、同じ量の水や肥料を与えていると、
どちらかが弱るケースもあるので、状態に合わせた管理が必須となります。


Hibiscus .JPG
家のハイビスカスは11月に剪定し、明るい窓辺にいます


■鉢植え

ハイビスカスには3つの系統があり、それぞれに少しずつ特徴が異なります。
けれど冬の間、室内で管理するものに関しては、
管理方法が似ているため、ほぼ同じように管理して問題ありません。

ただ、生育が止まっている株と、
開花を続けている株とでは管理が異なるので注意しましょう。

・置き場所
12月、基本的には、日当たりの良い窓辺に置くようにします。
特に晴れた日の昼間は、窓辺で日光浴をさせることで、
少し葉色が悪くなっていたものも、元気を取り戻してくれます。

生育が止まっているからといって、日当たりが必要ないわけではありません。
春以降に生育を再開した時、できるだけ葉を残しておいた方が、
その後の生育が良くなり、開花も早まります。

生育の止まっている冬の間、太陽の光を当てることにより、
葉が残る可能性が高くなるので、日当たりの良い環境を作ってあげましょう。

開花を続けている株も、もちろん日当たりの良い場所に置くようにします。
暖房のついた暖かい部屋に置いておくのは問題ありませんが、
暖房器具のすぐ近くに置くのは避けるようにします。

また、暖房器具の風や熱が直接当たるような場所は、
高温になりすぎて株が傷んだり、風で葉などが乾燥するので避けます。

ただ、窓の近くは、夜になると案外冷えるものです。
カーテンのない状態だと、窓から30cmくらいまでは、
外気の影響があると考えられています。

日が暮れたら、雨戸を閉めたり、厚手のカーテンを閉めるなどして、
外気で冷えにくいようにしておきましょう。


3系統の中でも、コーラル系は特に寒さに弱い傾向があります。
厚手のカーテンを閉めるだけでは、まだ冷気の影響を受ける可能性があるので、
できれば部屋の真ん中に移動させるようにします。

在来系と大輪系も、冷え込みが強くなりそうな日は、
部屋の中央へ避難させておいた方が良いでしょう。

・水やり
12月に生育が止まっているものは、あまり水を必要としません。
やや乾燥気味に管理した方が、冷えの影響を受けにくくなります。

また、室温が低い場所だと、どうしても土が乾きにくくなるため、
頻繁に水を与えていると、過湿になることがあります。

かといって、まったく水がいらないというわけではありません。
根が枯れない、葉が落ちない程度には水が必要となります。

室内の鉢土の表面が乾いたなと感じてから、数日後に水を与えるようにします。
この時、夕方に水を与えるのではなく、できるだけ午前中に与えるようにします。 


午前中に水を与えることで、夕方には余分な水や湿気が抜け、
冷気の影響を受けにくくなります。

12月、まだ開花中の株は、株を生長させている分、水を欲しがります。
生育が旺盛な春や秋、気温の高い夏に比べると、
土自体が乾きにくい時期ではあるので、頻度は下がります。

けれど、夏や秋に比べると、室温が低めかなと感じていたとしても、
開花していれば意外と早く土が乾くこともあります。

鉢土の表面が乾いたと感じたら、水を与えましょう。
根が動いているうちは、過乾燥は禁物です。


Hibiscus033.jpg
家の中で開花すると、細かい部分まで見ることができて面白いですね


・追肥
生育が止まっている株に関しては、追肥は不要です。
根が動いていないため、肥料を与えても吸いあげません。
むしろ土の中の肥料濃度が上がり、肥料焼けを起こしやすいので注意します。

開花中の株には、10日に1回のペースで、リン酸が多めの液体肥料を与えます。
肥料切れすると、せっかく環境が合って咲いている花が咲かなくなってしまいます。


■地植えのハイビスカス

鉢上げしているため、鉢植えと同じように管理します。


■病害虫

室内に取り込むと、どうしても風通しが悪くなりがちです。
風通しが悪くなると、コナジラミが発生しやすくなるため、注意が必要です。

また、室内に取り込む際に、気付かなかったアブラムシやナメクジなどの害虫が、
ひそかに繁殖している場合があります。
見つけたら、すぐに捕殺しておきましょう。


Hibiscus030.jpg
翌シーズン、素敵な開花が見られるように手入れしましょう


■その他の作業

・暖地での冬越し
12月、霜があまりおりない暖地では、地植えや鉢植えのハイビスカスを、
戸外で越冬させることができます。

ただし、戸外で越冬させる場合は、寒さに強い品種を選ぶのがポイントです。
また、暖地といってもハイビスカスにとっては冷たい風がふくことがあるので、
簡単な防寒をしておきましょう。

戸外でも寒冷紗や不織布で株を覆うようにして寒風に当たらないようにします。
これだけでも、かなり寒さをしのぐことができ、翌シーズンの生育が良くなります。


また、鉢植えにしている場合は、
日当たりの良い軒下に置いておくだけでも、霜よけになります。
心配な場合は、他の地域と同じように、室内に取り込んで冬越しをさせます。


■ハイビスカスの育て方 12月のポイント
1.株の生育具合によって、水やりや追肥のやり方を変えましょう
2.室内でも日当たりの良い場所に置き、夜の冷え込み対策として窓から離します
3.室内では風通しが悪くなりやすいので、害虫に気を付けます 


■参考
・ハイビスカス 咲かない理由と対策
・ハイビスカス 植え替え
・ハイビスカスの冬越し
・ハイビスカスの育て方
・ハイビスカス ベランダの冬越し
・ハイビスカス 室内の冬越し
・ハイビスカスの肥料
・ハイビスカス育て方 12ヶ月
・ハイビスカス 花芽が落ちる
・ハイビスカスの病気
・ハイビスカス 鉢植えの育て方
・ハイビスカス 枯れる
・ハイビスカス 温度
・ハイビスカス 水やり