この冬、シクラメンを室内に飾りたかったのですが、
すでにもろもろの植物を取り込んでいるので、スペースの確保ができません。
そこで、ミニシクラメンをハイドロカルチャーに仕立ててみることに。
苗もハイドロカルチャーに必要な資材も、ホームセンターで購入できました。
*大型のシクラメン、ガーデンシクラメンも環境が合えば室内で栽培できます。

購入した苗と資材
苗はどちらもミニシクラメンですが、手前がピンクの八重咲き種で、
奥がシックな濃い紫色のシルバーリーフ種です。
雰囲気の異なる2種で、今まで買ってきたガーデンシクラメンとは、
豪華さも、お値段も違います。
ですが、植え付けるのは、100円均一で購入した容器です。
透明な容器は、蓋付きのプラスチック製保存容器です。
クリーム色の方は、シリコンでできた小物入れのようなものです。

ハイドロコーンを洗います
まずは、ハイドロコーンを洗います。
洗った後、一度乾燥させた方が良いです。
ぱっと見た感じでは、あまり微塵がついていないように見えますが、
洗ってみるとけっこうな量の微塵が出てきます。
これを残したまま植え付けると、生育不良の原因になるので、
やはり一度は洗った方が良さそうです。

根鉢を崩して土を洗い流します
次は、いよいよシクラメンの根鉢を洗います。
まずは土をあらかた落として……、と思っていたら、
根がよく回っていて、表面の土はほとんど土に飲み込まれている状態でした。
しょうがないので、軽く叩いて落ちる分だけ土を落とし、
後は水の中でふり洗いをしていきました。

洗いあがったシクラメン
根の際まで、できる限りの土を落とした状態のシクラメンです。
こう見ると、球根というか、塊茎がちゃんとあるのがよく分かりますね。
思っていたよりも塊茎が小さくて、丸くて、かわいいです。
細かい根と太い根がからんでいるので、
太い根の方はできるだけ切らないように注意しながら洗います。
細根の方は、多少であれば切れても問題なさそうです。
実際、洗っているうちに細根はいくらか切れてしまったので、
今後の様子を見ていきたいと思います。

容器の底に、根腐れ防止剤(ミリオンA)とイオン交換樹脂を混ぜたものを敷きます
根腐れ防止剤は、もうちょっと少なくても良いのかもしれません。
根腐れが怖くて、容器の底が隠れる程度に敷いています。

植え付けたシルバーリーフ
シルバーリーフの方を植え付けたところです。
花色が濃いからと、クリーム色の容器を選んだのですが、
よくよく考えてみたら、シルバーリーフが映えるように、
容器も色の濃いものを選べばよかったです。
とりあえず今期はこのままこの容器で楽しんで、
次に植え替える時に、改めて容器を選びなおしたいです。

植え付けた八重咲きミニシクラメン
八重咲き種の方は、透明な容器に入れたので、ハイドロコーンの様子が見えます。
まだ容器が新しく、透明度が非常に高いので、見た目もキレイです。
ううむ……、やはりこう見ると、透明な容器の方が見栄えがするようです。
シルバーリーフの方も、次は透明な容器にしようか悩みます。

並べて記念撮影
今日はうす曇りで、時々日が差すようなお天気だったので、
濡れた葉などが乾くまの1時間ほど戸外に置いておきました。
その後、2つとも室内に取り込み、並べて記念撮影です。
根を大きくいじっているので、1週間くらいは明るい日陰が良さそうです。
今後も置く予定の、日当たりの良い窓辺に並べて置いていますが、
レースのカーテンをしているので、直射日光は当たりません。
ハイドロカルチャーを作ったのは今回が初めてだったのですが、楽しかったです♪
いつもの培養土と、ハイドロコーンとでは、感触が全く違っていて、
最初は戸惑いましたが、2株植え付けると慣れました。
今シーズンは、戸外でガーデンシクラメンを、室内でミニシクラメンを育てるので、
うまくいけば室外でも室内でもシクラメンの花が楽しめそうです。
*シクラメンのハイドロカルチャーの記事は、園芸仲間の幸さんが担当しています。
■参考
・ガーデンシクラメンの育て方
・ガーデンシクラメン 花をたくさん咲かせるには?
・冬の寄せ植え|ガーデンシクラメン&ビオラ
・シクラメンの育て方 しおれるときは?
・ガーデンシクラメンの植え替え
・正月の寄せ植えの作り方
・パンジー 寄せ植えのコツ|合わせやすい植物たち
・ガーデンシクラメン 寄せ植えのコツ
・ハボタン 寄せ植えのコツ|合わせやすい植物たち
・クリスマス 寄せ植えのコツ
・チューリップ 寄せ植え