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ナデシコ、白も赤も綺麗です


10月に入ると風は涼しくなり、日によっては肌寒いくらいですね。
爽やかな風が吹く秋は、植物が生き生きとしてくる季節です。

10月は、翌年の開花に向けて秋のうちに株を充実させるもの、
冬〜春に開花するため種播きや植え付けが必要なものと様々です。


花壇などは夏から秋冬仕様に衣替えする時期でもあります。
10月は作業をするにも心地よい季節ですから、
必要な作業は一気に済ませてしまいましょう。

10月を過ぎると急激に寒くなることもあるので、
今のうちに寒さに弱い球根を掘り上げたり、寒さに強い株を準備しておきます。 



[10月のガーデニング]


■短日処理

短日処理とは、短日植物と呼ばれる、
日の長さが短くなることで花芽をつける植物に、花芽をつけさせる処理です。


自然下でも自然と短日になる時期はあるので、
それまで待っていても良い場合もあります。
日の長さが短くなる時期まで待っていると、
開花させたい時期に花を咲かせられない植物もあります。

人工的に日の長さを短くすることで、
本来開花する時期よりもずらして開花させることができるので、短日処理です。

短日処理といっても、夜間照明が当たらない場所に置くだけで良いものもあります。
反対に、人工的に日の長さを短くしてあげることが必要な植物もあります。


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ポインセチア、自分で短日処理をすると、さらに愛らしく感じます


10月頃に短日処理が必要な植物の代表は、ポインセチアカランコエでしょう。
人工的な短日処理といっても難しいことはありません。

遮光が大切なので、植物全体が入る段ボール箱、黒ビニールなどを用意します。
それを時間になったら植物にかぶせ、翌朝になってからはずすだけです。

ポインセチアの場合は、9月下旬から40日以上かけて短日処理を行います。
短日処理を行うことで、ポインセチアの特徴である、葉の色づきが始まります。

短日処理を怠ると、きちんと色が変わらず、
中途半端になってしまったり、緑のままになることがあります。

ポインセチアは寒さに弱く、霜が降りる前には室内に取り込む必要があります。
9月下旬頃から短日処理を開始して、短日処理期間中に室内に取り込む場合も、
引き続き短日処理を行うようにします。

段ボール等で遮光する時間は、17時〜8時が理想です。

カランコエの場合も、9月下旬頃から短日処理を始めます。
カランコエの場合は、だいたい20日ほどで花芽形成が始まります。

カランコエもポインセチアと同様に、
17時〜8時まで段ボール等をかぶせて遮光しましょう。 



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カランコエ、花色や品種が増えています


■種播き

9月に引き続き、10月もまだいろいろな種を播くことができます。
適期を逃すと、今後の生育に支障が出るので、適期をはずさないようにします。

・花
キンギョソウ、アリッサム、スイートピー、アスター、ディディスカス、ナデシコなど

・野菜
チンゲンサイ、キクナ、キャベツ、キヌサヤ、ハクサイ、レタス、ニラ、ダイコン、ソラマメなど

・ハーブ
レモンバーム、タイム、ディル、カモミール、チャイブ、イタリアンパセリなど


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*ダイコン、簡単に美味しく育てられます。
>>ダイコン栽培.com


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ローズマリーは、料理にリース作りに活躍します


■球根の植え付け

10月は春咲き球根を植え付けるのに最適な時期です。
暖地は寒くなるのが遅いので、もう少し猶予がありますが、
中間地や寒冷地は、今のうちに植え付けを済ませておきましょう。

アネモネ、アリウム、ハナニラ、クロッカス、スイセン、チューリップなど、
たくさんの球根を植え付けることができます。 



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スイセンなど球根類をを植えておくと春が楽しみです


■苗の植え付け

花や野菜の苗を植え付けるのも、10月が適期のものが多いです。
野菜は植え付けが遅れると、収穫に大きく影響します。


花の場合は、寒くなる前に根付かせる必要があるので、
タイミングを間違えないようにします。

・花
ウィンターコスモス、チョコレートコスモス、ガーデンシクラメン、
パンジー、ビオラ、葉ボタンなど

・野菜
イチゴ、スナップエンドウ、ハクサイ、アスパラガスなど

・ハーブ
イタリアンパセリ、オレガノ、セージ、ローズマリー、タイム、ミントなど


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パンジー、ビオラの植え付け時です


■剪定

庭木の種類によって、どれくらい剪定できるかが違います。 

花が終わったキンモクセイは、株姿を整えるように剪定します。
強剪定も可能なので、株を小さく仕立てたい時はこのタイミングで剪定します。

反対に、ツバキやサザンカなど冬に花を咲かせるものは、
すでに花芽がついているので、強く剪定すると花芽を落とすことになります。

剪定する場合は、軽く整える程度にとどめるようにします。

・弱剪定
キャラボク、サザンカ、ツツジ、サツキ、ツバキ、ヤマボウシ、ロウバイなど

・強剪定
イヌマキ、カナメモチ、キンモクセイなど


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キンモクセイ、花後は剪定しましょう


■その他の作業

・花壇の整理
9月に引き続き、花壇の整理をします。
枯れたり傷んだりしている一年草は、抜いて土を再生させておきます。
鉢植えや寄せ植えも、傷んでいるものは処分し、鉢を洗っておきましょう。

・株分け
宿根草やハーブは、まだ株分けできるものがあります。
株分けするとリフレッシュできるので、その後の生育が良くなります。

・夏球根の掘り上げ
寒さに弱い球根は、戸外越冬できないものがあるので、
10月のうちに掘り上げて保存しておきましょう。

・害虫予防・駆除
秋になると害虫が増えてきます。
冬の間、どこかに潜んで越冬するものもいるので、
10月までには消毒や駆除をしておきます。