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植え方で魅せるハイビスカス♪


8月は、暑さが増し日差しも強くなります。
元気に咲き続けるハイビスカスもあれば、元気をなくすものもあります。

それぞれの系統にあった環境を作って管理することと、
株ごとの調子に合わせた管理が必要となる時期です。



[ハイビスカスの育て方 8月]


■ハイビスカスの状態

ハイビスカスは系統によって耐暑性に差があります。
そのため、系統別に日差しに調整や水管理をする必要があります。

また、同じ系統の品種であっても、調子を崩すものと元気なものとが出てくる時期です。
調子の悪い株は、なぜ調子が悪くなったのかをチェックするようにしましょう。

また、元気そうに見えても、調子を崩す寸前である場合もあるので注意が必要です。

基本的に、コーラル系以外の系統は程度の差はあれど、暑さ対策が必要となります。
午前中のみ日の当たる、風通しが良く涼しい半日陰に鉢ごと移動させるのがお勧めです。

また、一日中日の当たる場所から移動できない場合は、
30%の遮光ネットを設置することで日差しを和らげることができます。
暑い夏こそ元気なコーラル系は、水切れや肥料切れに注意します。


■鉢植え


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品種により世話の仕方が変わるので、参考にしてください
>>ハイビスカスの育て方と品種


・在来系
株が元気そうであっても、長時間日の当たる場所に置いていると、
この時期は調子を崩すことがあります。
半日陰に移動させるか、遮光ネットを設置して涼しい環境を作りましょう。

朝に土の状態をチェックし、乾いていたら鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。
この時期、晴れている日はだいたい毎日水やりをしますが、
もし土が湿っているようであれば、水やりの必要はありません。

もし朝に水を与えても、夕方にもう乾いているようであれば、夕方にも水を与えます。

調子がよさそうな株には、追肥を行います。
リン酸が多めの置き肥を規定量かやや少なめに与えます。

液体肥料を使う場合は、リン酸分も多いものを使い、1週間に1回追肥します。
調子が良いか分からない場合は、無理に規定量を与える必要はありません。

少し量を減らしたり、薄めにしたりしても問題はありません。
むしろ肥料焼けの予防になるので、様子をみながら調節します。

・大輪系
大輪系はハイビスカスの中でも一番暑さに弱い系統です。
午前中のみ日の当たる半日陰に移動するか、
30%〜40%の遮光ネットを使うようにします。

大輪系も、土の状態をチェックしてから水を与えます。
調子が悪く、葉が落ちてしまった株は、
水分の蒸散量が少なくなるため、土が乾きにくくなることがあります。

その場合は、少しだけ乾燥気味に管理するのがお勧めです。
元気な株の場合は、土の表面が乾いていたら水を与えます。

肥料も株の調子に合わせて与えます。
元気のない株の場合、無理に追肥はしません。

調子がよさそうな株には、リン酸が多めの液体肥料を与えるようにします。
この時、肥料の濃度を通常の2倍に薄めるようにします。

薄い液体肥料を与えることで、肥料焼けを起こしにくくなり、
暑さで少しバテてきた根でも吸収しやすくなります。

・コーラル系
コーラル系だけは、この時期でもとても元気です。
外の日当たりの良い場所に置き、太陽の光をいっぱい浴びせてください。

ただし、いくら暑さに強いといっても、コンクリートの上に直接置くのは禁物です。
鉢の下にスノコやレンガなどを敷いておくと、照り返しの被害が出にくくなります。

旺盛に生育するため、水をよく吸い上げます。
晴れた日は毎日水を与えるようにし、曇っていたり雨が降っている場合は、
土が乾いていたら水を与えます。

朝に水を与えても、夕方には乾いていることもしばしば。
そんな時は夕方にも水を与えるようにしましょう。

枝葉を茂らせ、花も次々と咲く時期なので、肥料切れには注意します。
リン酸が多めの置き肥を忘れずに与えます。

たくさん花が咲いている場合は、液体肥料を併用するのもお勧めです。
液体肥料を併用する場合は、7日〜10日に1回与えるようにします。

ただし、枝葉が茂っても花つきが悪い場合は、窒素が多い可能性があります。
その場合は、肥料を減らすようにします。


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ハイビスカスの花の中央


■地植えのハイビスカス

地植えで育てていても、1週間以上雨が降っていない時や、
土が乾いていると感じたら、水を与えるようにします。

今年植え付けたばかりの株は、矮化剤が効いていることがあります。
その場合、根張りが弱い場合があるため、水切れしやすい状態です。

周囲の土が湿っていても、そこまで根が伸びていなければ、
水を吸い上げることができません。
水切れを起こさないよう注意が必要です。

旺盛に生育している場合は、置き肥を忘れないように与えます。
株の調子が悪いようであれば、追肥の必要はありません。


■病害虫

コガネムシ、バッタ、ハマキムシなど、葉を食害する害虫が目立つ季節です。
食害しているのを見つけたら、すぐに捕殺が確実です。
被害が大きい場合は、防除のために薬剤を散布する手もあります。


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アブラムシに好かれます


■その他の作業

・養生
落葉したり、水の吸い上げが悪いなど、調子を崩している株は養生させましょう。
まずは半日陰〜明るい日陰に移動させます。

風通しがよく、できるだけ涼しい場所良いでしょう。
水をやりすぎると、根を傷めて余計に調子が悪くなるので、
必ず土の表面が乾いてから水を与えるようにします。

少し乾き気味に管理しておく方が、根傷みが少ないので安心です。
ただし水切れには注意します。

また、追肥は絶対にしません。
肥料を与えても養分を吸いあげられず、根を傷める原因になります。

・間引き剪定
枝が伸びて混み合ってくると、風通しが悪くなるため、病害虫の原因になります。
伸びすぎた枝があったら、付け根から切ってスッキリさせます。

また、短い枝でも混み合っている場合は、間引き剪定を行い、風通しを良くしておきます。
ただし、枝全体を一気に切り詰めてしまうと、
次の開花まで時間がかかるので、伸びすぎたものをこまめに切るようにします。

■ハイビスカスの育て方 8月のポイント
1.コーラル系以外は暑さ対策を忘れずに
2.追肥と水やりは株の調子を見ながら行います
3.間引き剪定をして風通しを確保しましょう 


■参考
・ハイビスカス 咲かない理由と対策