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今年は、どんな朝顔を育てますか?


5月はゴールデンウィークもあり、外にいても暖かく、
ガーデニング作業が楽しくなってくる季節です。

5月は、種まきや植え付けなど、作業内容も多くなります。
1つずつ確実に作業して、素敵な花を咲かせ、果実や野菜を収穫しましょう。


[5月のガーデニング]


■球根植物の花後の手入れ

スイセンやチューリップなど、冬から春にかけて庭を彩ってきた、
球根植物の花も、そろそろ終わりに近づいてきます。

球根植物を翌年も楽しむためには、球根をしっかりと太らせることが重要です。
花が終わったものはそのままにせず、花茎から切って花ガラ摘みを行います。
この時に、必ず葉は残すようにします。

花がなくなった後も、葉は光合成する役割があるためです。
また、光合成だけでは養分が不十分なことがあるので、肥料を与えておきます。

追肥のタイミングや量は、植物の種類によって違いますが、
たいていは花が終わった後にお礼肥として与えることが多いです。


掘り上げるぎりぎりまで肥料を与えたり、あまりにも多肥にしてしまうと、
逆に球根が肥料焼けを起こして傷んだり、腐ったりすることがあるので、
適切な量を与えます。


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球根植物は肥らせて、来シーズンも楽しみましょう


■種まき

5月は4月に引き続き、種まきを迎える植物がたくさんあります。
種袋をチェックして、まだ種がまけるかどうかを確認してみましょう。


・花
カスミソウ、ガーベラ、ガザニア、キンセンカ、インパチェンス、ケイトウ、
ニチニチソウ、マツバボタン、アスター、デルフィニウム、アゲラタムなど

・ハーブ
オレガノ、カモミール、ゼラニウム、フェンネルなど

・野菜
トウモロコシ、ダイコンなど

・球根
アマリリス、カラー、ダリア、グラジオラスなど


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ブルーデージー、青い花も爽やかです


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美味しいトマトを作りたいですね
>>トマトの育て方.com


■植え付け

花や野菜の苗も植え付け時期です。
育苗したもの、購入したものなど適期内に植え付けをしておきましょう。


・花
クリスマスローズ、アガパンサス、トケイソウ、ブルーデージー、宿根アスターなど

・野菜
トマト、茄子、ピーマン、キュウリ、スイカ、サツマイモ、メロン、など


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チャドクガは、注意して駆除します


■害虫駆除・病気予防

5月になり気温が上昇すると、植物だけでなく虫たちも活発になってきます。
ガーデニングをしていると、花や葉を食害する虫が出てくる季節です。


ダンゴムシ、チャドクガ、チュウレンジバチ、テントウムシダマシ、カイガラムシ、
アブラムシ、アオムシなどが特に発生しやすい時期です。

すでに害虫がついてしまった場合は、見つけ次第捕殺するようにしましょう。

ただし、チャドクガなどは直接手で触れると腫れ、
風に飛ばされた毒毛だけでもかぶれます。
専用の粘着性の殺虫剤を用いるのが安心です。



チャドクガ・毛虫駆除セット


また、害虫だけでなく病気が発生しやすい時期でもあります。
育てている植物の葉や茎に異変がないかを、こまめにチェックしておきましょう。

・薬剤を使う
害虫でも病気でも、専用の薬剤を使うことで防除することができます。
薬剤の種類によって、対応できる害虫や病気が違いますし、
どの植物に使えるのかも違います。

薬剤を購入する時や使用する時は、
必ず説明書きをよく読み、指示通りに使用するようにしましょう。


・自然のもので防除
野菜など、食べるものに薬剤は使いたくないという場合は、木酢液がお勧めです。
原液タイプやそのまま散布できるスプレータイプのものなどが売られています。

薄めたものを株元に与えて株を活性化させたり、
葉や茎に散布して病気や害虫を防除することもできます。
無農薬栽培を目指している方におすすめです。


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剪定は終わりましたか?


■剪定

 ・弱剪定
マツ類(新芽摘み)、カエデ類、キョウチクトウ、トサミズキ、ヤマブキ、ヤマボウシなど

 ・強剪定
アオキ、オオデマリ、ゲッケイジュ、ツツジ、ツバキ、フジ、ボケなど


■その他の作業

・除草
そろそろ雑草が本格的に伸びてきます。
ちょっと放置していると、あっという間に育って繁茂してしまいます。

大きく育ってしまうと、それだけ根も張ってしまい、
除草するのにも苦労してしまうようになります。

雑草が小さいうちに小さなクマデなどを使い、
根が残らないようにこまめに除草作業をしておきましょう。


・肥料
植え付けから2週間以上経った草花や、生育期に入った植物などには、
適宜追肥を行うようにします。

・水やり
気温がだんだんと高くなってきて、日によっては夏日と呼ばれる日も出てくるでしょう。
植物も生育期に入り、水の吸い上げが多くなってきます。

土が乾燥しやすい環境になりやすく、
特に鉢植えは土の量が少ないので水切れに注意します。

朝か夕方、土が乾いているようであれば、たっぷりと水を与えます。