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アイコ、育てやすく高糖度のトマトで人気!


フルーツトマトは、高糖度トマトとも呼ばれ、
トマトが苦手な人でもおいしく食べられると人気です。

フルーツトマトという決められた品種があるわけではなく、
糖度が8%以上あるトマトのことを指します。 


最近では糖度が高めになるように改良された品種もあるため、
それらにはフルーツトマトという名前がついていることがあります。

大玉トマトであれば、本来6%程度の糖度しかありません。
それを8度以上になるまで上げることで、フルーツトマトを収穫できます。

では、トマトの糖度を上げるためには、どのように育てれば良いのでしょうか。 


[フルーツトマト 育て方]

■鉢・プランターが育てやすい

トマトの糖度を上げてフルーツトマトにするには、水分管理が肝になります。

地植えの方が根張りが良く、水切れの心配も少ないため、
フルーツトマトに限らず、植物を育てるのには良いように思えます。

ところが、水分量をコントロールするには、地植えにすると少し難しくなるのです。
地植えで育てていると、どうしても雨が降った時に雨に当たることになります。

もちろん雨除けは必要になりますが、完全に避けることはできません。
鉢植え、プランター栽培にしていれば、雨が降ってきた時にも移動ができ、
軒下に置いていれば、急な雨でも困りません。

また、温度管理の上で室内と戸外を行き来させることもできます。
容器栽培にする時は、10号鉢、標準的プランターで大丈夫です。


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果実が緑、黄色、オレンジに変わる美味なシンディーオレンジ


■水分管理

フルーツトマトを育てるためには、なんといっても水分管理がとても重要です。
トマトを標準的に育てるよりも、ずっと少ない量の水分量に抑えることで、
トマトにとっては過酷な環境となります。

けれどトマトは、水分量に抑えられても、とても我慢強く、
自分が生長するのに必要な養分を必死に集めるようになります。


養分を集めることで、トマトはとても強くなり、
溜めこんだ養分を使って甘い実をならせます。

また、水分を多く与えていると、実の水分量も多くなり、
甘みや旨みが薄まってしまいます。

植え付けた後は、底から水が出てくるまでたっぷりと水を与えるようにします。
最初はトマトもまだ根付いていない状態のため、
乾燥させたままだと根付きが悪くなります。

目安としては1リットルくらいの水を与え、土全体が湿るようにしておきましょう。
昼間は太陽の光をいっぱい浴びているため、葉が萎れることがあります。

ただし、水やりをしていないのに、
翌朝にまた葉がシャキっとしていれば、水切れではありません。

この場合は水やりの必要はありません。
朝になっても葉が萎れたままになっている場合は、
水切れを起こしているので水を与えます。

植え付けからしばらくして、10日くらいで、
生長点の新芽が動き出したら、きちんと根付いたサインです。

ここからは、必要以上の水を与えないように注意します。
甘いフルーツトマトを育てるには、土が乾いてからたっぷりの水を与えるよりも、
水切れを起こさない湿度を常に保つ方がうまくいきます。


つまり、何日かに1回たっぷりではなく、毎日少量ずつ与えるようにします。
目安としては、1日に500ccです。

大きめの容器に植えることが多いため、
500ccでは底から水が出てこないこともあります。

けれど、これくらいの水分量でトマトに頑張ってもらいます。
また、もし底から水が出てきた場合は、
受け皿に残った水は放置せず、必ず捨てておくようにします。


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フルティカ、多収穫で栽培しやすい美味なフルーツトマト


■低温維持

トマトは本来、高山など意外と涼しい場所で育ちます。
日本では夏野菜とされているトマトですが、
実は真夏よりも初夏や秋口の方が生育が良いのです。

水分を少なめに与え、やや過酷に育てるものの、
原産地と似た環境を作ることでトマトが育ちやすくなります。


また、低い温度を維持することで、
トマトの生育スピードが落ち着き、ゆっくりと育ちます。

ゆっくりと育つ家庭で、株は充実して養分をたっぷり蓄え、
みずみずしい甘い実を育てることができます。

本来であれば、気温が十分に上がってきた5月頃に定植をします。
しかしフルーツトマトを育てるのであれば、
低温期間が長いほど良いということになります。

できれば、まだ気温の上がり切っていない3月〜4月に植え付けを行います。
トマトは意外と寒さに強く、気温が6度以上あれば生育します。


霜に当てないように注意し、6度以上のなるべく低温を保って育てましょう。
寒くなりすぎる日は、室内に取り入れ、
翌日に晴れていたらまた外に出すようにします。

気温があがってきたら、今度は昼間にクーラーのついた部屋に入れてあげると、
外よりも涼しいので低温を維持できます。

ただし、日当たりの良い場所に置いて、
光はたっぷりを浴びせるようにしましょう。


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良苗を選べば、フルーツトマトも栽培しやすいです


■品種を選ぶ

低温に強く、水分が少なく手も丈夫に育つ、育てやすい品種がお勧めです。
大玉トマトでも構いませんが、最初はミニトマトが成功しやすいです。

標準的なトマトでも、大玉トマトよりミニトマトの方が失敗が少ないので、
難易度の高いフルーツトマトであればなおさらです。

また、品種自体が丈夫なものでも、苗が不健全であれば育ちにくいです。
良い苗を作る、あるいは選び植え付けることは、
半分はフルーツトマト栽培が成功したといっても過言ではありません。


必ず良い苗の条件をクリアした苗を植え付けるようにしましょう。


■フルーツトマト向きの品種

普通に栽培しても糖度8以上になるフルーツトマトの品種があります。
水を切る栽培方法に慣れていないかたは、これらの甘い品種をお勧めします。


・中玉トマト
アマルフィの誘惑
シンディースイート
フルティカ
ルビーノ
レッドオーレ

・ミニトマト
アイコ
小桃
CF千果
純あま
トスカーナバイオレット
ハニーイエロー
ピッコラルージュ
ピッコラカナリア
ブラッディタイガー
ブラックチェリー
プリンセスロゼ
ルージュドボルドー
ロッソナポリタン


■参考 トマトのあらゆる育て方、品種紹介はこちらが詳しいです。
>>トマトの育て方.com
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