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ハイビスカスは肥料時期を守り、適量を与えます


ハイビスカスを元気に育て、良い花を咲かせるには、肥料が欠かせません。
ハイビスカスは季節によって生育に差がある植物です。

生育に合わせて、適切な時期適量の肥料与えることが大切です。
その種類、元肥と追肥について、詳しくご紹介します。



[ハイビスカスの肥料]


■肥料の種類

肥料にもたくさんの種類があります。
肥料には、基本的に窒素・リン酸・カリが含まれています。

種類やメーカーによって、この3要素の他に、
鉄分などの微量成分が含まれていることもあります。

窒素は枝や葉を育て、リン酸は花付きをよくし、カリは根を強くします。
ハイビスカスは枝を伸ばした先に新しい蕾をつけるため、
次々に花を咲かせるためには、枝を伸ばす必要があります。

かといって、ハイビスカスの枝を伸ばすために窒素ばかりを与えていると、
花付きが悪くなったり、根が弱って暑さや寒さに弱くなったり、
病害虫にあいやすくなったりします。


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窒素・リン酸・カリが8:8:8の化成肥料


そのため、窒素・リン酸・カリが8:8:8のように、同量含まれる肥料がお勧めです。
花付きを重視して、株をあまり大きくしたくない場合は、
リン酸が少し多めの肥料を選ぶと良いでしょう。

肥料の形状にも種類があります。
大きく分けると、液体肥料と固形肥料です。

・液体肥料
液体肥料は水で希釈して与える液状の肥料です。
固形肥料の中にも種類があり、
粒状・タブレット状・玉状・ペレット状などの固形肥料があります。

中でもハイビスカスの鉢植えには、タブレット状や玉状の肥料がお勧めです。
地植えであれば、粒状の肥料やペレット状の肥料など、
ばら撒きができる形状が合います。

・固形肥料
固形肥料は、種類によって効果が持続する期間が違います。
だいたい1ヶ月〜3ヶ月ほどです。

できれば1ヶ月くらい効果が続くものを選びましょう。
また、新しい固形肥料を与える時は、
古い固形肥料の形が残っている場合は、必ず取り除きます。

持続期間が経過したもの固形肥料でも、
状態によってはまだ肥料効果が続いています場合があります。

まだ肥料が効いているのに、新しい肥料を重ねて与えてしまうと、
肥料が濃くなりすぎて株を傷めるので注意しましょう。


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時期と株のようすで肥料を与えます、液体肥料が便利


■ハイビスカスの元肥

植え付けや植え替えの時に、
あらかじめ土に混ぜるなどしておく肥料のことを元肥と呼びます。

ハイビスカスの場合は、地植えであれば少量を、
鉢植えの場合は元肥を入れないのが基本です。

・地植えの場合
ハイビスカスを植え付けした後、水を十分に染み込ませるために水鉢を作ります。
水をたっぷりと染み込ませた後、水鉢の内側に緩効性の肥料を撒いておきます。

あまり株元に近い場所に固めて与えるのではなく、
水鉢の内側にぱらぱらと広げて与えましょう。
肥料は粒状のものを使うと便利です。

・鉢植えの場合
ハイビスカスのを植え付ける時も植え替えの時も、用土には元肥を加えません。
植え付け・植え替えが終わった後も、すぐには肥料を与えません。

植え付けや植え替えをした時、どうしても根にダメージがあります。
ダメージを受けた根は回復するのに少し時間がかかります。

根が落ち着いて、新芽が出てくるまでは肥料を与えません。
新芽が動き始めたら、生育を再開した証ですので、追肥を始めましょう。


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次々と開花している時期は肥料が必要です


■ハイビスカスの追肥の時期と量

・春〜秋の追肥
ハイビスカスの生育温度は、だいたい15度以上です。
そのため、日本では春〜秋の5月〜10月頃が、生育期になることが多いです。

生育している5月〜10月頃は、枝を伸ばして新芽を出し、
蕾を膨らませて花を咲かせるため、肥料が欠かせません。


肥料が切れると、生育不良になって花が咲かないどころか、
葉を落として調子を悪くすることもあります。

ハイビスカスの基本の追肥としては、1ヶ月に1回固形肥料を規定量与えます。
固形肥料は、化学成分のものでもいいですし、
油カスが配合された固形肥料でも構いません。

さらにハイビスカスの花がたくさん咲いている間は、
固形肥料だけでは足りないことがあります。

その場合は、薄めに作った液体肥料を7日〜10日に1回くらい、
追加して与えると良いでしょう。

夏になり、株が疲れたら、薄めの液体肥料を、葉に散布するのがお勧めです。
葉から肥料分を吸収することで、元気を取り戻すことができます。

・冬の追肥
涼しくなり、寒くなる前には、鉢植えのハイビスカスは室内に取り入れます。
室内に取り入れても、生育温度を保てなければ、ハイビスカスは生育を止めます。

枝や新芽を出さず、ほとんど活動をしないため、肥料は必要なくなります。
生育していないときに追肥すると、根が傷み枯死することもあります。


地植えも鉢植えも、生育していない時期は、追肥は行いません。
春になり、生育を始めたら、また追肥を始めます。

冬の間でも、室温を15度以上に保てる場合は、冬の間も開花します。
その場合は、春〜秋の生育期と同じように、固形肥料を追肥します。


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猛暑で株が弱ったら施肥をせず養生させます(沖縄のハイビスカス)


・元気がない時は?
夏の暑い時期など、一時的にハイビスカスの元気がなくなることがあります。
花が咲かなくなり、葉が黄変して落ちることもあります。

この時、肥料切れと勘違いして追肥をすると、余計に株が傷んでしまいます。
ハイビスカスは夏も生育期間中ですが、
弱っている時には肥料は与えず、養生するようにしましょう。

■参考
・ハイビスカス 咲かない理由と対策
・ハイビスカス 植え替え
・ハイビスカスの冬越し
・ハイビスカスの育て方
・ハイビスカス ベランダの冬越し
・ハイビスカス 室内の冬越し
・ハイビスカス育て方 12ヶ月
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