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ウメの実がだんだんと膨らんで大きくなってくると、
待ちに待った収穫が近づいてきてわくわくしますね


ウメの実は、最初は緑色をしていますが、これは若い状態です。
だんだん熟してくると、黄色っぽく色づいてきます。

さらに熟して完熟の状態になると、全体的に黄色が濃くなり、
品種によっては一部や実全体が赤くなります。

収穫したウメの実をどのように加工するかによっても、
適した収穫時期や方法が異なります。

加工に適した熟度での収穫目安と、収穫方法をご紹介します。


[ウメの実 収穫は?]


■用途別 収穫時期

ウメの品種や日当たり具合、木のどの部分に生っているかで、
収穫時期には、ズレが出てきます。

同じ木であったとしても木の大きさや、日当たりの良し悪しによって、
2週間ほど差が出ることもあります。
そのため、一概に何月に収穫ということはありません。

家庭で育てて楽しむ程度であれば、
毎日収穫に適した状態になった実がないかを見回り、収穫してもさほどの手間ではないでしょう。

実がどれくらい生長しているのか、毎日観察するのも楽しみです。


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梅酒は青い実がおいしいです


・梅酒、ウメシロップなど

梅酒やウメシロップなどに加工する場合は、
表面が緑色の状態のウメが合います。

まだ色の青いウメは、ウメ特有の爽やかな香りが強く、味も酸味が強いです。
すっきりとした味のため、アルコールである梅酒や、甘いシロップでも合います。

シロップにしたものを、夏の熱い時期に水やソーダで割って冷たく飲むと、
酸味と風味で、口中も気分もキリッとします。

・梅ジャム、コンフィチュールなど
ジャムやコンフィチュールなど、砂糖を添加して作るものには、
やや熟して黄色くなった状態のウメがお勧めです。

青ウメよりも酸味がとれて甘みがつきますが、
完熟よりも酸味が残っているので、甘みと酸味のバランスが絶妙です。

また、青ウメに比べると実が柔らかいので、
煮た時につぶれやすく、ジャムなどに加工しやすくなります。
モモともスモモともサクランボとも違う、酸っぱくて芳醇な香りを楽しめます。


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梅干しは、完熟したウメが断然美味!


・梅干しなど
梅干しに加工するのであれば、完熟のウメが断然お勧めです。
青ウメの時にはない、モモのような芳しい香りが出てきます。

色は品種よって、黄色に一部赤が入ったり、全体が真っ赤になります。
実がとても柔らかいので、漬けた後にシソでの色付けで簡単に染まります。

完熟の具合によっては、実が柔らかくなりすぎて、
漬けた時に割れることがありますが、食べるのに支障はありません。

完熟のウメには甘みがあるため、
梅干しにした時の塩気と酸味と甘みのバランスが素晴らしいものになります。

また、梅干しだけでなく、完熟の実をジャムなどに加工しても美味です。
青ウメとは香りが異なり、お酒やシロップにすると、また違った味を楽しめます。


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高い木のウメを収穫するときは?


■収穫方法

ウメの実がどれくらい熟しているかによって、収穫の方法が少し異なります。

・青ウメ〜やや熟した実
まだ硬い青ウメ〜やや熟して黄色くなった実であれば、
だいたい5月中旬頃〜6月上旬頃に収穫できます。

まだ小さい木で、実に手が届くのであれば、手作業で実をもいでいきます。
木が大きく、届かない位置にも実が生っている場合は、長い棒を使います。

棒で太い枝を軽く叩き、振動によって実を落とします。
この時、必ず木の下に目の細かいネットやシートを敷いておきましょう。

棒を使うと、どうしても表面に傷がつきやすくなりますが、
無駄なく収穫することができます。

また家庭で消費する分であれば、
多少の傷があっても加工には問題はありません。

・熟した実
完熟になった実であれば、6月上旬〜7月上旬頃に収穫できます。
手が届くのであれば、頃合いを見て手でもいでいきます。

木が大きくなっている場合は、
木の下にシートを敷いて、実が自然に落ちるのを待ちます。
自然に落ちるまで待つことにより、収穫した実の熟度が揃います。

ただし、落ちた実は1日に2回は回収しに回りましょう。
気温もやや高くなってくる頃です。

柔らかくなった実は、甘い香りを出して虫や鳥を誘います。
回収が遅れると、実が傷んだり虫などにつつかれることがあるため、
早めに収穫するようにします。

■参考
・梅の木の育て方
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