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早春に咲いたウメの花を楽しみつつ受粉をさせると、
実ウメは、結実して実が膨らんできますね


[ウメの摘果は?]


ウメは短い枝に充実した花芽をつけ、
充実した花芽が結実すれば、良い実がつきます。

ただし、あまりにもたくさんの実をつけた場合は、摘果をしてあげます。
摘果をすることにより、むらなく、まんべんに養分が回るように調整できます。

ある程度はウメ自身が生理落果を起こしますが、
それでも木に対してつけた実が多くなることがあります。

そのまま実を育てると、一度に大量の養分が必要となり、木が疲れます。
急激に疲れた木は、翌年のための良い枝を発生させたり、
花芽を作る体力がないため、翌年の収穫が望みにくくなります。

また、実の数が多い分、全体的に小さく育ってしまうため、
たくさん残しても、美味しい大実にすることは困難です。

摘果を行う時期に、良い実を選んで残すことで、
大きく立派な実を収穫できることにつながります。


地植え、鉢植えそれぞれに摘果の基準が違うため、
それぞれ紹介しますので、参考にしてください。


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このように実がつき過ぎると品質が落ち、樹も疲れてしまいます


■摘果の基準

育てているウメの品種が小ウメの場合は、摘果をする必要はほとんどありません。
摘花をするのは、大きな実のなる大実の品種です。
地植え、鉢植えで育てているかで基準が違うので、把握しておきましょう。

・地植えの場合
地植えにしているウメの場合、枝の長さによって残す実の数が違います。
枝の長さが5cmまでであれば、1枝に1個の実を残します。

枝が5cmよりも長ければ、5cm〜10cmの間隔で実を残すようにします。
葉の数も目安にする場合は、10枚〜15枚の葉に1個の実がつくように摘果します。


・鉢植えの場合
実をつけたいために大鉢に植え付けて育てている場合は、
地植えと同じ基準で摘果するか、やや少なめになるよう摘果します。

実を収穫のためではなく、観賞のためにつける場合は、
目線の高さにいくつか残すのみで、あとはすべて摘果してしまいます。

また受粉が必要な品種は、受粉する時に残す部分にだけ受粉するようにします。
こうすることで余分なところに実をつけずに済みます。


■摘果のタイミング


摘果を行うのは、できるだけ実が小さい方が、余計な養分を使わずに済みます。
ただし、あまり小さいうちに摘果してしまうと、
生理落果を起こした時に、実の数が大幅に減ってしまうことがあります。


品種によって時期には少しずれが出ますが、
実が小指の爪くらいの大きさになる4月上旬頃に摘果を行いましょう。



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摘蕾せずに花を楽しんで、摘果するのがお勧めです


■摘蕾は必要?

摘蕾(てきらい)とは、ついた花芽の数を減らすことです。
通常、実の収穫量や品質=美味しさを高めるために行います。

実をつけた後だけではなく、花が咲く前にその数を減らすことで、
余計な養分が使われないようにする工夫です。

しかし、ウメ農家のように、大きく質の良いウメの実を収穫するのとは違い、
家庭菜園で育てるのであれば、ここまでする必要はありません。

家で育てるのであれば、花も実も楽しみたいと育てていることが多いでしょう。
なのに花の数を減らしてしまっては、楽しみが半減してしまいます。

美しいウメの花を楽しんだ後、実が膨らんできた頃に、
正しく摘果をすれば、特に問題はありません。

■参考
・梅の木の育て方
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