
タマネギの収穫時期、見極めにくいですね
秋に植え付けをしたタマネギの収穫時期が近づいてくると、
いつ収穫できるのかと、毎日そわそわしてしまいます。
けれど、収穫が早すぎると、あまり肥っていないことがあります。
反対に収穫が遅いと、土の中で半分腐ったようになることもあります。
適正な時期に収穫することは、美味しさにも、
その後の保存のためにも、とても重要なことです。
こちらでは、タマネギの収穫時期を見極める方法をご紹介します。
[タマネギの収穫時期]
■品種による収穫時期目安
タマネギは、植え付けから収穫までの期間で、
極早生・早生・中生・晩生に大きく分かれています。
極早生は収穫までの期間が短く、晩生は収穫時期が遅い品種です。
植え付けの時期は、ほんの少しずつ違っていて11月くらいで、
収穫時期もずれているので、下記を目安にしてみてください。
極早生:11月上旬〜11月中旬に植え付け、4月下旬〜5月上旬に収穫
早生:11月中旬〜11月下旬に植え付け、5月中旬頃から収穫
中生、晩生:11月下旬〜12月上旬に植え付け、6月上旬頃から収穫

■タマネギの状態で収穫時期を見極める
極早生や晩生など、育てているタマネギの品種を目安に、
収穫時期を決める方法も基本的で確かな方法です。
しかし、栽培中のタマネギ品種が分からない、天候が例年と違う場合は、
品種による収穫時期の目安があてにならないことがあります。
その場合は、タマネギの状態によって、
収穫時期かどうかを見極めることが必要です。

タマネギの収穫時期の目安は、茎が倒れることです!
タマネギは株が熟してくると、強風が吹いた訳でもないのに、
茎がバタバタと倒れます。
初めて育てて、何も知らないととても驚きますが、
茎が倒れることがタマネギたちからの、
「もうすぐ収穫期ですよ!」というサインなのです。
ただし、倒れたから、すぐに収穫する必要はありません。
葉が青いうちは、倒れてしまってもまだ球は肥大を続けています。
茎が倒れてから、だいたい1週間くらい経った頃が、
球の肥大も終わっているので、収穫には最適な時期となります。
茎が倒れてすぐの頃も、球がやや小さいくらいで、
食べるところがないほどではありません。
ですので、茎が倒れたら、料理に使う分だけをいくつか収穫します。
こうすることで、倒れたタマネギの大きさを確認することができ、
一度に収穫して失敗することを防ぐこともできます。
その後、茎が倒れて1週間ほど経ったら、
その後のタマネギも収穫するようにしましょう。
収穫後、すぐに料理に使うことが決まっている場合は、
少々雨が降っていても、収穫して構いませんが、
保存しておく予定の場合は、必ず晴れた日に収穫する方が良いです。
雨で土が湿っていると、タマネギの表面に湿った土が付着しやすくなり、
そこから菌が入って傷みやすくなります。

収穫が、とっても嬉しいタマネギ
■タマネギの収穫時期を早める裏技
そろそろ収穫時期のはずなのに、なかなか茎が倒れない、
ということもあるでしょう。
そのような時は、故意に茎を倒すことで、収穫時期をコントロールできます。
株元が浮かないように注意しながら、茎を踏んで倒します。
人工的に茎を倒しても、自然に茎が倒れた時と同じように、
倒伏させた1週間後くらいが収穫適期となります。
■参考
・タマネギの保存
・タマネギの栽培|初心者にも分かる育て方
・タマネギの追肥は?
・タマネギ 大きくならない理由は?
・タマネギ 種まき方法は?
・ホームタマネギ プランターでの育て方
・タマネギ トウ立ちを防ぐには?
・タマネギ 苗選び
・タマネギ苗販売
・タマネギ栽培の用土
・タマネギの植え付け方法
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