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ウメの苗木を購入する時、どのような基準で選んだらよいのでしょう?


良い苗を植えれば、その後の生育に期待できますが、
元気のない苗を植えたら、不安要素がたくさん残りますね。

良苗の見分け方や注意点をおさえて、良い苗を選びたいものです。

少し元気のない苗でも、なんとか枯れずに育つこともありますが、
そういった苗は気難しいことも多く、上級者でも育てにくいことが多いです。

良い苗の特徴やは購入先、注意したいことを、
わかりやすく、ご紹介していきます。


[ウメ 苗木購入のコツ]


■良い苗木の特徴

まずは良い苗の特徴をおさえておきましょう。

苗の中には、接ぎ木1年生の苗と、2年〜3年の苗があります。

それぞれ共通する良い苗の特徴もありますが、少し異なる部分もあるため、
購入予定の苗によってチェックする部分を変えましょう。

・接ぎ木1年生苗
1年生苗の場合は、できるだけ大きく育っていて、
節間が詰まって徒長していないものが、健康的で充実した苗といえます。

他にも、樹皮にツヤがあり、接ぎ木の部分がよく活着していることも大切です。
当然、病害虫の気配がないものを選ぶようにします。

鉢植えにする場合は、接ぎ木の部分が低い位置のものを選ぶと良いです。

・接ぎ木2年生〜3年生苗
基本的には、1年生苗とチェック項目は変わりません。
全体がしっかりして、樹皮にツヤがあり、病害虫に侵されていない苗を選びます。

2年生以上になると、枝を剪定している場合がほとんどです。
その場合、今後の枝ぶりを予想して選ぶことが肝心です。

剪定である程度抑えられるような樹形であればいいのですが、
初心者の方では剪定が一番難しい作業のはずです。

できるだけ枝が素直に伸びているの苗を選べば、
剪定で迷うことも少なくなります。


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梅(ウメ)花香実(ハナカミ) 1年生 接ぎ木 (税込 1,058 円)   C)花ひろばオンライン
*花ひろばオンラインさまには、良質の果樹苗が揃っています


■良い苗木を購入できる店

ウメの苗木を販売している場所といえば、園芸店やホームセンターがあります。
他にも、種苗メーカーの通信販売やネット販売も使えます。

実際に苗を見ることができる分、
実店舗である園芸店やホームセンターは有利です。

しかし小さな店や、管理の悪い店だと、良苗に出会えないことも多いものです。
そんな時は、思い切って通信販売やネットで購入してみることをお勧めします。


実際に苗を見てから購入することはできませんが、
評判の良い通信販売店であれば、思った以上に良い状態の苗が届きます。


■実ウメは品種に注意する

種苗メーカーや、生産農家から直接購入した場合は、
苗木の管理も行き届き、品種違いが起こることは少ないのですが、
管理不足な店では、タグがなかったり、品種違いのことがあります。 

苗の植え付けは11月〜2月頃になるため、
その時期に苗木を購入しようと思うと、花が咲いていません。

けれど、どうしても花が品種通りであるかを確認したい時は、
開花している状態を見てから購入を決めてもいいでしょう。

花ウメの場合は、花だけのことですので、
品種違いがあっても花の形や色が違うだけで済みます。

ところが、実ウメの場合はそうはいきません。

実ウメの場合、自家受粉しやすい品種とそうでない品種があります。
自家受粉しにくい品種の場合、受粉木となる別品種のウメが必要です。


受粉木にするウメにも相性があるため、どれでも良いわけではありません。
実ウメの場合、品種が違うと、最悪には実をつけないこともあるわけです。


花ウメでも実ウメでも、苗を購入する場合には、
欲しい品種、育てたい品種を探したり、品種を確かめたり、
信頼できる店で、適格なアドバイスをしてもらって購入しましょう。

■参考
・梅の木の育て方
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