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咲き始めるウメ 愛媛県南予地方2月初旬


2月は、ウメにとっても厳寒期と言える時期です。
それでも、2月上旬には立春を迎え、つぼみがふくらみはじめます。
少しずつ気温が上がり真冬を過ぎたことを感じる日も出てきます。

まだまだ寒い日が続いても、ウメは春の訪れをいち早く察知して、
可憐な花を咲かせてくれる嬉しい月です。
気に入ったウメの休眠枝挿し用の穂木の準備をしましょう。

[ウメの育て方 2月]


■基本の栽培管理

・ウメの状態
2月は、ほとんどの品種が開花を迎えます。
1月中まではあまり動きのなかった葉芽も、
2月になると動き始めて、少しずつ膨らんできます。

1月下旬頃など、早く花を咲かせたものは花の終わりを迎えるものもあるでしょう。
花ウメの中でも、そういった早咲きの品種の場合は、花後に剪定が可能です。

花を観賞した後は、
実ウメでない限りは花ガラを摘んでおくようにしましょう。


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嬉しそうに咲く紅梅


・水やり
水切れを起こさない程度に水やりをしますが、頻繁に与える必要はありません。

地植えであれば、よほど乾きやすい土に植えている場合や、
長い間雨が降らず、土が乾いていたら与える程度で十分です。

ただし、今年に入ってから植え付けたものは、
3週間以上雨が降らない場合は必ず水を与えるようにします。

鉢植えの場合、土の表面が完全に乾いているか、
ところどころ湿っているくらいのタイミングで水を与えるようにします。

水を与える時は、土が凍っていないようであれば、
午前中のできるだけ早い時間帯に水を与え、
夕方にはある程度水が切れている状態にします。

与える水の量は少し控えめにします。
室内で観賞を楽しんでいる株の場合は、土の表面が乾いたら、
鉢底から水が出てくるまでしっかりと与えるようにしましょう。

・追肥

地植えの場合、11月か12月に追肥を行っていないものには、追肥をしておきます。

鉢植えの場合は、今春に植え替えをしない株には追肥を行います。
剪定が終わった後、玉肥などの置き肥を与えます。

置き肥を与える時は、肥料が転がらないよう、少し土に埋めるようにします。


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剪定で形を整えます


■その他の作業

・玉肥作り
寒い間に、鉢植えに与える玉肥を作っておきましょう。
市販されている肥料を使う場合は、作る必要はありません。

油カスに骨粉を20%ほど加えてよく混ぜ、水を適量加えてよく練ります。
よく練ったものを梅干し大くらいに丸めた後、日陰でゆっくり乾燥させれば完成です。
寒い時期に作った方が、ハエなどの虫が発生しにくいためお勧めです。

・植え付け、移植
成木、苗木、幼木の植え付けが可能です。
また、成木の移植も可能です。

・剪定
本来であれば、11月〜12月頃が剪定の適期となりますが、
花ウメの場合、開花前に枝を切ってしまうと、
せっかくついた花芽ごと切り落とすことになります。

特に長く伸びている枝は、先端に花芽がつきやすくなるため、
どうしても花数が減ってしまいます。
その場合は、花後に剪定を行っても問題ありません。
*剪定については、後述します。


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ウメの挿し穂


・休眠枝挿し用の穂木の準備
休眠枝挿し用の穂木を準備します。

2月上旬か、遅くても中旬までに穂木を採取し、
挿し穂の状態にして保存しておくようにします。 


準備した挿し穂は、3月中旬〜下旬に挿すことになります。

まずは穂木の採取からです。
まだ芽の動いていない前年枝を切り取ります。

採取した穂木から、挿し穂を作ります。
採取した穂木の、鉛筆より太い部分を15cm〜20cm(鉢などは12cm〜13cm)くらいの長さに切ります。

1本の枝から何本か挿し穂がとれることもあります。
挿し穂の先端はハサミなどで切り返し、尖るようにしておきます。

挿し穂は、挿し木をするまでの間、水はけの良い日陰の場所に埋めておきます。
あるいは、ビニールの中に湿ったミズゴケを少量と一緒に挿し穂も入れ、
乾燥しないようにビニールの口を縛って密封します。

ビニールに入れた挿し穂は、5度以下を保てる冷蔵庫などに入れ、保管します。
ミズゴケは乾燥防止に入れるので、過剰に入れないようにしましょう。
>>ウメ 挿し木の方法

・挿し穂の数が少ない場合
挿し穂の数が少ない場合は、保存せずにすぐに挿し木を行えます。
鉢などの容器を使って挿し木をし、鉢ごとビニール袋に入れます。

挿し穂にビニールが触れないように注意し、ビニールの口を縛っておきます。
凍らない程度の場所に置き、土が凍る心配がなくなったら、屋外に出します。

屋外に出した後は、3月に行う休眠枝ざしと同じ管理を行います。

■ウメの育て方 2月のポイント
1.鉢植え用の玉肥を作っておきましょう
2.花ウメは花後の剪定を忘れずに行います
3.休眠枝ざしをする場合は、2月に挿し穂を準備しておきます 


■参考
・梅の木の育て方
・しだれ梅の育て方と剪定
・ウメ 咲かない理由は?
・ウメの木 実がなるまで
・ウメの木 実がならない理由は?
・ウメの木の消毒は?
・ウメ 挿し木の方法
・ウメの木の手入れ
・ウメの育て方 1月
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