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ウメ 静岡県富士市


1月は1年でも一番寒い時期とされていますが、
ウメの開花の季節は着実に近づいています。

室内に取り入れた株は、そろそろ開花を迎える頃です。
屋外のものも、暖かい地域では、開花が始まります。

1月は、ウメを育てている人にとってはたいへん楽しみな時期ですね。
ウメが元気に開花し生長する、手入れの方法をご紹介します。 


[ウメの育て方 1月]


■基本の栽培管理

・ウメの状態
葉芽はまだほとんど動いていませんが、花芽が少しずつ膨らんでくる時期です。
開花の遅い品種であっても、1月には花芽が動き出します。

寒い中でも、ウメの根や芽は動き始めています。
そのため、水分や養分を根が吸い上げているので、切れないように注意します。
特に水が切れると、膨らみ始めている花芽の生長を阻害します。

・水やり
根が動いている時期ですが、あまり頻繁に水やりをする必要はありません。

地植えの場合は、降雨だけでも十分なことが多いでしょう。
土の水はけがよく、乾きやすい状態であったり、
長い間雨が降らずに土が乾いている時は、水を与えます。

また、新しい苗を植え付けた場合は、
3週間以上雨が降らない時は、水を与えるようにします。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いているか、
ところどころ湿り気が残っている状態になったら、水やりをします。

水やりは午前中に済ませるようにしますが、土が凍っていないのであれば、
できるだけ午前中の早い時間帯に水やりをするようにします。

1回で与える水の量は少な目にし、
夕方にはある程度の水分が抜けるようにしておきましょう。

外よりも暖かい室内で管理している場合は、
鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水を与えるようにします。
鉢皿を敷いている場合は、鉢皿に溜まった水は捨ててください。

・追肥
追肥の必要はありません。
ただし、地植えにしている株に、
11月か12月に肥料を与えていない場合は、1月に追肥を行うようにします。


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盆栽のウメ


■その他の作業

・置き場所
鉢植えであれば、開花の頃に室内に取り込み、花を楽しむことができます。
戸外に置いている間は、寒風の当たらない日当たりの良い場所に置くようにします。

夜間は土が凍らないように注意し、軒下などに入れておきます。
観賞したい場所に移動させるのは、必ず開花が近くなってからにしましょう。
花が終わったら、また戸外に出すようにします。

・植え替え、植え付け
地植えにする場合のみ、植え付けが可能です。
ただし、成木の植え付けは2月中旬〜3月中旬が適期となるので、
適期がくるまで待つほうが、その後の生長が良いです。

移植に関しても、苗木と幼木のみ可能です。
鉢植えの植え付け・植え替えは適期ではありません。

・防寒
地植えの場合、特に防寒をする必要はありません。
ただし、新たに植え付けた株には防寒をしておくと安心です。

幹や枝にワラや新聞紙などを厚めに巻きます。
株元にも、ワラを敷いておくのもお勧めです。

鉢植えの場合は、寒風のできるだけ当たらない場所に置きましょう。
鉢植えは地植えよりも土の量が少なく、外気の影響を受けやすくなっています。
容器が浅く小さくなるほど影響が大きく出るので、注意しましょう。

鉢の中が凍らないよう、軒下などに置くようにし、
日中は日当たりの良い場所で日光浴をさせます。

花を観賞するため、室内に入れていたものは耐寒性が低くなっています。
それでも外気に触れさせたり、日光浴を十分にさせる必要があるため、
花が咲き終わったら、凍らないように注意し、戸外に出すようにします。

・花ガラ摘み
蕾が開いた後、しぼんでしまった花は、こまめに取り除くようにしましょう。
花ガラを摘むことで、株の負担が軽くなります。

ただし、実をつけたい場合は、
花を摘むと結実できませんので、その場合は例外です。

・人工受粉
実をつけたい場合、開花時期が早いウメの場合は、
人工受粉をすると着果が良くなります。

ベランダなどで育てている場合はもちろん、
本来なら虫がよくくるような場所で育てていたとしても、人工受粉を行います。

ウメは開花が早く、受粉を助けてくれる虫たちが、
開花時期にはまだ動き始めていないことがあります。

実ができたらラッキーという程度であれば、
自然に任せてみるのも面白いかもしれません。

けれど、できるだけ実をつけさせたい場合は、人工受粉をした方が確実です。

■ウメの育て方 1月のポイント
1.花芽が動いているので、水切れに注意します
2.植え付け・移植ができるのは、苗木と幼木だけです
3.実をつけさせる場合は、人工受粉をしましょう 


■参考
・梅の木の育て方

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