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実生から育てて3〜5年で結実します


ナンテンを種から育てる方法を、
詳しく知りたいかたに、ナンテンの種からの育て方をご紹介します。 


ナンテンは生育がゆっくりですが、
生育が遅いことで、生長過程を存分に楽しむことができます。

芽が出て、枝や葉が伸び、背丈が少しずつ高くなっていく様子を、
描いたり写真に撮ることも面白いです。


[ナンテン 種からの育て方]


■種の性質

ナンテンは赤や白の実の中に種が入っています。
種の周りには果肉がついていて、
その果肉には発芽抑制物質が含まれていると言われます。

そのため、実をそのまま土に埋めても、
発芽が悪かったり、発芽までに時間がかかることがあります。

自然下では、鳥がナンテンの実を食べ、
果肉は鳥の体内で消化され栄養となります。

果肉は消化されても、種は消化されずにフンと一緒に排出され、
それが土の上に落ち、発芽するシステムになっています。

時々、ナンテンが庭に発芽していますね。


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紅葉と実が見られるのはいいですね


■種播きの方法

人間が種をまく場合、発芽率を確保したいのであれば、
種の周りの果肉は取り除くようにしましょう。

よく水洗いして果肉を取り除いたら、室内で表面を自然乾燥させます。
乾燥させた種は、封筒などに入れて冷暗所で保管しておきます。


秋に実った実を収穫し、果肉を取り除いてすぐに播くこともできますし、
春まで種を保管してから播くこともできます。

秋、春とも、果肉を取り除いておくとが、発芽率は上がります。

発芽のタイミングは、環境や種の状態によって変わるので、
なかなか芽が出なくても気にすることはありません。

・容器栽培の場合
容器に播く場合は、鉢やプランターなどに土を入れ、
種が重ならないように置きます。

種が隠れる程度(5mmくらい)の土をかぶせ、
土全体がしっかりと湿るように水を与えます。 


種播きの時に使う土は、種播き専用の用土でもいいですし、
市販されている草花用培養土でも問題ありません。

発芽するまでは土が乾燥しないように注意し、
西日の当たらない日向から半日陰くらいのところで管理します。

・地植えの場合
地面に直接播く場合、その場所でずっと育てるのであれば、
あらかじめ土を30cmくらいの深さに掘り上げて、耕しておきます。


土質はあまり選びませんが、水はけが悪すぎる場合や、
反対に水はけが良すぎる、石がたくさん入っている場所は、
用土をフルイにかけたり、改良しておきましょう。

砂や赤玉土、腐葉土、ピートモスなどを加えて、
よく混ぜ、水はけを調整します。

また、ナンテンは乾燥に少し弱いところがあるので、
午前中に日が当たるような半日陰の場所が適しています。

西日の当たる場所は乾燥が早まるため、できるだけ避けましょう。
土を改良したら、種を播いて土をかぶせ水を与えておきましょう。

地植えの場合、あまり水やりの必要はないですが、
土が乾くようであれば、適宜水やりをします。


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小さいナンテンの木も一人前の美しさです


■水やりの方法

発芽するまでは、できるだけ土を乾かさないように注意します。
発芽した後は、あまり神経質になる必要はありません。 


容器栽培の場合は、土の表面が乾いたら水を与えます。
地植えの場合は、まだまだ苗が小さい時は、
土が乾いていれば水を与えます。

ある程度まで大きくなった後は、
降雨だけでも問題なくなることがほとんどです。


■発芽後の育て方

複数の種から発芽した場合は、間引きを行います。
すべての株を育てるのであれば、葉が5枚〜10枚の頃に、
1株ずつポットや鉢に植え替えるようにします。

生育の良いものを残し、悪いものを間引く場合は、
株間が狭くなったら随時行うようにします。

間引きを繰り返し1株にした後、容器の底から根が見えたら、
地植えにするか、鉢増しをするようにします。


鉢増しをする場合は、一回り大きい鉢を用意し、
鉢底石と培養土を入れて植え替えます。

若い苗として地植えに移す時は、種播きの時と同様に、
植え付ける場所を掘り返して土を作ってから、植え替えます。

どちらも新しい環境できちんと根付くまでは、
水切れを起こさないように注意しましょう。

■参考
・ナンテンの育て方、栽培方法

・ナンテンの実がならない理由は?
・南天とは?
・白南天の育て方
・南天 花が咲かない
・お多福南天の育て方
・ナンテン 室内で育てられる?
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