チューリップ、毎年3月〜4月に開花し、
春を彩る球根植物として人気ですね
しかし植え付ける球根が小さいと、
上手く育ちにくく開花することができません。
小さいチューリップの球根は、
どのようにしたら、開花が望めるのでしょうか?
■チューリップ 球根が小さいときは?
球根植物の中では最もポピュラーで人気のあるチューリップ。
花色、形、最近は原種チューリップなどもあり多種多様です。
チューリップの花後に掘りあげた球根が、
小さい場合の対処法についてご紹介します。
1.球根の掘りあげ時期
球根の掘りあげは、開花が終わった5月〜6月中旬頃が適期です。
球根は大きければ大きいほど、花付きが良く見事な花を咲かせます。
しかし、小さい球根でも、全く開花が望めないわけではありません。
クルシアナ ペパーミントスティック(原種系)
2.球根が花が咲くかを見極めるには?
掘り上げた球根は、大、中、小とおおまかに整理します。
掘りあげた球根のうち、大きいもの、
中くらいのもの、小さいものを1つずつ縦に半分に切ります。
大きい球根の中にはしっかりと花芽ができているでしょう。
中くらいのものには、花芽ができているでしょうか?
小さいものには、花芽ができていないと思います。
ほかの同じくらいの大きさの球根も花芽がないはずです。
花芽がないものは、翌シーズンは開花しないので処分するか、
傷がなく形の良い球根を選んで養成させます。
花芽ができていたサイズと同じサイズの球根であれば、
しっかりと花を咲かせられます。
球根は大事に保管し育ててみましょう
3.球根を養成・肥大させる
チューリップの球根を大きく育てることは、けっこう難しいです。
そのため、花芽のない小さな球根ばかりができることも多いです。
しかし、掘りあげたけれど小さく開花が見込めない球根でも、
10月に植え付け、しっかりと育ててあげれば、
次の開花は見込めないものの、
その次の年には開花が見られるようになります。
3〜4月に開花、5月に掘りあげ、
同年10月に小さい球根を植え付け、
再来年の3月〜4月頃に開花する、
という1年おきのサイクルになります。
少し時間はかかりますが、掘りあげた小さなチューリプ球根も、
しっかりと消毒し、涼しい場所で管理して、
10月中旬頃、フカフカの土地に植え付けましょう。
そうすれば、球根も時間をかけて肥大し、
2年越しで立派な花を咲かせてくれます。
■参考
・チューリップが冬に発芽したら?
・チューリップ球根の植え方の基本|鉢植えで元気に栽培するコツ
・チューリップの育て方と球根の保存方法
・チューリップ 花が咲かない
・チューリップ 葉が枯れる
・秋蒔き 花の種
・秋の花木
・秋植えの花と球根
・チューリップの水栽培
・チューリップ発芽しない