袋栽培のダイコンは、現在直径3p
ダイコン(大根)を育てていて、だんだんと太っていくのを見ると、
とても嬉しく収穫が楽しみになりますね。
ところが、いつまでたっても太らないと、不安になります。
満足に太らないまま終わってしまうこともあります。
ダイコンがうまく太らないのには主に7つの理由があります。
■ダイコン 太らない
1.種まきが遅れた
特に秋播きで起きやすい現象です。
ダイコンを植え付ける場所の都合で、
種播きの時期が適期より遅れることがあります。
ダイコンの秋栽培において、種播きの遅れは、
その後の生育に大きな影響をおよぼします。
秋に種を播いた後、本格的に寒くなるまでに、
一定のところまで育っていないと、その後の生育が悪くなります。
ダイコンにはたくさんの品種があります。
種播きをする時は、必ず種袋に記載されている播き時を確認し、
それより遅れることのないように注意します。
初採りダイコン、葉っぱも根も美味しいです
2.窒素過多
ダイコンを育てていると、葉は大きく育って、数も多いのに、
根の部分が太っていないということがあります。
この場合は、肥料が多すぎるのが原因です。
ダイコンは本葉が5枚〜6枚くらいになった頃から、
定期的に液体肥料を与えたり、化成肥料を与えて追肥を行います。
この時、窒素分の多い肥料を与えていると、
葉ばかりが育ってしまい、根が育ちにくくなります。
品種によっては、少量の肥料で育つダイコンもあるので、
育てる予定の品種の特性を確認しておきましょう。
もちろん肥料切れをしても生育が悪くなりますが、
きちんと追肥をしているつもりでも、
合わない肥料を与えていると、生育が鈍ります。
与える肥料は、窒素・リン酸・カリが同等のものを選ぶようにします。
4.肥料不足
ダイコンは元肥と追肥の量とタイミングが大切です。
肥料は、特に葉が生長する時期に必要なものです。
元肥は地植えでは1uに完熟堆肥か化成肥料を150g施します。
プランターは、用土10リットルあたりに、
完熟堆肥か化成肥料を15g混ぜ込みます。
追肥は、間引きの度に忘れずに施します。
地植えで1uに50g前後、
プランターであれば10リットルに5gぐらいを株間に施し、
土寄せをしておきます。

株間は適切にとります
5.株間が狭い
株と株の間が狭いと、物理的に大きく育てなくなってしまいます。
発芽した後、何度か間引きを繰り返しますが、
最終的には15cm〜30cmの株間が必要になります。
必要な株間は、品種によって異なりますので、
種袋などをよく確認しておきましょう。
6.日照不足
ダイコンは日当たりの良い場所が大好きです。
日当たりが悪いと、葉の生長が悪くなり、
根もじゅうぶんに育つことができません。
7.収穫が早い
ダイコンが用土に顔を出したら、すぐに収穫したくなります。
しかし、ダイコンは生長期間の末期に根が太る野菜です。
ダイコンが土から顔を出し、葉が横に広がってきたら、
根の肥大が終わったサインです♪
大きく太いダイコンを収穫できます。
■参考
・大量のダイコン、収穫したダイコンを保存する方法