ハイビスカスの耐寒性は、品種によって様々です。
一般的な品種であれば、耐寒が5度程度です。

地域によって、最低温度が違うので、
同じベランダでもハイビスカスの過ごし方が変わります。

できれば冬の間は室内に取り込んだ方が、
寒さを防ぐことができるので安心ですが、
防寒対策をしてあげると、ベランダでも冬越しさせることができます。

また、植物は半年〜1年の間、同じ環境に置いて枯れなかった場合、
その場所の環境に慣れるという話があります。

つまり、一度ベランダで越冬できた株は、
次の冬も同じ方法で越冬ができるということです。

工夫してベランダで越冬させ、
翌年も美しい花を見られるように頑張りましょう。


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7年、ベランダで越冬しているハイビスカス、丈夫です


■ハイビスカス ベランダの冬越し

・枝を刈り込む
室内に取り込む時と同じように、ベランダで冬を越す場合も、
不要な枝、とくに小枝を刈り込みます。

枝を減らすことで、細い枝先が凍害を受けることが少なくなります。

また、気温が10度を下回ってくると、落葉を始めます。
中には落葉がうまくできず、萎れた葉が枝に残ることがあります。

そのままにしておくと、水分の残った葉が寒さに当たり傷んできます。
落葉ができなかった株は、手で葉を取り除いてあげると良いです。


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このぐらい刈り込みました


・風を防ぐ
同じ気温の場所に置いてあったとしても、
無風の場合と風が吹いている場合とで、体感温度は違います。

だいたい風速1m増すごとに、1度気温が下がると言われています。
また、冬場の冷たい強い風が吹き付けるような場所に置いておくと、
休眠した株が一気に枯れてしまいます。

ベランダは地上よりも風が吹きやすいことが多いため、
壁などで強い風が遮られる場所に置くようにすると安心です。

・水やりを適切に
同じベランダに置いた状態でも、ヒーターを入れて加温している状態と、
そうでない場合とでは、株の状態が違います。

ヒーターを入れていれば、葉を残した状態で越冬することもあり、
それ以外であれば、葉を落として休眠状態で越冬します。


当然、葉を残している方が土が乾きやすくなるので、
土の表面が乾いていたら水を与えるようにします。

葉を落とした状態のものも、
水を与えてからしばらくすると土が乾きます。

この時、休眠しているから水は不要だろう、
と水を与えないと、枯れてしまいます。

休眠している株であっても、土が乾いたら水を与え、
乾き気味に管理するようにすると翌シーズンの開花に期待が持てます。

このように休眠していない株も、している株も、
どちらも水を与える時には注意が必要です。

冬は夜に気温がぐっと下がり、
そのせいで湿った土が凍ることがあります。

冬の間は、水やりは一日のうちでも、
気温の比較的高い日中に与えるようにしましょう。

・断熱材を使う
鉢をコンクリートの床に直接置いていると、
冷えが伝ってしまい、とても冷えてしまいます。

コンクリートと鉢の間に、
発泡スチロールのような断熱素材やスノコを敷いておきましょう。
これだけでずいぶんと変わります。


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簡易温室の自作方法


・簡易温室を使う
発泡スチロールなど、寒さを遮る容器にハイビスカスを入れ、
上から寒冷紗や穴をあけたビニールなどをかけることで、
簡易の温室を作ることができます。

また、株の数が多い時や、他にも防寒したい植物がある時は、
ホームセンターで売られている、組み立て式の簡易温室が便利です。

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簡易温室 クリアーガーデンハウス(M)税込 2,138 円 C)グットライフショップ


秋や春先は、日中に温度が高くなりすぎることがあるので、
日中だけ少し隙間をあけて空気を通してあげると温度の調節ができます。

・ヒーターを使う
暖地や中間地ぐらいであれば、枝を刈り込んで落葉させ、
休眠状態にした株を断熱材で囲い冷えないようにするだけで、
ベランダで越冬することができます。

ただし、寒冷地や中間地でも、氷点下に下がることが多い地域などは、
それだけでは屋外での越冬は難しいです。

どうしてもベランダで冬越しさせたいという場合は、
ヒーターのついた簡易温室を使うことをおすすめします。

自動で気温を調節してくれるタイプのものであれば、なお安心です。

■参考
・ハイビスカス 咲かない理由と対策
・ハイビスカス 植え替え
・ハイビスカスの冬越し
・ハイビスカスの育て方
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