
ラッパスイセンは、一茎に一花が咲き香りが良いです、
地中海沿岸が原産だと言われます
■ラッパスイセン 栽培データ
英名・学名 Trumpet narcissus・Narcissus pseudo-narcissus
形態 多年草
原産地 地中海沿岸
草丈/樹高 20cm〜30cm
開花期 3月〜4月
花色 黄色、白、オレンジ、複色
栽培難易度(1〜5) 2
耐寒性 強い
耐暑性 普通(休眠)
特性・用途 耐寒性が強い、初心者向き
春の庭にぴったりです
■ラッパスイセンの育て方
・栽培環境
ラッパスイセンは、日当たりがよく、風通しの良い場所で育てます。
球根を入手して1年目は、半日陰程度の日照でも問題なく開花します。
ただし、日当たりが悪くなればなるほど、球根が太れなくなります。
毎年花を楽しみたい場合は、日当たりの良い場所で育てます。
・植え付け
ラッパスイセンの球根の植え付け時期は、10月〜11月です。
・地植え
地植えにするのであれば、植え付ける2週間ほど前に、
植え付ける場所をよく耕しておきます。
また、植え付ける場所の水はけが悪い場合は、
腐葉土や川砂などを混ぜておきます。
元肥として、緩効性の化成肥料を少量加えて混ぜます。
球根を植え付ける時は、株間を球根1つ分ずつ空け、
球根の2倍〜3倍の深さに植え付けるようにします。
・鉢植え
鉢植えの場合は、鉢底石を入れ、
その上から用土を鉢の8分目ほど入れます。
使用する土は、市販の培養土でじゅうぶんですが、
水はけが悪いときは、腐葉土などを入れて調整しましょう。
また、最近では球根専用の培養土なども市販されているので便利です。
元肥が、もし入っていない場合は、
地植えと同様に少量の緩効性化成肥料を加えてよく混ぜておきます。
鉢植えも球根1つ分くらいの株間をあけて植え付けます。
ただし、地植えよりも深さを確保しにくいので、
球根がちょうど隠れる程度か、少し首が出る程度の浅植えにします。
植え付けるラッパスイセンの球根の数は、
球根の大きさにもよりますが、6号鉢に3個〜5個です。
地植え、鉢植え、どちらも植え付けが終わったら、水をたっぷり与えます。
ラッパの長さも品種により変わります
・水やり
ラッパスイセンが発芽するまでは、
土の中では何も起こっていないように見えますが、
寒い間もゆっくりと根を伸ばし、生長しています。
地植えの場合は、降雨で過ごせることが多いですが、
雨の降らない日が続いたりして土が乾いている時は、
たっぷりと水を与えるようにします。
乾燥したままだと、土中の根が傷んでしまい、
開花せずに終わってしまうこともあります。
鉢植えの場合は、地植えよりも土の量が少なく、乾きやすい環境です。
土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりします。
ただし、土の表面が湿っている時には水やりを控えます。
土が湿っているのに水を与えてしまうと、
過湿の状態になって球根が腐ったり、根が傷んだりする原因になります。
必ず土が乾いているかチェックをして、
乾いていたら水を与えるようにしましょう。
表情豊か
・肥料
ラッパスイセンは、あまり肥料を必要としません。
発芽までは、最初に土と混ぜた元肥で十分です。
発芽したら、リン酸が多めの肥料を与えます。
少量の化成肥料か、規定通りに薄めた液体肥料を水やり代わりに与えます。
カリ分が多めの緩効性化成肥料を少量与えるか、
4月頃まで2週間〜3週間に1回、液体肥料を与えましょう。
・花後の管理
ラッパスイセンはの花が傷み始めてきたら、花ガラを摘みます。
花ガラを摘んでおかないと、種を作ろうとして球根のエネルギーが減り、
翌年に花をつけなくなることがあります。
また、花ガラ摘みの際には、必ず葉と茎はできるだけ残すようにします。
花後も、茎葉には光合成をするので、切らずに残しておきましょう。
・掘り上げ
初夏頃、だんだんと気温が上昇すると、葉が枯れてきます。
7月に入ったら、球根を掘り上げます。
掘り上げた球根は、土を落として、葉と根を丁寧に取り除き、
分球した球根を手で分けます。
球根を保管しています
2日〜3日の間、日陰で干して乾燥させ、
ネットなどに入れて冷暗所で保管します。
秋に、またラッパスイセンの球根を植えつけ花を楽しめます。
数年の間であれば、球根を植えたままの状態にすることもできます。
ただし、何年も植えたままだと、球根が増えて生育場所が狭くなり、
小さな球根ばかりになったり、花がつかなくなります。
地植えなら4年〜5年に1回、鉢植えなら2年〜3年に1回は、
球根を掘り上げて大小の球根を整理します。
ていねいに保管すると翌年も楽しめます
■病害虫
ラッパスセンには春先にアブラムシがつくことがあります。
アブラムシは植物の汁を吸い株を弱らせるだけでなく、病気を媒介します。
また、最初のうちは数が少ないですが、あっという間に繁殖し、
気付いたらアブラムシだらけになっていることは少なくありません。
とくに春先以降は、アブラムシがついていないか確認し、
発見したら、捕殺します。
専用の薬剤で防除するのも効果があります。
■参考
・スイセン(水仙)の育て方|翌年も花を咲かせる栽培方法
・スイセン 鉢植えの育て方
・スイセンの掘り上げ方
・スイセンの花つきが悪い理由
・スイセンを花壇へ植える方法
・スイセン球根の選び方
・スイセン 葉の色がおかしいのは?
・ニホンズイセンの育て方
>>スイセンの球根を各種見てみる
[水仙] ブログ村キーワード

