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クウシンサイ、夏に強い野菜です


■クウシンサイ 栽培データ

英名・学名 water morning glory・ipomoea aquatica
形態 多年草(一年草扱い)
原産地 東南アジア
草丈/樹高  30cm〜40cm
栽培難易度(1〜5)  2
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
特性・用途  耐暑性が強い、初心者向き、長期間収穫できる



■クウシンサイ プランターの育て方

・栽培環境

クウシンサイ(空芯菜)は、エンサイ、ヨウサイ、アサガオナ、
などと呼ばれる暑さに強い野菜です。

葉菜類が少なくなる夏の間に、旺盛に伸びるので、
何度も収穫することができます。

クウシンサイはとにかく光と水を欲しがります。
日本の夏の暑さも物ともせずに育ちます。

しかし日照不足になると生育が鈍ったり、軟弱に育って、
病害虫にかかりやすくなったりしてしまうので注意しましょう。
乾燥にも弱いので、水切れしないようにします。

・プランター
標準プランターでも栽培が可能ですが、
土の容量が多い方が水切れしにくいので、
深型のプランターを使うのもおすすめです。

65cmの長さの標準プランターで2条植えをした場合、
8株〜10株ほどの栽培が可能になります。

・種まき
クウシンサイは生育温度や発芽温度が高いため、
十分に気温が上がってから種をまくようにします。

だいたい5月〜7月が種まきの適期です。
クウシンサイの種の皮は硬いので、
種まきの前日に水に浸しておくと発芽しやすいです。

プランターに、底が隠れる程度の鉢底石を入れたら、
平らにならし、その上から培養土を入れます。

培養土は市販されている野菜用の培養土で十分です。
プランターの縁から2cm〜3cmほど下まで培養土を入れ、
平らにならしておきます。

次に播き穴を作ります。
条間10cm、株間13cmほどになるように、
ペットボトルのフタなどを使って1cmの深さに播き穴を作ります。

作った穴に、種を4粒〜5粒重ならないように置きます。
種の上から土をかぶせ、軽く手で叩いておきます。

種播きが終わったら、上からたっぷりと水を与えておきましょう。

・間引き
本葉が3枚〜4枚になる頃までに、
1か所に2株残るように間引きをします。

間引く時は、生育の良いものを残し、
傷がついていたり状態の悪いものを間引くようにします。

・水やり
クウシンサイは乾燥に弱く、水切れを起こすと、
葉や茎が硬くなったり、枯れてしますことがあります。

種の皮も硬いため、発芽するまでは乾燥させないように注意します。
ただし、常に水に浸かった状態にしていると、
種が腐ってしまうことがあります。
発芽するまでは、あくまでも乾かない程度に水の管理をします。

発芽した後も、土は乾燥しないように注意します。
草丈が10cm〜15cmほどになり、株がしっかりしてくるまでは、

水浸しにしてしまうと、逆に生育が悪くなることがあるので、
土が乾かないようにだけ配慮してください。

株がしっかりしてくる頃になると、気温も上がってきて、
生育スピードも速くなってきます。

気温が上がると、クウシンサイの水の吸い上げが強く、
日々、生長していくため、水切れには注意します。

水切れさせないために、田んぼのように、
土の上に水を1cmほど張った状態で育てる方法もあります。


ただし、水が傷んでしまうとよくありません。
水を張って育てる場合は、できるだけ毎日水を替えます。

水を張らずに育てる場合は、土が乾燥しないように、
朝と夕方に毎日水を与えるようにします。

あるいは、プランターの受け皿に水を溜めておくと、
日中に水切れを起こす心配が減ります。

ただし、この場合も水が傷まないよう、
受け皿の水は毎日交換します。

乾燥を防ぐために、土の上にマルチとして、
敷きわらをしておくのも効果があります。

・肥料
草丈が10cm〜15cmほどになったら、追肥を開始します。
クウシンサイは長期間にわたって収穫することができるため、
肥料切れさせないようにする必要があります。

追肥を開始した後は、忘れないように定期的に追肥しましょう。
化成肥料を与える場合は、
20日に1回くらいのペースで、プランターにつき20g程度与えます。

液体肥料を与える場合は、
1週間に1回、規定通りに薄めたものを水の代わりに与えます。

追肥をして上手に育てれば、
環境によっては11月頃まで収穫が可能になります。

さらに収穫して切ったところから脇芽が伸び、
そこを収穫した後からまた脇芽が伸びるというように、
どんどん枝数が増えていきます。

肥料は気まぐれに強いものを与えるより、
定期的に同量を与える方が効果的です。


長く、たくさん収穫するために、肥料を欠かさないようにします。


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空芯菜炒め、栄養満点!


・収穫
草丈が30cmほどになったら収穫が可能です。
上から葉3枚分くらいを切るようにします。

切る場所が、分からない場合は、
株元10cmほどを残して、思い切って収穫してしまいます。

何度か収穫を繰り返していると、
脇芽がどんどん増えて株が大きく育ってきます。

株が大きくなると、株間が狭くなっていき、
風通しが悪くなってしまうことがあります。

そんな時は、間引きの要領で株を根ごと引き抜いて収穫し、
株間を広げるようにします。

株間が広いと、風通しがよくなり病害虫が防げるだけでなく、
根を張るスペースもできるため、さらに生育が旺盛になります。


株を引き抜いた後は、穴があいてしまうので、
新しい培養土を入れて穴を埋めるようにしましょう。

秋になり、寒くなってくると、黄色く変色して枯れてきます。
これは病気や肥料切れではなく、寒さにあたり枯れる予兆です。

クウシンサイは冬を越せる耐寒性を持っていないため、
作物としては一年草として扱われています。


■病害虫

目立った病気はありませんが、
バッタやカメムシなどの害虫による食害を受けることがあります。

クウシンサイは葉や茎を食用とするため、
食害を受けてしまうと食べられる部分が減ってしまいます。

幸い、どちらも比較的大きい害虫ですので、
防虫ネットをかぶせておくだけでもかなり効果があります。

株がまだ弱いうちには、アブラムシもつくことがあるため、
種播きをした後に、防虫ネットや不織布で、
プランター全体を覆うようにしておくといいでしょう。

>>クウシンサイの育て方(地植え)
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