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キャベツ、プランターでもじゅうぶん育ちます


■キャベツ 栽培データ

英名・学名 cabbage・brassica oleracea L. var. capitata
形態 多年草(一年草扱い)
原産地 地中海沿岸
草丈/樹高  40cm〜50cm
栽培難易度(1〜5)  2
耐寒性 普通
耐暑性 普通
特性・用途  初心者〜中級者向き



■キャベツ プランターの育て方

・栽培環境
キャベツには、
・春に植えて夏前に収穫
・夏に植えて秋遅くに収穫
・秋に植えて翌春に収穫

の3つのパターンがあります。

いずれのパターンで育てる場合でも、基本的な育て方は同じです。
生育初期に生えてくる外葉を大きく育てることが、
キャベツの葉数を増やして玉をしっかりさせるコツですので、
日当たりの良い場所で育てるようにします。

キャベツはアブラナ科の仲間です。
アブラナ科は連作障害が出ることがあるので、
数年の間はアブラナ科の植物を育てていない土を使用します。

プランターの場合は、
新しい市販の培養土を使うと間違いがありません。

・品種の選び方
3つの作型それぞれに合った品種を選ぶようにします。
植え付けの時期に合わない品種を植え付けると、

収穫できるはずの頃に結球していなかったり、
トウ立ちしてしまったりするので注意しましょう。

春植えは、トウ立ちしやすいので、トウ立ちが遅い品種を選びます。
夏植えは、収穫までの期間が短いため、極早生や早生の品種が適します。
秋植えは、寒さに強い、裂球しにくい品種を選ぶと良いです。



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キャベツの苗 C)てしまの苗屋 ←いつもこちらで購入します


・植え付け
キャベツは種からも育てられますが、
育苗している間の管理が意外と大変です。

虫に狙われやすい上に、
暑い時期だと水の管理も少し難しいことがあります。

そのため、初心者の方は苗を購入して植え付けるのが安心です。
ホームセンターや園芸店などに行けば、
1ポットからキャベツ苗の購入が可能です。

苗を植え付ける適期は、それぞれの作型によって違います。
・春植えのは、4月に植え付けて6月の収穫を目指します。
・夏植えのは、8月〜9月に植え付けて10月〜11月の収穫を目指します。
・秋植えのは、10月〜11月に植え付けて、翌春の収穫を目指します。


プランターは、深さが25cm以上あると根が張りやすいです。
キャベツは、収穫する玉の大きさよりも、
外葉が大きくなるため、生育スペースを必要とします。


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地植えのキャベツ、外葉が大きくなります


地植えと違い、根が育つスペースに制限があるプランターでは、
同じ品種を同じ株間で育てても小さくなりがちです。 

野菜用の深型プランターで、長さが65cmのタイプであれば、
2株〜3株植え付けることが可能です。

できるだけ大きく育てたい場合は2株が良く、
小ぶりでも数を収穫したい時は3株植え付けるようにします。

用意したプランターの底には、
水はけがよくなるように、必ず鉢底石を入れておきます。

その上から、ウォータースペース(縁から3pくらい)、
をとって野菜用か園芸用培養土を入れます。
用土を自作するのなら、小玉赤玉土7対腐葉土3に、
規定の団交性肥料を混ぜたものでも良いです。

土の表面を平らにならしたら、
苗を植え付ける場所にポットを置いて様子を見ます。

株間はだいたい35cm〜40cmほしいところですが、
ミニキャベツや小ぶりなキャベツにする場合は、
20cm〜25cmほどでもだいじょうぶです。

ポット苗を仮置きした場所に、
スコップを使って植え穴をあけます。

苗は深植えにしないように注意し、
双葉(子葉)が埋まらないように注意します。

苗の植え付けが終わったら、
プランターの底穴から水が出てくるまでたっぷり水やりします。

防虫ネットを張る場合は、植え付けがおわったら、
すぐに張っておくようにしましょう。

・水やり
苗を植え付けてから1週間〜2週間ほどは、
あまり土が乾かないように注意します。

その後は、根も張って苗が落ち着いてくるので、
土の表面が乾いていたら、たっぷりと水を与えるようにします。

育てている時期によって、土の乾き方が違ってくるので、
必ず土の状態を確認してから水を与えるようにします。

特に、まだ土が湿気ているのに無理に毎日水を与えていると、
根腐れを起こしてしまうことがあるので注意しましょう。


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肥料が足らないと結球できないことがあります


・肥料
植え付けから3週間ほど経ったら、追肥を始めます。
それまでは、元肥が効いているはずですので、
追肥の必要はありません。

追肥で与える肥料は、粒タイプの化成肥料が使いやすいでしょう。
窒素・リン酸・カリが同等に含まれているものを選びます。

肥料選びに迷ったら、キャベツ専用の肥料も出ているので、
そちらを選ぶと便利です。

ただし、今後も各種植物の栽培を続けるのなら、
自分で肥料を選び、量を決めて与えるほうが勉強になります。 


肥料を与える時は、株元近くに与えると、肥料焼けの原因となるため、少し離れた場所にぱらぱらとまき、軽く土と混ぜ合わせておきます。

1回目の追肥の後は、3週間ごとに追肥を行います。
肥料が少なく、思うように葉が生長できないと、
結球できずに終わってしまうことがあるので、 
定期的に忘れないように肥料を与えましょう。

キャベツは意外と肥料食いで、肥料が切れると、
葉の生育が鈍ったり、葉の色が悪くなることがあります。

追肥をしているのに葉の色が悪くなった場合は、
規定通りに薄めた液体肥料を与えて様子をみましょう。

・葉の掃除

栽培後半に入る頃になると、
最初に生えていた下葉が枯れてくることがあります。

不要の葉は、そのままにしておくと傷んで病気に原因になるので、
こまめに取り除くようにしましょう。

葉を取り除いた後、株元がぐらつくようであれば、
新しい土を株元に足して土寄せをしておきましょう。


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株元は、いつも清潔にします


・収穫
キャベツの玉の上から手の平で押してみて、
数枚分の葉が凹むだけになったら収穫できます。

収穫が早いと巻きが甘く、遅いと玉が割れてしまうので、
収穫が近くなってきたら注意して観察するようにします。

収穫する時は、下葉を4枚〜5枚残して、
包丁やナイフなどを隙間に入れて切り取ります。

■病害虫

キャベツはとても害虫に狙われやすく、アブラムシ・
ヨトウムシ・蝶や蛾の幼虫などが、よくつきます。

特に春から初冬までは、虫も活発ですので注意が必要です。
害虫は、ついてから駆除するのは難しいこともありますし、
生長点を食われてしまってはその後の生育に大きく影響します。

できれば苗を植え付けた後、すぐに防虫ネットを張って、
害虫をシャットアウトすることをおすすめします。

>>キャベツの栽培|秋まきは初心者も育てやすく大収穫!
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