
「赤玉土」は、関東ローム層(あかつち)のことです。
赤玉土が園芸用土として普及したのは、
今から約30年ぐらい前に「さつきブーム」が起こり、
全国に広まったと言われます。
比較的安価なことと、排水性に優れれていることから、
多くの愛好家が利用してきました。
赤玉土は一般的に小粒、中粒、大粒と、
大別されて販売されています。
根や植物の大きさに応じて、
使い分けるようにすると良いです。
◎長所
メーカー製の赤玉土は無菌で、
いつでも同じ大きさで同じ性質を持つものを、
手に入れることができます。
また、養分を含んでいないので、
利用者が肥料の増減をコントロールすることができます。
さらに値段が安価です。
◎短所
天日干しで作られているので、
長期間使用すると崩れて目詰まりしやすくなります。
このため、鹿沼土や腐葉土と組み合わせて目詰まりを防止します。
また、酸化しやすい用土なので、
ヨーロッパ、アフリカ原産の植物には不向きです。
■参考
ガーデニングに用いる植物は、ほとんどが培養土で育てられます。
しかし、調整するときに、いろいろな土を適宜、使うと良いです。
コンテナーなどで、植物が育たないのは、土が古い、
水遣りのタイミングと量が不適切、肥料のあげすぎ、が考えられます。
この赤玉土が威力を発揮してくれるのが、挿し芽、挿し木のときです。
私の経験上では、ほぼ9割が赤玉土で、発根してくれます。
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