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円覚寺のアジサイ


アジサイ(紫陽花、英名・学名:Hydrangea)は、
梅雨時の代表的な花とされます。


■品種

アジサイは、日本古来の植物です。
日本には15種、海外に10種自生しているとのことですが、
大きく下記の4系統に分けられます。
品種を知っておくと育てる時に役立ちます。


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ガクアジサイ

1.ガクアジサイ
伊豆地方のガクアジサイの園芸品種で、
耐寒性・耐暑性が強く日当たりを好み大きく育ちます。



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ハイドランジア

2.ハイドランジア(セイヨウアジサイ)
日本のアジサイが江戸時代にヨーロッパに伝わり品種改良され、
逆輸入されたもので、大輪で豪華な花です。
寒さがやや苦手で、寒い地域では鉢植えで楽しみます。



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ベニガクヤマアジサイ

3.ヤマアジサイ
日本に自生している日陰を好む小型のアジサイです。
鉢植え、庭植えとどちらでも楽しめます。



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アナベル

4.北アメリカ原産種
アナベル、カシワバアジサイ、ノリウツギなど、
大きな花や装飾花が多いものです。
自生地が日本のアジサイもあります。


■アジサイの育て方 栽培方法

・苗木選び
3月頃から園芸店などで購入することができます。
葉が大きくツヤがあり枝がしっかりして安定感のある、
病害虫のないものを選びます。

セイヨウアジサイはやや耐寒性が少ないので、
育てる環境に合わせて園芸品種を選ぶと安心です。

・植え場所
半日陰で水はけがよく湿度を保て、
肥えた土地が適しています。

直射日光、西日があたる場所は、
乾燥も激しいのでなるべく避けます。
冬に北風にさらされる場所も避けましょう。

・植え付け
時期は落葉が始まる11月ごろ、
落葉が終わり、芽が動き出す3月が適しています。

植え穴に、腐葉土と堆肥を鋤き込み、
穴を苗よりやや大きく掘り、
根鉢は崩さないように植えます。
寒冷地は、3〜4月頃に行うのが良いでしょう。


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人気のダンスパーティー


・水やり
アジサイは、水を好み乾燥を嫌いますが、
庭植えでは、雨だけで生長できます。

あまりにも乾燥し過ぎているときは、
樹の根元にたっぷりと水やりします。

日当たりがよく乾燥しやすい場所では、
マルチングをすると根が傷みません。


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花後に花から2節ほど下の赤い線のところでカットします、
青いところに芽が出てきます


◎花後の剪定
7月下旬〜8月下旬に花が咲き終わったあとすぐに、
花から2節ほど下で剪定します。 


花は咲き終わっても散らないので、
装飾花が裏返ってきたら花の終わりですから、
株を傷めないように、早めに切ってあげましょう。
 
8月以降に剪定を行うと、花芽を準備している箇所を切ってしまうので、
翌年、花が咲かなくなってしまいます。 


また短く切りすぎると次の年に花が咲かなくなります。
私も、アジサイを強く剪定して、
花を咲かせられなかったことがあります。

・アジサイの剪定のいちばん良い方法は?
花が咲いたらすぐ剪定することです。
花が咲いたら花から2節下の脇芽のすぐ上で切ります。
花は生け花として楽しむ……これが一番確実な方法です。

花壇や鉢などで、開花中のアジサイを剪定したくないときは、
花が少ししおれてきたら、すぐに切ってしまいましょう。
こうすると、夏から秋にかけて伸びた枝の先端に、
かなり高い確率で花芽ができ多くの花が咲きます。

・アジサイをコンパクトに仕立てたい場合には?
秋に花芽が肉眼で確認できてから、
そのすぐ上あたりで剪定しましょう。

翌年の花を望まずに、樹形を整えたい場合には、
丈の3分の1程度まで刈り込むのが良いです。 

どうしても花が見たいときには樹の半分を強剪定します。


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アジサイの花芽


◎冬の剪定
休眠期に枝を透かすように剪定します。
株元の風通しを良くし病気を防ぎます。
枯れ枝などもきれいに取り去ってあげましょう。
冬の剪定は枝が混み合っていなければ不要です。

・施肥
真夏はごく控えめに、春から秋まで2ヶ月に1回、
緩効性肥料を根周りに軽く鋤き込みます。

夏の終わりから初秋には、
速効性の化成肥料か液体肥料を与えて生長を促します。

・挿し木
アジサイは、挿し木で、容易に増やすことができます。
6月上旬頃、花の付いていない枝の先端を15cmくらいに切り取り、
清潔な単一用土(赤玉土など)を入れた鉢などに挿します。

アジサイの挿し木から、1ヶ月くらいで根がでてきますが、
それまでは直射日光はできるだけ避け、
半日陰の場所に置くようにします。
・アジサイの挿し木(挿し芽)の方法 画像つき

・病虫害
アブラムシ、ハダニ、コウモリガ、炭疽病、うどんこ病、さび病、
といった病虫害に気をつけます。

生育期となる春〜秋頃までにかけては、予防対策を行いましょう。
休眠期を迎える冬は、特に注意する病害虫はありません。


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カシワバアジサイ


■注意事項
アジサイには毒性があり、
ウシ、ヤギなど草食動物、犬、猫、人などが摂食すると、
中毒を起こしますので、注意してください。


■アジサイ(紫陽花)の育て方 データ

・植える時期 挿し芽で6月ころ
・土/種類名 園芸培養土、あるいは赤玉土中粒5:鹿沼土3:腐葉土2
*庭土を3割程度入れてもかまいません
・肥料 地植え:化成、元肥
    鉢植え:化成、元肥
・追肥時期 生育期に月に1度、薄めの液体肥料を
・水やり  表面が乾いたらたっぷり
・植え替え 花後、11月


■参考
・アジサイの苗や株の選び方|栽培を始めるかたに
・アジサイの鉢植えを地植えにするコツ!
・アジサイ(紫陽花)に花が咲かない理由は?
・アジサイの花の色
・ツルアジサイの育て方
・フェアリーアイの育て方
・アナベル(山アジサイ)の育て方
・アナベル(山アジサイ)の挿し木方法
・エンドレスサマー 二季咲きアジサイの育て方
・ダンスパーティーの育て方
・アジサイの育て方|鉢植え

>>アジサイの苗を見てみる
*母の日を過ぎると、お値段が下がってきます。

(2013.06.30改訂)
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