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モロヘイヤで夏バテ知らず


■モロヘイヤ 栽培データ

英名・学名 nalta jute・corchorus olitorius L.
形態 一年草
原産地 インド、中東アフリカ
草丈/樹高  100cm〜200cm
開花期 10月〜11月
花色 黄色
栽培難易度(1〜5)  2
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
特性・用途  耐暑性が強い、初心者向き



■モロヘイヤ 地植えの育て方

・栽培環境
モロヘイヤは暑さに強く、寒さに弱い性質があります。
生育温度も発芽温度も高いため、
十分に気温が上がってから育て始めましょう。

生育が旺盛なので、葉や枝が茂りすぎて込み合うと、
蒸れて病気になることがあります。

間引きをかねて収穫をし、
風通しを良くするように心がけましょう。


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モロヘイヤは種で育てやすいです


・種まき
モロヘイヤは種からでも育てることができます。
ホームセンターなどで苗が並んでいることもありますが、
種を購入して育てた方が確実でしょう。

直播きも可能ですが、発芽と生育に25度以上が必要となるため、
加温して育苗し、しっかり育った苗を植え付けるのがおすすめです。

モロヘイヤの種まき適期は4月〜5月です。
6月頃までは種まきが可能ですが、
種まきが遅くなった分、収穫の出足が遅くなります。

種まき前日に、種を一晩水につけておくと発芽率がよくなります。
3号サイズのポットに培養土を入れ、
1cmほど感覚をあけて3粒〜5粒の種を置きます。

モロヘイヤはの種が隠れる程度に土がかぶせ、
種が流れないようにそっと水を与えます。
発芽するまでは土の表面が乾かないように管理します。

また、気温が十分に上がっていない場合は、
トロ箱にビニールをかけた簡易のビニールハウスの中で育てたり、
ホットキャップなどをかぶせて加温するようにしましょう。


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自作の加温器でもじゅうぶんです


・間引き
気温や水分に問題がなければ、
種まきから1週間もすれば芽が出そろいます。

複数の種をまいているので、
当然のことながら芽も複数出ることがあります。

まずは芽が出そろった時、生育の悪いものを間引きます。
その後、本葉が3枚〜4枚になる頃にまた間引きをして、
1ポットに1株が残るようにします。

間引く時に、根が絡んで残す分も抜けそうになることがあります。
その場合は、無理に引き抜こうとせず、
間引く分の芽を地際で切ってしまいます。

根を残しても、地際で切ってしまえば、
それ以上伸びることはありません。

・土作り
モロヘイヤは定植の2週間ほど前までには、
苗を植え付ける場所の土を作ります。

植え付ける場所を30cm以上の深さに、
しっかりと耕しておきます。

モロヘイヤは、水はけの良い土を好むので、
水はけが悪い場合は、調整しておくようにしましょう。


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畝のたて方


堆肥や腐葉土、苦土石灰を土と混ぜて、
10cm〜15cm程度の畝をたてておきます。

複数の株を植える場合は、
畝幅80cm〜100cm株間を40cm〜50cm、
とることを考えて、畝の長さを決めるようにします。

畝に黒マルチをしておくと、地温を上げる効果がある上、
雨や水やりでの泥跳ね防止になるのでおすすめです。

・定植
モロヘイヤの本葉が5枚〜6枚くらいになったら、定植の適期です。
まずは根鉢が崩れないよう、ポット苗に水を与えておきましょう。
次に植え付ける場所に、ポットのまま苗を仮置きします。


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畝に穴をあけ水を入れて染み込ませる


畝に根鉢がすっぽり入る程度の穴をスコップであけ、
そこに水を入れて染み込ませます。

水が引いたら、根鉢が崩れないようにポットをはずし、
植え穴に入れて周囲の土を軽く寄せて植え付けます。


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根鉢をやや高めに植え付ける


この時、深植えにせず、ほんの少し高めに植え付けます。
すべての苗を植え付けたら、最後に水をたっぷりと与えます。

・水やり
モロヘイヤの苗を植え付けてから2週間ほどは、
あまり乾燥させないように注意します。

その後は、降雨だけでも育ちますが、
水切れ直前まで乾燥させると、葉が硬くなり食味が悪くなるため、
土が乾いているなと感じたら、水を与えるようにします。

特に、梅雨が明けて夏本番になると、
気温も上がって日差しも強くなる上に、モロヘイヤの生育がたいへん旺盛になっていきます。

ただでさえ乾燥しやすい環境になる上、
モロヘイヤ自身が水を吸い上げる量も多くなるため、
夏は水切れしないように注意しましょう。

土の状態を毎日チェックし、乾いていたら水を与えるようにします。

・肥料
モロヘイヤの苗を植え付けてから、
2週間〜3週間ほど経ったら、追肥を開始します。
追肥は化成肥料を株元にぱらぱらとまいておくようにします。

その後は2週間〜3週間ごとに様子を見ながら追肥を繰り返します。
肥料切れを起こすと、葉が硬くなったり、生育が鈍るため、
忘れずに定期的に肥料を与えるようにしましょう。

・摘芯
モロヘイヤは放っておくと、2メートルほどの高さになります。
背を高くすると、管理が大変になる上、
側枝があまり出ずに収量が減ってしまいます。

40cm〜50cmほどの高さになったら、
生長点を摘んで摘芯をし、側枝(脇芽)の発生を促しましょう。

・収穫
側枝が育ってきたら、収穫開始です。
先端から15cmほどの長さを収穫します。

モロヘイヤの葉は新しい方が柔らかく、
長く枝に残っているものほど硬くなります。

古い葉は繊維が硬く、口当りが悪くなっているので、
できるだけ新しい葉を収穫するようにしましょう。


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初秋には、モロヘイヤの花が咲きます


・花が咲いたら
涼しくなってくると、花が咲くようになります。
花が咲いてしまうと、葉が硬くなってしまいます。

できるだけ長く収穫したい場合は、
花芽がついたらその都度摘んでおきましょう。

そのまま花を咲かせた後は、サヤができてその中に種ができます。
この種は毒性があるので、絶対に口にしないようにしましょう。

■病害虫
葉や枝が茂って込み合ってくると、風通しが悪くなるため、
カビが生えてしまうことがあります。

収穫が終わった後の枝で、不要な枝は、
根本から切って間引いておくと、風通しの良い状態を保てます。

また、高温乾燥の環境を好むダニ類が発生することもあります。
時々、葉の表面や裏に霧吹きなどで水を与えておくと、
湿度が高くなってダニ類を予防することができます。

モロヘイヤは主に葉を収穫するため、ガなどの幼虫には要注意です。
食害されている箇所や、糞を見つけたら、どこかに本体がいるはずです。

本体である幼虫を見つけたら、その場で捕殺するようにしましょう。

■参考
・モロヘイヤ プランターの育て方
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