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ニオイバンマツリは、花色の変化と香りが楽しめます


ニオイバンマツリ(アメリカジャスミン)は、
ナス科ブルンフェルシア属の半耐寒性常緑低木です。

ニオイバンマツリは、ブラジル南部原産で、
春から初夏に芳香のある花を付けます。

初夏から夏にかけて花を咲かせますが、
咲き始めは紫色をしていて、だんだん白くなっていきます。

そのため、紫から白のグラデーションの花色を、
1本の株で楽しむことができます。

最近、とても人気がある花木で、
鉢植えなどのコンパクトな大きさでも楽しめます。


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花やつぼみの形も面白いです


■ニオイバンマツリの育て方

・栽培環境
太陽の光をとても好みますが、
真夏の直射日光が少し苦手ですので、
真夏は半日陰、真夏以外は、
日当たりの良い場所で育てるのが基本です。 


少々日当たりの悪い場所でも、枯れることはありませんが、
花付きが少し悪くなりますので、
できるだけ日光の射す場所を選びましょう。

・植え付け・植え替え
植え付け、植え替え、いずれも3月〜4月の春が適期です。

用土は水はけの良い物を選びます。
小粒の赤玉土7と腐葉土3を混ぜたものや、
市販の園芸培養土でも問題ありません。

耐寒性は多少ありますが、冬に室内管理をしたり、
真夏に半日陰に移動させたりしたいのであれば、
鉢植えがお勧めです。

5月頃から開花した鉢物が園芸店などで並びます。

それを購入した場合は、花後に鉢の底から根が出ていれば、
根詰まり気味ですので、根鉢を崩さないように注意し、
二回りほど大きな鉢に、植え替えます。


鉢植えの場合は、毎年植え替える必要はないですが、
鉢底から根が見える状態になったら、
適期に二回りほど大きい鉢に植え替えるようにします。

・水やり
鉢植えの場合、生育期である4月〜9月までは、
土の表面が乾いたら、鉢の底から水がしみ出てくるまで、
しっかりと水を与えます。

特に開花期と真夏は乾きやすいですので、
朝に水をやっても、夕方に土が乾いたら水やりします。

また、鉢皿の水はそのままにしないようにします。
鉢皿に溜まった水をそのままにすると、
土が湿気た状態が続き、蒸れてしまったり、
根を傷めたりしますので、捨てるようにしましょう。

冬はあまり水分を必要としないので、
土の表面が乾燥してから2日〜3日待ってから与えます。

室内で管理していると、暖房などの風で、
水の蒸散が早まることがあります。

その場合は、土の表面が乾いてから1日待つ程度で、
水をたっぷり与えるようにします。

地植えの場合は、あまり水やりの必要はありません。
何日も晴れの日が続き、土が乾燥している場合は、
水をたっぷり与えます。


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耐寒性が低いと言われますが、都内なら越冬できます


・耐寒性
半耐寒性とされていますが、多少の耐寒性はあります。
5℃を下回ると、紅葉して葉が落ちますが、
霜に当てないように管理すれば、翌春にはまた芽吹きます。
実際、都心でも、地植えや鉢植えで屋外で越冬できています。

室内で管理する場合は、日当たりの良い窓辺などに置きます。
土が乾燥したら水を与える程度の管理で十分です。

ただし、室温が20℃以上になると、花芽が動きだして、
花が咲いてしまうことがあります。

冬に花が咲いてしまうと、本来の花期である、
初夏に花が少なくなってしまいます。

一度花芽が動きだしてしまうと、開花は止められません。
室温が10℃前後の場所で管理しましょう。


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花色が少しずつ変わって、最後に真っ白になります


・施肥
あまり肥料を必要としません。
3月〜9月に2ヶ月に1回のペースで緩効性の肥料を与えます。
9月以降は、肥料を切ると、花つきが良くなります。 


緩効性肥料には持続期間がそれぞれ決まっていますので、
効果が1ヶ月〜2ヶ月で切れるものを使うようにしましょう。

・剪定
花が咲いた後、夏までに切るようにしましょう。
それ以降に切ってしまうと、花芽ごと切り落とすことになり、
翌年の花が少なくなったり、花が見られないこともあります。

まずは細い枝を根元から切ります。
それから短い枝と長い枝があれば、
短い方の枝に合わせて長い枝を切ります。

ニオイバンマツリは剪定をしないと、
樹形が乱れやすい性質の花木ですので、
毎年樹形を見ながら剪定を行うようにしましょう。

強剪定すれば、コンパクトなまま楽しめます。

・増やし方
挿し木で増やすことができます。
花が終わった後に伸びた枝を挿し穂に使います。

挿し穂は10cmほどの長さに切り、
下から三分の一ほど葉を落とします。

切り口を再度斜めに切り、
水を入れた瓶に1時間〜2時間ほど挿して水上げをします。


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水上げしています


平鉢など容器に、清潔な赤玉土やバーミキュライトの、
単一の用土を入れて十分に湿らせ、
水上げした挿し穂を優しく挿します。

発根するまでは明るい日陰で、
用土が乾燥しないように管理します。
>>挿し木(挿し芽)の方法 画像つき

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挿し木後、1か月で開花しています


■病害虫

カイガラムシやハダニが発生することがあります。
カイガラムシが発生した場合は、
粘着テープで取り除いたりして捕殺します。

ハダニは高温乾燥の環境で発生することが多いですので、
葉の裏に葉水を与えたりして予防します。
また、発生した場合には専用の薬剤を使用して駆除します。

■参考
・ニオイバンマツリ 花が咲かない
◎ニオイバンマツリ 剪定は? ←剪定詳細はこちら
・ニオイバンマツリ 冬越し
・ニオイバンマツリ 挿し木(挿し芽)の方法 画像つき
・ジャスミン類の育て方 栽培方法 繁殖力が強く庭にも最適
・ハゴロモジャスミンの挿し木
・ハゴロモジャスミンが咲かない理由
・ハゴロモジャスミンの剪定方法
・マダガスカルジャスミンの育て方
・マダガスカルジャスミンの剪定
・マダガスカルジャスミンの挿し木
・ホワイトプリンセスの育て方
・マツリカ(茉莉花)の育て方
・ニオイバンマツリ 花が咲かない

>>ニオイバンマツリの苗を見てみる

(2014.05.02改訂)
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