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空の青さとぴったりです(愛媛県宇和島市)


ブーゲンビリア (Bougainvilleae) は、
オシロイバナ科の熱帯性の低木で、
日本ではイカダカズラと呼ばれます。

鮮やかなピンク色の花が目を引く、つる性の植物です。
花びらのように見えるピンク色の部分は苞と呼ばれる葉の一部で、
本来の花はその中にある小さな白っぽい部分です。

苞の色もピンク、白、赤、紫、オレンジなどがあり、
豪華な八重咲きの品種もあります。

ブーゲンビリアは、育てるのが難しい花木と思われがちですが、
ちょっとした気遣いで、10年以上も育ちます。
ブーゲンビリアの育て方をご紹介して行きましょう。 


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白いブーゲンビリアも華麗(南アフリカ)


■ブーゲンビリア 育て方

・栽培環境
ブーゲンビリアは日光がとても好きです。
日当たりの良い場所で育てましょう。

日当たりの悪い場所で育てると、
元気がなくなり花付きが悪くなってしまいます。

また、少し厳しい環境で育てた方が花付きがよくなる性質があります。
花壇植えにする場合は、壁や柵のすぐ傍など、
鉢植えの場合は少し小さめの鉢を選び、
根の生育範囲を制限するように植えつけます。


さらに乾燥気味に管理することも、花付きをよくするポイントです。
ブーゲンビリアは環境の変化に敏感な植物です。

鉢植えをお店で買って家で育て始めると、
それだけで咲いている花や蕾を落とします。

けれど、環境に慣れさえすればそれもおさまってきますので、
いきなり花が落ちたからといって気に病むことはありません。


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オレンジ色も人気です(サイパン) 


・植え付けと植え替え
植え替えや植えつけをする際は、
気温が20℃以上ある時期にしましょう。
4〜5月が適期とされています。

また、花が咲いている時期、花芽がつている時期も避けます。
気温が低い時期や、花芽がついている時期に、
根の周りの土を動かすと、根を傷める原因となります。

気温が低いと回復に時間がかかる上に、
下手をすると枯れてしまうことがあります。

花芽がついている時期だと、
せっかくの花芽を落とすことになりますので、
植え付けと植え替えはできる限り避けましょう。

根の生育は遅くはありませんが、
毎年植え替えをしてしまうと、
根の回復に時間をとられて花つきが悪くなります。

根の生育を制限することで、花付きもよくなりますので、
植え替えは2〜3年に一度にとどめます。


植え替えは、一般に一回り大きい鉢にしますが、
株を大きくしたくないなら、根を三分の一ほど切り、
同じ大きさの鉢に植え替えます。

用土は水はけがよいものを選びます。
小粒の赤玉土7と腐葉土3をよく混ぜたものや、
市販の培養土にバーミキュライトを混ぜたものでも良いでしょう。

鉢のサイズが6号を超える場合は、
中粒の赤玉土5と腐葉土3と軽石2を混ぜたものを使います。

また、最近ではブーゲンビリア専用土も販売されていますので、
初心者のかたはそちらを使うと失敗が少なくて済みます。


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こんな家に住んでみたいですね(クロアチア)


・水やり
土が乾いたら、鉢底から水がしみでてくるまで、
しっかりとじゅうぶんに水を与えます。

土の表面を触り、まだ湿気ている状態では、水は与えません。
また、鉢皿にたまった水をそのままにしてしまうと、
根腐れを起こす原因となりますので、捨てるようにしましょう。

ブーゲンビリアには、乾燥と湿気の差があると、
花芽をつきやすくする性質があります。

新しく伸びてきた枝が10cmほど伸びた頃、
水やりを控え、乾燥気味に管理するようにすると、
花芽がたいへんつきやすくなります。 


秋が深まり、だんだんと寒くなってきたら、
水やりは控え目にしていきます。

ただ、室内で管理する場合、室温が高い場合や、
日光がよく当たる場所だと、生育が止まらないことがあります。
その場合は、土が乾いたらたっぷり与えるようにしましょう。

・耐寒性
熱帯原産なので、あまり耐寒性はありません。
5℃までなら葉を落とさず、
0℃までなら枯れずに越冬することができます。
しかし、品種により異なるので気をつけます。


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1月12日に屋外で咲いた!(東京)


・越冬方法
戸外で越冬できる品種もあるようですが、
霜が降りない場所に限られますし、
基本的には霜が降りるような寒さになる前に、
室内に入れる方が良いでしょう。

寒くなってからは、水を控え目にして、
肥料も特別与える必要はありません。

ただし、室内に入れた後、室温が高いなどの理由で、
生長が止まらない場合は、土が乾いたら、
たっぷりと水は与えるようにします。

室内の日当たりの良い窓辺などに置くようにしましょう。
夜になると窓辺は意外と気温が下がります。

日が暮れる頃に、窓から離れた場所に、
移動させるようにするといいでしょう。


・施肥
春から秋にかけての生育期に、
緩効性の固形肥料を2ヶ月に一度与える程度で十分です。

あまり肥料をたくさん与えると、根が肥料にまけてしまったり、
枝が伸びるばかりで花がつかなくなる原因になります。 

生育の弱まる冬の間は、特に与える必要はありません。


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剪定後に咲きだしました(東京)


・剪定
花が咲いた後、2節〜3節残して切り詰めます。
そうすることで新しい枝が伸び、また花芽を付けるようになります。

新しく伸びた枝の中でも、樹勢の強いものや、
徒長気味のもの、長く伸びたものは花をつけないので、
切り詰めるか根元で切ってしまいます。

ブーゲンビリアは短い枝に花をつける性質があります。
できるだけ短い枝を増やすと、花数が増えます。 



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気に入った品種に出会ったら挿し木で増やしましょう


・増やし方
挿し木で増やすことができます。
5月〜7月に2節か3節つけた挿し穂を用意します。

1時間ほど水上げをしてから、湿らせた清潔な赤玉土などに挿し、
乾かないように半日陰で管理すると1ヶ月くらいで発根してきます。

挿し穂は、新しい柔らかい枝ではなく、
硬くなったものの方が発根しやすいです。

好みのブーゲンビリアの越冬に不安がある場合は、
挿し木をしておき、子孫を増やすと安心です。


■病害虫

特別気にする病害虫はないようです。
時々、枝先にアブラムシやハダニ、カイガラムシがつくことがあります。
アブラムシは発生しても少量であれば、
粘着力の弱いテープなどで取り除くことができます。

あるいは、スミチオンなどの薬剤を使って、防除します。

■参考
・ブーゲンビリアの植え替え
・ブーゲンビリアの花が咲かない 5つの対処方法
・ブーゲンビリアの剪定のコツ
・ブーゲンビリアの越冬方法

(2014.04.03改訂)
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