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大事に育てているバジルの害虫対策は?


[バジルの害虫]


■バジルにつく害虫


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・アブラムシ
バジルの葉の裏や新芽、茎などに小さな虫がついていたら、
アブラムシの可能性が高いです。

どこからともなくやってきて、最初は小さなアブラムシ1匹だったのが、
放っておくと株全体を覆うほど繁殖してしまいます。

アブラムシは植物の汁を吸う害虫で、数が多くなると、
植物は徐々に弱っていき、最後には枯れてしますこともあります。

バジルは若い苗の頃は葉も茎も柔らかく、アブラムシがとてもつきやすいです。
毎日バジルをチェックして、もしアブラムシがついているのを見つけたら、
放っておかずに捕殺しておくようにしましょう。


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・青虫
蝶や蛾の幼虫が、葉を食べてしまうこともあります。
幼齢の頃は黄緑色をしているものも多い上、
青虫は、最初は葉の裏から食べるので、
一見すると何もいないように見えます。

葉に食害のあとを見つけたら、
葉の裏や葉の付け根などをよく探してみましょう。

まだ孵化して間もない小さな幼虫の場合は、
葉の裏についていることが多いです。

とても小さいので見つけにくいのですが、
1匹見つけることができると、不思議とどんどん見えてきます。


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・ヨトウムシ
特に厄介なのはヨトウムシです。
昼間は株元の土に隠れていて、
夕方以降に活動を開始して食害を始めます。

昼間に幼虫がいないのに、糞などがついている場合は、
ヨトウムシが潜んでいる可能性があります。
昼間だけでなく、夕方以降にもチェックしてみるようにしましょう。


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・ハモグリバエ
名前の通り、ハエの仲間ですが、成虫自体は小さく、
特に目立った被害はありません。

問題なのは卵と幼虫です。
ハモグリバエは葉の中に卵を産み付けます。

葉の中で孵化した幼虫は、
外に出ることなく葉の内側を食害していきます。

葉の内側を食害しながら進んでいき、
食害したあとが線となって残ります。
このことから、エカキムシとも呼ばれています。

食害された葉は、食害された部分を除けば、
食べられないこともありませんが、
やはり気持ちの良いものではありません。

ハモグリバエが葉を食害しているのを見つけたら、
成虫になる前に葉の中でつぶしておくようにします。


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・バッタ
バッタ類は、バジルの害虫の中では意外と厄介です。
どこからやってくるかも予測できない上に、
大きく育ったものは大食漢で、
葉一枚がすぐにぼろぼろになってしまいます。

小さいものでも葉に穴をたくさんあけてしまうため、
とても食べられるような状態ではなくなることもあります。

バッタに効く薬剤自体はありますが、
バジルに使えるものはほぼないと言って良いでしょう。

また、生食することの多いバジルに、
大量の強い薬剤を使うのも気が引けます。

バッタがつかないようにするには、
防虫ネットなどでバジル本体を覆うようにします。


■バジルの害虫対策


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・防虫ネット
バジルの葉を守るためには、
防虫ネットが一番簡単で、薬剤も使わず済みます。

バジルの株をすっぽりを覆うように、
支柱を使って防虫ネットをピッタリかぶせておくようにします。

こうすることで害虫の飛来も、
卵を産み付けられることもなくなります。

水や液体肥料を与えるときには、ネットの上から、
葉を収穫する際には、ネットをめくって行います。

安全でおいしいバジルの葉を収穫でき、
手間もかかりませんので、お勧めの方法です。

また、ネットを一枚かぶせることにより、
何もない状態よりも、日照が1割くらい弱くなりますが、
実際には、ほとんどかわりませんので安心です。

・ハエ取り棒
ハエ取り棒は、軒下に吊り下げるようなものから、
プランターに挿せるような小さなものまで様々なサイズがあります。

ハエ取り棒はおもにハモグリバエ対策として使うと便利です。
ハモグリバエの発生している場所にハエ取り棒を置いておくと、
半日でおそろしいほど捕獲できることもあります。

防虫ネット内にハモグリバエが発生することもあるので、
ネットの内側に仕込んでおき、二重に仕掛けておくのもお勧めです。

■参考
・バジルの育て方|暑さに強く挿し木で簡単に増やせる!
・バジル、タネまきからの育て方
・バジルの挿し木
・バジル 室内での育て方 
・バジル 香りが薄い理由は?
・バジル 収穫と保存
・バジル 徒長する理由は?
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