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オクラ、花も実も楽しめます C)季節の花300


■オクラ 栽培データ

英名・学名 okra・abelmoshus esculentus moench
形態 一年草
原産地 アフリカ北東部
草丈/樹高  80cm〜100cm
収穫期 7月〜8月
花色 クリーム色
栽培難易度(1〜5)  2(やさしい)
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
特性・用途  耐暑性が強い、初心者向き



■オクラ プランターの育て方 

・栽培環境
オクラはアフリカ原産なだけあり、夏にその本領を発揮します。

日当たりと風通しがよい場所で、水はけのよい土で育てれば、
あまり失敗もない丈夫で優秀な野菜です。

オクラの花は野菜の中でもトップクラスに入るほど美しく、
実の収穫とともに花の鑑賞価値まであります。

花は一日花なので、朝に咲いて夕方にはしぼんでしまいますが、
夏には次々と花を咲かせてくれます。

・プランター選び
オクラは太い根がまっすぐ下に伸びる直根性といわれる植物です。
そのため、できるだけ深いプランターを使った方が、
根を深く張れるので長く栽培でき、株もしっかりと育つことができます。

通常の深さ20cmほどのプランターでも栽培可能ですが、
栽培後期になると勢いがなくなってしまうことがあります。

おすすめなのは、野菜栽培用の深型プランターです。
野菜用深型プランターは幅約70×奥行約40×高さ約26.3(50リットル)。

深型タイプであれば、根もしっかり張れるため、
栽培後期になっても勢いが衰えず収穫量も期待できます。

オクラは根と同じように、地上部もほとんど分岐せずに、
まっすぐ直立に育つため、あまり幅をとりません。

複数のオクラを育てる場合は、
苗と苗の間を20cm〜25cmほどあけておけば十分でしょう。
65cmの長さのプランターであれば、3株〜4株が適当です。

・苗選び
オクラの苗は、5月のゴールデンウィーク頃から出回り始めます。

ところが、オクラは寒さに弱く、5月初旬に苗を購入して植え付けても、
雨で気温が下がったりすると、弱って枯れてしまうことが多いです。 


植え付けた後に防寒対策を行うのであれば、問題ありませんが、
防寒をしないのであれば、十分に気温の上がった、
5月下旬〜6月上旬頃に苗を購入して植え付けるのがおすすめです。

店頭に並んでいる苗は、本葉が1枚か2枚出ているだけの、
本当に小さな苗です。

このくらいの大きさでないと、
植え付けた時に根を傷めてしまう可能性があるため、
出回る苗は小さいものがほとんどです。

稀に大苗が販売されていることがありますが、
ポットの大きさも大きく、しっかり育っているので、
根鉢を崩さずに植え付けることができれば、問題はありません。

苗を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。

・葉にツヤがあり、色が濃い
・徒長していない
・害虫がついていない
・双葉がしっかりついている



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沖縄島オクラ苗 C)なえ屋


・植え付け
・小さい苗の植え付け
本葉が数枚程度の小さな苗を購入した場合の植え付け方です。
プランターの底が隠れる程度の鉢底石を敷きます。

その上に市販の野菜用培養土をプランターの縁から2〜3cmほど下まで入れ、
表面が平らになるようにならします。

植え付ける位置にポットのまま苗を仮置きし、位置を確認します。
根鉢がすっぽり入るくらいの植え穴をあけ、
根鉢が崩れないように注意しながらポットをはずします。

根を傷めないように注意しながら、苗を植え付けます。
植え付け後は、プランターの底から水が出るまでたっぷりと水やりしましょう。

◎小さな苗は、1つのポットに、
何本か芽が出た状態になっていることが多いです。

これをもったいないからと、1株ずつに分けて植えようとすると、
分けた時に根が傷み、植え付け直後に枯れてしまう原因になります。

もったいないように思えますが、根鉢は決して崩さずに、
1つの植え穴に1ポットずつ植え付けるようにしましょう。

だんだん生長していく過程で、込み合ってきたら、
生育の悪いものを地際で切って間引くようにします。

・大きい苗の植え付け
大きい苗を植え付ける場合も、プランターの底に鉢底石を敷き、
培養土を入れるところまでは同じです。

苗を植え付ける位置に仮置きし、
植え付ける場所を確認したら、植え穴をあけます。

小さな苗に比べ、大きな苗は根鉢も大きいため、
必ず根鉢がすっぽり入るくらいの植え穴をあけるようにしましょう。

ポットをはずしたら、植え穴に苗を植え付け、
水をたっぷり与えておきましょう。

◎大きな苗は、それだけ根もよく育っています。
そのため、小さな苗よりも移植が難しいともされています。

植え付ける時は、必ず根鉢が崩れないように注意します。
植え付ける直前にポット苗に水を与えて土を湿らせておくと、
根鉢が崩れにくくなるのでおすすめです。

・防寒対策
オクラは寒さに弱いです。
特に苗が小さいうちは、雨が降って気温が下がるだけでも、
苗が傷んで枯れてしまうことが少なくありません。

植え付けた後、十分に気温が上がるまで防寒対策をしておくと安心です。
苗がすっぽりと入るくらいのホットキャップをかぶせたり、
支柱を使って寒冷紗などをかぶせておくのも効果的です。

・水やり
土の表面が乾いたら、プランターの底から水が出てくるまで、
たっぷりと与えるようにします。

特に夏場になると、気温が上がって乾燥しやすくなる上に、
生長速度も上がって水を吸い上げる力が強くなってきます。

朝に水を与えても、夕方に土が乾いているようであれば、
また、たっぷりと水を与えておくようにしましょう。


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オクラの花


・肥料
植え付けてから2週間ほど経ったら、1回目の追肥を行います。
化成肥料か液体肥料、どちらを与えても問題ありません。

1回目の追肥以降は、化成肥料の場合は2週間に1回、
液体肥料の場合は1週間に1回くらいのペースで追肥を行います。

与える肥料は、窒素・リン酸・カリが同等に配合されているものか、
リン酸が少し多めのものを与えるようにします。

オクラは夏になり、生長速度が速くなると、
次々に花を咲かせて実をつけるようになります。

肥料切れを起こしてしまうと、つぼみがなかなか開花しなかったり、
実が小さいうちにぽろりと落ちてしまったりするので注意しましょう。

・支柱
基本的には、まっすぐで太い軸になるため、支柱は不要です。
強風がある時は、100cmくらいの支柱を立ててあげるようにします。

・収穫
花が咲き落ちた後、実が8cmほどの長さになったらいよいよ収穫です。
あまり大きくなりすぎると、繊維が固くなって食味が悪くなるので、
できるだけ若いうちに収穫するようにしましょう。

若いうちに収穫することにより、株が疲れにくくもなるので、
長く多く収穫することができるようになります。


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アブラムシがつきやすいです


■病害虫

・アブラムシ
葉の裏や付け根、つぼみなどにつくことがあります。
放っておくとどんどん増えてしまうので、数が少ないうちに、
粘着テープなどで捕殺しておきましょう。

・透明のつぶつぶ
オクラを育てていると、葉や実、花の軸などに、
透明〜半透明の小さなつぶつぶが発生することがあります。

これはオクラが含む成分であるムチンが結晶化したもので、
オクラが元気に育っているという証拠です。

病気や害虫ではありませんので、そのままにしておいて大丈夫です。

■参考
・オクラの育て方|地温が高くなってから植え付けます
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