春に黄色い花を咲かせるミモザは、日本でも人気の花木です。
ミモザといっても、品種はかなりたくさん存在します。

ミモザは品種よって、葉や花の色や形が違い、樹高も違っているので、
育てるスペースは好みに合わせて品種を選ぶことができます。



■ミモザの種類

ミモザ(mimosa)は、もともとマメ科のオジギソウを示すラテン語です。
また、ミモザは、フサアカシア(Acacia dealbata)、
ギンヨウアカシア(Acacia baileyana)などのマメ科アカシア属の俗称です。


Acacia dealbata.jpg
・フサアカシア
ミモザといえばフサアカシアかギンヨウアカシアをさすことが多いですが、
もともとはフサアカシアのことを、
ミモザと誤って呼んでいたのが定着したようです。

ミモザと聞いて想像する黄色くて丸いぽんぽんのような花を、
枝先にまとまって咲かせます。

香りが良く香水にも使われ、葉もとても特徴的です。
細い葉が羽のように10〜20対まとまってついています。
10メートルほどの高木になります。


Acacia baileyana (2).jpg
・ギンヨウアカシア
銀葉アカシアは、ハナアカシア、ミモザと呼ばれることも多いですが、
Mimosaは、正確にはオジギソウ属の学名です。

オーストラリア原産で、日本では街路樹にも取り入れられています。
開花は3月〜4月頃で、枝に小さな丸い黄色の花をたくさんつけます。
葉は名前のようにシルバーで、落ち着いた雰囲気です。

よく間違えられる樹がフサアカシアで、
ギンヨウアカシアの羽のような葉は、3〜5対で、
10〜20対あるフサアカシアと区別することができます。

・ブルーブッシュ
オリーブのような細長い楕円形の葉をしていて、色はシルバーブルーです。
夏の暑い頃になると、葉のシルバーが増してさらに美しくなります。
春に咲かせる花は、少し明るめの黄色です。

耐寒性は−5度までなので、寒冷地でなければ屋外での越冬が可能です。
花のない時期でも、枝にびっしり生えている、
シルバーブルーの葉だけで鑑賞価値のある品種です。

樹高が2メートル〜4メートルと、ミモザにしては小ぶりなので、
できるだけコンパクトに育てたいという場合にもおすすめです。

・コーストマイオール
柳のように細く、ビロードのような質感の葉をもつ品種です。
葉色がシルバーがかっているのも特徴で、
花のない時期も楽しむことができます。

花が細長いブラシのような形をしていて、
色も明るいレモンイエローをしていてとても面白いです。

普通の丸くて濃い黄色をしているミモザでは、
物足りないという人におすすめです。

樹高が2メートル〜3メートルと低めなのも魅力です。
耐寒性が−3度くらいまでなので、暖地以外では防寒対策をするか、
鉢植えにして室内か軒下で管理した方がいいでしょう。

・ハーフムーンアカシア
葉が半月状にカーブしていることから、この名前がつきました。
ほんのりとシルバーがかっていて、落ち着きのある葉色をしています。

花は明るい黄色で、小さ目の花がいくつも連なって咲き、甘い香りもします。
樹高が2メートル〜4メートルと低めで、強めの剪定も可能なので、
コンパクトに仕立てることができます。

耐寒性が−6度までなので、屋外での越冬も問題ありません。
ミモザは日当たりが悪くなると、生育や花付きが悪くなりますが、
この品種は半日陰程度であれば育てることができます。

・シルバーワトル
とても細い葉をもつ品種です。
レモンイエローの花を房状に咲かせる姿はオーソドックスですがかわいらしいです。

四季咲き性があるので、年に数回開花を楽しむことができます。
葉の形も変わっているので、切り花としての価値がとても高い品種といえます。

樹高は2メートル〜4メートルですが、地植えにすると生長が早くなり、
株の老化が早くなるので、肥料は控え目にして、
しっかり剪定してコントロールするようにしましょう。

縦よりも横に張る性質があるので、植え付ける時は、
スペースに余裕のある場所を選ぶようにします。

耐寒性は−4度まで可能なので、
寒冷地でなければ屋外の越冬に問題はありません。

・ブリスベーンワトル
細めで柔らかい葉をしていて、枝が少し枝垂れるようになるので、
全体的にふんわりと優しい印象です。

淡い黄色の花を春にまとめて咲かせ、香りが良いのも特徴です。
枝先に優しい色の花をつけ、風で揺れる枝を眺めるととても癒されます。

樹高は5メートル〜8メートルで、横にもかなり張りやすいので、
植え付ける場所には注意が必要です。

肥料を控え、剪定することでできるだけ管理しやすいように仕立てます。
耐寒性は−5度くらいまでなので、寒冷地でなければ越冬は比較的容易です。

・サンカクバアカシア
名前の通り、葉が三角形をしている品種です。
三角形の葉をしている樹木は少ないため、植えているととても目立ちます。

樹高が2メートル〜4メートルとコンパクトなので、
シンボルツリーにも向いています。

春にはミモザらしい濃い黄色の花を咲かせます。
以前は、切り花として花屋などで見かけることが多かったのですが、
最近では庭植えにする花木として人気が高まっています。

枝がよく茂るので、目隠しとしても利用することができます。
耐寒性も強いので、屋外での越冬が可能です。
*写真取材中です

■参考
・ミモザ 鉢植えの育て方
・ミモザ 枯れる理由は?
・ミモザ 咲かない理由は?
・ミモザ 庭植えのコツ
・ミモザの剪定方法
 カテゴリ
 タグ