
ツルニチニチソウ、葉に斑の入る品種が人気です
西日が当たって植物が育ちにくい場所は、困りものです。
そのような場所は何も植えることができず、
ぽっかりと隙間があいてしまうのが残念ですね。
西日に強いグランドカバー向きの花があれば、
その隙間を上手に埋めることができます。
■西日に強い花 グランドカバー

・マツバボタン(Moss-rose Purslane)
スベリヒユ科
原産:ブラジル、アルゼンチン 一年草
花期:6月〜9月
花色:白、赤、ピンク、黄、オレンジ、複色
草丈:15cm〜25cm
松葉のように細く、水分をたっぷり含んだ、
多肉質のぷっくりした葉が特徴です。
ボタンのように花弁がひらひらしていてとても可愛らしく、
1つ1つの花は小さいですが、次々と咲くので長く楽しめます。
一重のタイプと八重のタイプがあり、
花色も豊富で絞り模様のものなどあり多種多様です。
単色を育てて絨毯のようにしても素敵ですが、
ミックス種をランダムにまくことで、賑やかになります。
細かく枝分かれしながら、這うように伸びていくので、
夏のグランドカバーに適しています。
乾燥に強く、根も浅い上、寒くなると自然に枯れてしまうので、
夏の間だけカバーしたいという時におすすめです。


・メランポデューム(Melampodium paludosum)
キク科
原産:熱帯アメリカ 一年草
花期:5月〜11月
花色:黄、オレンジ
草丈:20cm〜30cm
コスモスを小さくしたような、キク科らしい花をたくさん咲かせます。
春になると苗が流通するので、それを植えて育てることもできます。
気温が高くなるにつれ、ぐんぐんと育っていきます。
よく分岐しますが、べったりと地面に沿って広がるのではなく、
少しこんもりと茂りながら株を大きくしていきます。
背丈も低く、花も小さいため、花壇の縁どりなどにもぴったりですが、
何株か間隔をあけて植え付けることで、広い範囲を覆うことも可能です。
花色は黄色〜オレンジ、形もほぼ一重のみで、
葉色もオーソドックスでシンプルです。
なので他の植物にも合わせやすく、使い勝手の良い植物です。
花は3cmほどと小さいですが、
株いっぱいに咲かせるので見ごたえがあります。
春遅くから霜が降りる頃まで咲き続けるので、
夏の間も花が欲しい場所には適しています。

・ツルニチニチソウ(bigleaf periwinkle)
キョウチクトウ科
原産:南ヨーロッパ、北アフリカ 多年草
花期:4月〜5月
花色:白、青、紫
草丈:40cm〜(つるが長く伸びる)
耐寒性も耐暑性もあり、とても丈夫なグランドカバーです。
つる性なので、よく伸びます。
伸びすぎたと感じたら、適宜切り戻しすると、
枝が更新されて、葉もキレイになります。
花は春にしか咲きませんが、葉に斑が入った品種などもあるので、
花のない時期も楽しむことができます。
同じような品種にヒメツルニチニチソウというものがあります。
ツルニチニチソウに比べて葉が小さく、
花期が4月〜7月と少し長いのが特徴です。
ヒメツルニチニチソウは、つるの途中からでも、
土が触れているところに根を伸ばすので、よく広がります。
ツルニチニチソウに比べると、繁殖力が強く、
気を抜くと繁茂することもあるので注意が必要です。


・オキザリス(Oxalis)
カタバミ科
原産:全世界 一年草、多年草(品種による)
花期:通年(品種による)
花色:白、ピンク、黄、オレンジ、紫、複色
草丈:5cm〜40cm
オキザリスといっても、その種類はとても多いです。
環境さえ合えば、通年に渡って葉も花も咲かせるものがあったり、
夏の間は休眠するものがあったりと様々です。
葉の形も、基本の三つ葉状のものから、大きな三角形をしたもの、
五枚に割れているものや扇状になったものなどもあります。
たくさんの品種の中には、耐寒性のないものもあるので、
うっかり庭植えにすると、冬がきて枯れてしまうこともあります。
品種によって性質も育てやすさも違うので、
育てようとしている品種にどのような性質があるのかを、
まずよく調べておくと安心です。
長雨や湿気に弱く、雨が続くと葉が傷んでしまうものが多いですが、
一度、思い切って切り戻すと新しいキレイな葉が伸びてきます。
よく広がり、丈夫ですが、丈夫すぎて気がついたら雑草化していた、
などということもあるので注意が必要です。
■参考
・春の花壇作り
・夏の花壇作り
・秋の花壇
・冬の花壇
・花壇 種類 画像つき
・夏に長く咲く花 画像付き
・グランドカバー ハーブ 画像付き
・グランドカバー 多年草 画像付き
・グランドカバー ピンクの花
・グランドカバー 白い花
・グランドカバー 青い花
・グランドカバー 黄色い花
◎西日に強い花
◎西日に強い植物 画像付き
◎西日に強い木
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