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実りが嬉しいです!


[グレープフルーツ 葉が落ちる理由は?]


グレープフルーツだけでなく、ほかの柑橘系果樹も、
葉が落ちたからと言って、諦めないでください。
以下のように環境を良くしてあげれば、また芽吹く場合が多いです。


■冬、室内に取り込んだら葉が落ちた

1.寒さに当たった
グレープフルーツは、あまり耐寒性が強くありません。
そのため、基本的には鉢植えにして、
寒くなってきたら室内に取り込む栽培方法をとります。

寒くなってきて室内に取り込んだにも関わらず、
葉が枯れたようになって落ちてしまうのは、
室内に取り込む前に、すでに寒さに当たった可能性が考えられます。

枯れてしまった葉は、元に戻すことはできませんが、
株自体が枯れてしまったわけではありませんので、
春になればまた新しい葉が伸びてきます。

室内の環境により、冬の間でも完全な休眠をしない場合があり、
そういった場合には冬の間でも新しい葉が出てくることがあります。

室内で越冬させる時に注意が必要なのは、窓辺に置くことです。
日中は日当たりの良い窓辺に置き、
太陽の光をよく当ててあげる必要があります。

しかし、夜の窓辺は、外気とガラス一枚でしか隔てていませんので、
気温が下がりやすく、かなり冷え込みます。

日中は日当たりの良い窓辺に置き、
日が暮れたら窓から離すようにしましょう。

2.根腐れしている
冬の間、グレープフルーツは生育を止めて、半休眠の状態に入ります。
生育していないということは、必要以上に水も養分も欲しがりません。

夏ほどでなくても、春や秋と同じ調子で水や肥料を与えていると、
それによる根腐れを起こしてしまうことがあります。

根腐れを起こすと、葉が落ちてしまうので注意が必要です。
半休眠の状態に入っている場合は、
鉢の用土の表面が乾いても、すぐに水を与えないようにします。

土の表面が乾いても、まだ中心部分は湿っていることが多いためです。

表面が乾いてから、3日〜5日ほど経ってから水を与えるようにしましょう。
水を与える時は、表面だけを湿らせるのではなく、
鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えるようにします。

また肥料も半休眠の状態であれば、与える必要はありません。
無理に肥料を与えてしまうと、肥料過多の状態になり、
これも根を傷める原因になるので注意しましょう。


3.暖房器具で乾燥した
冬の室内では暖房器具を使っていることが多いものです。

エアコンやストーブ、ガスファンヒーターなど、
暖房器具の風や熱が直接当たるような場所に置いてしまうと、
葉が枯れてしまうことがあります。

暖房器具から出る風はとても乾燥し温度も高いため、
葉などを乾燥させてしまいます。

想像以上に乾燥が早くなり、水切れも起こしやすくなるので、
結果として葉を落とすことになってしまいます。

室内で管理する時は、
必ず暖房器具の風や熱が直接当たらない場所に置くようにします。


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葉が落ち始めたら、環境をチェックしてみてください


■寒くない時期に葉が落ちた

1.水切れしている
グレープフルーツは、多少であれば乾燥にも耐性はありますが、
やはり水切れを起こしてしまうとよくありません。

夏の暑い時期などは、生育期でもあり水をよく吸い上げます。
この時に水を切らせてしまうと、葉を枯らせて落とすことがあります。

過湿もよくありませんが、水切れは起こさないように注意しましょう。

2.根詰まりしている
鉢植えでグレープフルーツを育てている時、
根詰まりを起こしていると葉を落とすことがあります。

何年も植えっぱなしの状態にしていると、
鉢の中が根でいっぱいになり、それ以上生育できなくなります。

また、鉢の中が根でいっぱいになると、
必要な水や空気がうまく土の中に入りこむことができず、
徐々に株が弱って葉を落としてしまうこともあります。

根詰まりの状態で放置していると、
最悪は枯れてしまうこともあるので、
必ず植え替えを行うようにしましょう。

基本的には1年〜2年に1回は植え替えを行いますが、
生育のスピードによって植え替えの頻度を調整するようにします。

鉢の底を見て、隙間から根が見えている状態であれば、
根がいっぱいに回っているサインです。

また、土の表面に細かい根が浮いて見えている状態も、
鉢の中が根でいっぱいになっているサインです。

一回りか二回り大きい鉢に植え替えて、広いスペースを作ってあげます。

■参考
・グレープフルーツの植え替えは?
・グレープフルーツの育て方 栽培方法
・グレープフルーツ 実がならない理由は?
・グレープフルーツ 種の育て方
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