
グレープフルーツの種を見つけたら、育ててみたいです!
■グレープフルーツ 種の育て方
グレープフルーツは、もちろん種から育てることができます。
ただし、種から育てると実が生るまでは、10年以上はかかります。
観葉植物として楽しんで、花も咲き実もなればたいしたものです!
・種を準備する
市販されているグレープフルーツから種をとる場合は、
種を傷つけないように実から取り出します。
取り出した種の表面には、ぬるぬるとしたものがついているので、
これがとれるまで水でよく洗います。
・種をまく
よく洗って種の表面のぬめりがとれたら、いよいよ種まきです。
5号くらいのサイズの鉢やミニプランターを用意します。
容器に小粒の赤玉土や市販されている種まき用土を入れます。
指で1cmくらいの深さの穴をあけ、そこに種を入れて土をかぶせます。
種が必ず発芽するとは限りませんので、
複数の種を間隔をあけてまくようにしましょう。
種をまいたら容器の底から水が出てくるまで、たっぷりと水を与えます。
水を与える時は、種が流れてしまわないように優しく与えましょう。
発芽するまで土があまり乾かないように管理し、
半日陰〜日当たりの良い場所に置きます。
夏の暑い時期などは、あまり日当たりの良い場所に置くと、
土が乾燥しやすくなるので注意してください。
・発芽したら
季節にもよりますが、暖かい時期であれば10日〜2週間ほどで発芽します。
園芸用の種でない種は、気まぐれなことがあるので、
発芽しないといって諦めずにいると、忘れた頃に発芽することもあります。
発芽した後、鉢やプランターの大きさや発芽した数によりますが、
容器が狭くないようであればそのまま育てます。
日当たりの良い場所に置き、土の表面が乾いたら、
容器の底から水が出てくるまでたっぷりと水を与えるようにします。
・水の管理
種をまいてから発芽までは、あまり土が乾かないように注意しますが、
発芽してからは、土の表面が乾いてから水を与える程度で充分です。
夏の間は気温も高く、鉢が小さいと土の量も少ないので、乾きやすくなります。
朝と夕に土の状態を確認し、乾いているようであれば与えるようにしましょう。
冬の間は、気温も下がり土が乾きにくくなります。
土の表面が乾いたと感じてから、3日〜5日ほど経ってから水を与えます。
・肥料
葉の数が数枚なってから、ある程度苗が大きくなるまでは、
緩効性の固形肥料を1ヶ月に1回程度与えます。
緩効性の固形肥料は、メーカーや種類によって効果が持続する期間が違います。
肥料のパッケージの裏などに、期間が記載されていますので、確認しましょう。
肥料を与える時は、前回与えた固形肥料を
必ず取り除いてから新しい肥料を与えるようにします。

葉が艶やかできれいですから見ていて楽しみです
・植え替え
種をまいた鉢やプランターが狭くなってきたら、植え替えをしましょう。
葉が何枚か出ている状態であれば、植え替えは可能です。
基本的には春が植え替えと植え付けの適期ですが、
まだ小さいうちであれば、真夏と真冬以外は植え替えを行えます。
どちらかというと生育旺盛に育っている時に根詰まりを起こしてしまう方が、
枯れてしまう確率が高くなるので注意します。
1つの容器に複数の株が発芽した場合は、
最初の植え替えの時点で1株ずつに分けるようにます。
株を分ける時、乱暴にすると根が傷んでしまうので、優しく扱いましょう。
最初はあまり大きな容器でなくても構いません。
あまり大きな容器に植えてしまうと、
土の量が多すぎて過湿の状態になりやすくなります。
新しく用意した容器の底が隠れる程度の鉢底石を敷きます。
その上から用土を入れ、分けた苗を植え付けます。
生育の速度にもよりますが、苗が小さいうちは鉢も小さいですので、
1年〜2年に一回くらいのペースで鉢を少しずつ大きくしながら、
植え替えてあげるといいでしょう。

このようになるのを期待しつつ育てています
・冬の管理
グレープフルーツはあまり耐寒性がありません。
0度くらいまでしかもちませんし、霜にあてないようにする必要があります。
暖地であれば、日当たりの良い軒下などでも越冬できるかもしれませんが、
安全策をとって室内に取り込むようにします。
11月を過ぎ、だんだんと寒くなってきたら、鉢ごと室内の日当たりの良い場所に取り込みます。
暖房の入っている部屋でも構いませんが、
暖房器具の風や熱が直接当たらない場所で管理します。
また、日が暮れると窓辺は案外冷えるものです。
日中は窓辺で日光浴させ、日が暮れたら窓から離すと良いです。
春になり、気温が安定してきたら、また外に出して育てます。
■参考
・グレープフルーツの植え替えは?
・グレープフルーツの育て方 栽培方法
・グレープフルーツ 実がならない理由は?