[サマースノー 育て方のコツ]

サマースノーには、つる性のつるサマースノーと、
木立性のサマースノーがあります。

つる性と木立性とは育て方が違いますので、
育てている品種によって育て方を変える必要があります。


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■つる性のサマースノー C)花ひろばオンライン

サマースノーはどちらも耐病性があり、
バラの大敵である黒点病にも耐性があるとても丈夫な品種です。

つる性のサマースノーは、
つるバラの育て方に準じて育てていれば、問題ありません。

・うどん粉病に注意
ところが、なぜかうどん粉病にかかることがしばしば見受けられます。
うどん粉病というのは、葉などが白い粉をふったようになる病気で、
白い粉のようなものはカビの一種が繁殖したものです。

風通しが悪かったり、湿気が高いと発症しやすくなります。
うどん粉病自体はバラにだけ発症するものではありませんが、
株自体が弱っていたり、環境が悪いと発症しやすい病気です。

つるサマースノーは丈夫で、とても樹勢が強いのが特徴です。
ところが、その樹勢の強さが裏目に出て、
うどん粉病を発症してしまうこともあるのです。

・枝の間隔を広めに誘引する
樹勢が強いということは、枝がよく伸び、
枝についた芽からも短い枝や葉がよく出ます。

枝と枝の感覚が狭いと、茂った葉で風通しが悪くなり、
うどん粉病を発症してしまう確率が高くなってしまいます。

これを上手に回避するには、冬に行う誘引の作業が大きなポイントになります。
フェンスやトレリス、オベリスクなど、仕立て方は様々だと思いますが、
誘引する時に枝と枝の隙間を広めに空けておくことが重要です。

枝と枝の間隔が広ければ、春になって芽が伸びて葉が茂っても、
ほどよい隙間が確保できているので風通しがあまり悪くなりません。

反対に枝と枝の間隔が狭すぎると、芽が伸びて葉が茂ると、
完全にかぶってしまって風通しが悪くなります。

つるサマースノーはトゲが少なく、枝も柔らかく誘引しやすいので、
枝と枝の間を25cm〜30cmほどとって誘引してみましょう。

また、いくら耐病性があるといっても、やはりバラはバラです。
絶対に病気にかからないというわけではありませんので、
予防の意味も含めて、適期に薬剤などを散布しておくと安心です。


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■木立性のサマースノー C)四国ガーデン楽天市場支店

木立性のサマースノーも育てやすく、初心者に向く品種です。
バラは一般的には、木立性のバラから枝変わりが発生して、
つる性の品種ができることが多いのです。

しかし、サマースノーはつる性のものから、
木立性のサマースノーができた珍しいパターンです。

つる性のサマースノーの、耐病性や樹勢の強さ、
トゲの少なさや枝の細さなどを受け継いでいますが、
木立性のサマースノーの一番嬉しい変化は四季咲き性になったことでしょう。

つる性のサマースノーは一季咲きなので、
春に花が咲いたら翌年まで花は咲きません。

・四季咲き性を活かす
ところが、木立性のサマースノーは四季咲き性ですので、
春に一番花が咲いた後、適した剪定を行えば、二番、三番と花を咲かせます。

とても花付きの良い品種でもあるので、
何年も育てた大株のものになると、花数もかなり増えます。

ただ、ついた蕾をそのまま咲かせたいだけ咲かせてしまうと、
株が疲れてしまうことがあります。

特に鉢植のバラは、根が生育できるスペースが限られているため、
吸い上げることのできる養分や水分を超える花が咲いてしまっては、
疲れさせてしまうことになります。

・ピンチで株を疲れさせない
木立性のサマースノーの花を、株を疲れさせずに咲かせ続けるためには、
ピンチの作業がとても大切で不可欠です。

ピンチとは、枝先を摘むような軽い剪定のことで、
これを適宜行うことにより、花数をコントロールして株を疲れにくくします。

蕾が上がり始めたら、どの程度蕾がついているのかを確認します。
蕾の数が少なければそのままでもいいですが、多いと感じたら、
全体の2割ほどの蕾を摘んでしまいます。

摘んでしまった場所は、その後からまた新しい枝が伸びてきて蕾がつきます。
そのため、一番花が咲き終わった頃に摘んだ部分の花が咲くことになります。

その後、摘んだ部分の花が咲き終わった後、
一番花を切ったところから枝伸びて花が咲きます。

このように交互に花をつけさせることで、
一斉に花をつけさせるよりも株の消耗を抑えることができます。

■参考
・ナニワイバラの育て方
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