
バーンパイン宮殿のトピアリー
ローズマリーは、トピアリーを仕立てるのに、向いているハーブです。
トピアリーというのは、常緑樹を刈りこんで形をつくる庭園技術のことで、
イギリス生まれの手法です。
トピアリーの名前を聞いたことがないかたも、
スタンダード仕立てや、スパイラル仕立てという言葉は、
聞いたことがあるのではないでしょうか?
この仕立て方のほか、動物(イヌやクマやネコ)の形に仕立てる方法、
ハート型や、アーチに仕立てる方法などを総称して、
「トピアリー」と呼んでいます。
■ローズマリーのトピアリー
1.適したトピアリーは?
ローズマリーの品種によって、
向いているトピアリーはやや異なります。
匍匐性のローズマリーは、ハート型や、リース、動物の形など、
背があまり高くなく、複雑な形のトピアリーに向いています。

鳥の形の仕立て

作りやすいスタンダード仕立て
立ち性、半立ち性のローズマリーは、
逆に高さのあるトピアリーに向いていて、
スパイラル仕立て、スタンダード仕立てに向いています。
*「ローズマリーのトピアリー」で画像検索すると、
さまざまなトピアリーが見られます。
2.トピアリーの仕立て方
どちらのトピアリーを仕立てるにしても、
最初はワイヤー(針金)を使って、
誘引しつつ、好みの形に仕立てていきます。
スタンダードなどの高さのある仕立て方にする場合も、
形を型どる場合も、最初は飛び出た枝のみをカットして、
茂ってきたら、気になる部分を刈りこんで、形を整えていきます。
トピアリー作りは、少し根気が要ります。
完成するまで、3〜5年かかることもあるので、
年に3回ほど刈り込みを行い、
徐々に形が整うように整形していきましょう。
3.トピアリー仕立てにできるハーブ
トピアリーを作るのであれば、月桂樹、スイートマジョラム、
ラベンダーの一種のサントリナもおすすめです。
■参考
・ローズマリーの育て方 詳細版
・クリスマスリース ローズマリーの作り方
・グランドカバー ハーブ 画像付き
・ローズマリー 枯れる理由は?
・ローズマリーの剪定は?