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ナニワイバラ、大きな花と良い香りが魅力です


■ナニワイバラ 栽培データ

英名・学名 cherokee rose・rosa laevigata
形態 多年草
原産地 中国南部、台湾
草丈/樹高  1m〜10m(枝の長さ)
開花期 5月〜6月
花色
栽培難易度(1〜5)  2
耐寒性 強い
耐暑性 強い
特性・用途  初心者向き、病害虫に強い、香りがある、耐暑性・耐寒性がある



■ナニワイバラの育て方

・栽培環境
基本的には、風通しを日当たりの良い場所で育てます。
ナニワイバラはとても丈夫なので、
少々日当たりの悪い場所でも育てることは可能です。

日照不足になると、花付きが悪くなったり、
病気にかかりやすくなることはありますが、半日陰であれば大丈夫です。

ただし、風通しの良い場所を必ず選ぶようにします。
また、ナニワイバラは枝をとても長く伸ばすつるバラです。

つるバラの特性として、
長く伸びたつるを水平に近い角度に誘引することで、
芽から短い枝が伸びて花が咲きます。

そのため、長く伸びる枝を短くしてしまうと、
その分芽が少なくなり、花数が減ってしまう結果になります。

長い枝を誘引できるスペースのある場所で楽しみましょう。


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梅のようなさわやかな香りで、ローズヒップに利用できます


・植え付け
苗を植え付けるのは、
春の3月〜4月か、秋の9月〜10月が適期です。

・地植え
地植えで育てる場合は、植え付ける前にまず土作りをします。
植え付ける場所をスコップなどで深さ30cm以上掘り起します。

そこに堆肥、腐葉土、鹿沼土、化成肥料などを加えてよく混ぜます。
水もちと水はけの良い土を好みますので、この時点で調整します。

土作りは植え付けを行う2週間以上前に済ませておきます。
植え付ける場所に植え穴を掘り、ポットをはずした苗を植え付けます。
深植えや浅植えにならないよう、根鉢と同じ高さに植え付けます。

・鉢植え
鉢植えの場合は、準備した苗の根鉢より二回りほど大きい鉢を用意します。
苗が小さい場合、あまり大きな鉢で育てると、
土が過湿状態になりやすくなり、根腐れを起こすことがあります。

鉢の底が隠れる程度に鉢底石を敷き、
その上に用土を鉢の縁から2cm〜3cmほど下まで入れます。

使う用土は、市販されている草花用培養土でも良いですが、
バラ専用の培養土がある場合はそちらを使います。

ポットをはずした苗を、深植えにならないように植えつけます。
ナニワイバラは、2〜3年間隔で植え替えを行うのが良いです。

地植え、鉢植えともに植え付けが終わったら、
たっぷりと水を与えておきましょう。


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ナニワイバラの葉も艶やかで美しいです


・水やり
季節によって水やりの頻度を変えていきます。
晩秋〜春頃までは、気温も低くほとんど生育していないので、
頻繁に水を与える必要はありません。

地植えの場合、降雨でももつことがほとんどですが、
乾いていると感じたら水を与えます。

鉢植えの場合も、雨にあたる場所に置いている場合は、
降雨だけでもすごせることが多いです。

用土の表面が乾いたと感じてから、
2日〜3日ほど経ってから水を与えるようにしましょう。

春〜秋までは生育期ですので、
乾いていたら水を与えるようにします。

・地植え
地植えの場合は、何日も雨が降らず、
土が乾いていると感じたら、水を与えます。

この時、表面が湿る程度の水やりをしてしまうと、
すぐに乾いてしまい水切れを起こしてしまいやすくなります。

水を与える時は、必ずたっぷりと土に染みこむように与えるようにします。

・鉢植え
鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたら、
鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。

朝に水を与えても、夕方に土が乾いているようであれば、
またたっぷりと与えるようにします。

夏の暑い間は、地植えも鉢植えも水やりを行う時間帯に注意します。
日中の気温の高い時間帯に水を与えてしまうと、
土が高温になって根が傷んだり、蒸れて枝葉が傷んだりします。

水を与える時は、朝の早い時間帯か夕方など、
一日のうちでも涼しい時間帯を選ぶようにしましょう。

・肥料
ナニワイバラは、あまり多肥にしてしまうと、
枝が伸びすぎてしまうことがあるので、あまり多肥にしないようにします。

また、窒素の多い肥料ばかりと与えていると、
花付きが悪くなることがあるので注意します。

・地植え
地植えの場合、肥料を与えるのは、
生育期に入る直前の2月〜3月と、
花が咲き終わった直後の5月〜6月です。

・鉢植え
鉢植えの場合は、生育期に入る3月〜9月まで1ヶ月に1回くらいのペースで、
緩効性の固形肥料を与えるようにします。
与える肥料は、いずれの場合もバラ専用の肥料を与えておくと無難です。


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ナニワイバラの蕾


・剪定・誘引
ナニワイバラはシュートがよく発生する品種で枝がとても長く伸びます。
そのため、剪定を冬の一回だけに絞ってしまうと、
どれを切っていいのか分からなくなることがあります。

そんな時は、花後〜7月までの間に一度剪定をし、
さらに冬に枝先を詰めたり、古い枝を切ったり、
不要な枝を切る剪定をするようにします。

まず夏の剪定は、
花が咲き終わった後から7月までの間に済ませるようにします。

株が大きくなってくると、この時点でたくさんのシュートが、
発生している場合があります。

これをそのまま冬まで置いておくと、作業が大変になってくるので、
残すシュートと切るシュートを選びます。

残すものはそのままで構いませんが、
切るシュートは根元からばっさり切ります。

その後冬まで育てたら、今度は冬の剪定です。
細い枝、枯れている枝、古い枝などを根元から切り、
残したシュートや次のシーズンも花をつけさせる枝の先を、
10cm〜20cmほど切り戻します。

冬の剪定が終わったら、フェンスやトレリスなどに誘引し、
次のシーズンを待ちましょう。

ナニワイバラには強いトゲがあります。
作業する時には必ず皮の手袋などをして行うようにしましょう。


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ナニワイバラの実


・増やし方
花後にできる実から種を採取して増やすこともできますが、
挿し木で増やすのが一般的です。

まずは挿し穂を用意します。
6月〜7月頃に10cm〜15cmくらいの長さに切った枝を、
水の入った瓶などに挿して1時間ほど水上げをしておきます。

鉢やプランターに小粒の赤玉土を入れて湿らせておきます。
水上げをした挿し穂を、切り口が傷まないようにそっと用土に挿します。
土が乾かないように注意しながら、半日陰で発根するまで管理します。


■病害虫

ナニワイバラは、バラの中でも病害虫に強い品種ですが、
まれにアブラムシなどがつくことがあります。

害虫がついているのを見つけたら、その都度捕殺するようにしましょう。
また、病害虫には強いですが、予防する意味で市販されている、
バラ用のスプレー式になっている薬剤を使用するのもおすすめです。
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