モンステラ、大きくなってしまいましたが
1. 剪定の方法
モンステラは、一見そうは見えませんが、ツル性の植物です。
一般的なツル植物に比べると、生育は遅いですが、
ツルが徐々にのびてきて、先の方にだけ葉があり、
下の方は葉がない状態になってきます。
そうなってくると、見た目もあまりよくありませんし、
鉢と地上部のバランスが悪くなり、美しさが半減してしまいます。
さらに、ちょっと揺れたり風がふいた程度で倒れてしまうようになります。
ヘゴ板や支柱などを使って、伸びたツルを誘引してもいいのですが、
ツルを伸ばした状態が好みでない場合や、スペースがない時には、
切り戻しをおすすめします。
剪定(切り戻し)をする場合は、
生育期である5月〜9月が適期です。
この期間であれば、切った後も新しい葉が出てきやすいです。
特に、モンステラは高温多湿の環境を好みますので、7月〜9月が最適です。
剪定して植え替えたら、コンパクトに
◎剪定位置
ツルが伸びすぎている部分を、思い切って短く切ります。
モンステラは案外、芽を出す力が強いので、
短く切ったツルの途中から新しい芽が出て葉を広げるようになります。
伸びすぎたツル以外にも、日焼けしたり、
役割を終えて傷んできた葉も、付け根から切るようにします。
茎は、根本から切るのが良いです。
切り残した部分があると、段々と茶色になり枯れ混んできます。
枯れた茎は、容易に引き抜くことができます。
◎剪定時に挿し木も
切った部分は、挿し木にすることができるので、
増やしたい時には挿し木に挑戦してみましょう。
挿し木、発根率は良いです
水に挿しておいても発根します
切ったものを水に挿しておいたり、
湿った水ゴケに包んだ状態で乾かないようにしておくだけで、
1ヶ月〜2ヶ月ほどで発根します。
発根したのを確認したら、鉢に植え付けましょう。

気根もチャーミングです
2. 気根の剪定は?
モンステラのツルの株元近くに出てくる根は、気根とよばれるものです。
本来はこの気根を伸ばし、ヘゴ板などにくっついてのびていきます。
気根が自在に伸びているのも、面白い様子ですが、
観葉植物として室内で育てている場合には、
できるだけコンパクトにしたいことが多いでしょう。
気根自体はそのまま外気に触れた状態のまま、
放っておいても支障はありません。
あまりに長く伸びすぎて、見た目が悪くなったり邪魔になったら、
気根を付け根から切りましょう。
■参考
・モンステラ 冬の管理は?
・モンステラの増やし方は?
・モンステラの育て方 詳細版
・モンステラの植え替え
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