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支柱をうまく使うと狭いスペースも有効に使え野菜も元気に育ちます


[野菜 支柱の立て方]


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■仮支柱

苗を植え付けた直後、まだ根も張っていない、
小さな苗を支えておくための支柱が仮支柱です。

30cmほどの長さの棒を、苗に対して斜めに挿します。
支柱と苗を麻紐などで結びます。


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この時、支柱と苗の間がくっついてしまわないように、
紐を八の字にしておきます。

また、苗が傷まないように、
紐できつく縛らないように注意しましょう。



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■直立式

真っ直ぐの棒状の支柱を直角に組み立てて行う方法です。
キュウリやゴーヤーなど、つる性のものにも使えますが、
トマトやナスといった大型になる木立性のものに合います。

まず使用する支柱は、地中深くに挿しこむため、
約180o〜210oの丈の長いものを準備します。

株間と同じ間隔で支柱をしっかりと挿しこみます。
何本か挿しこんだ支柱の上部に、横にした支柱を当て、
交差した部分を紐などでしっかりと結びます。

補強のため、さらに縦の支柱に対して斜めに支柱をする方法があります。
また、ここに園芸ネットを張ることにより、
つる性のものも誘引しやすくなります。

ただし、支柱やネットの本数が増えれば増えるほど、
強風に当たって倒れる可能性が高くなるので、
交差部分を紐でしっかりと固定します。



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■合掌式

二本の支柱を立てて交差させる方法です。
両面にネットを張ることができるので、
キュウリやゴーヤなどのつる性のものに向きます。

また、苗に当たる風が和らぐので、
風に弱いインゲンなどの苗の育苗に適切な方法です。
ただし、支柱の本数が増えるため、陰になりやすくなります。

苗の両側に支柱を一本ずつ挿しこみます。
両側の支柱を上部で交差させ、紐でしっかりと結びます。

何株か同じようにして支柱を立てたら、
交差した上に横にした支柱を置きます。

横にした支柱が動かないようにさらに紐でしっかり結び、
ネットを張り、要所を紐か強力洗濯ばさみなどで固定します。


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ameyokesiki (2).jpg 横から見た図です
■雨除け式

スイカやトマトなどを育てる時に、
雨などの余分な水分を当てたくない場合に使う方法です。

苗に沿わせて立てている支柱よりも、高い支柱を使います。
苗から少し離れたところの両側に支柱を挿していきます。

支柱の上に透明のビニールなど、
日光を透過して雨除けになるものをかぶせて、
風で飛ばないように要所を固定します。

風通しが良い状態を保つため、ビニールで覆うのは上部だけにし、
下の方はあけておきましょう。


■雨除けハウス

株数が多かったり、覆う面積が大きい場合は、
市販されている雨除けハウスを使うと便利です。


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雨よけハウス トマトの屋根 C)171オンラインショップ

写真の商品は3000円台です。
U字型の金属支柱を設置し、その上にビニールをかぶせて使います。
ビニールだけ傷んだ場合でも、ビニールのみの販売があるので安心です。

コンクリートやたたきなど固い地面、
土ではない場所でも設置が可能なものもあります。

■参考
・夏野菜 種類
・野菜苗 販売店紹介
・3月の家庭菜園作業 タネまきと収穫の季節に
・4月の家庭菜園作業 栽培準備と植え付け
・5月の家庭菜園作業 夏野菜と葉物の栽培
・プランター 支柱の立て方 図解
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