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月桂樹は円錐形に仕立てるのが一般的です


[月桂樹の剪定]


■月桂樹の剪定の時期

月桂樹の剪定は、生育が始まる4月頃と10月〜11月です。
月桂樹は、萌芽力が強く、刈り込みには強いです。

これ以外の時期でも、厳寒期である12月〜2月をのぞけば、
樹形を整えたり、枝が混みあっている部分を間引き剪定できます。


■月桂樹の剪定方法

・刈り込みと仕立て方
月桂樹はとても芽吹く力が強い気です。
そのため、強い剪定を行っても、
またそこから芽が出て枝が伸びてきます。

裏を返せば、弱い剪定ばかりを繰り返していると、
どんどん樹高が高くなっていきます。

管理ができる木の高さにするのは問題ありませんが、
あまり高くすると手入れが難しくなります。


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円錐形に仕立てても良いです

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小さく仕立てるのなら、スタンダード仕立てがおしゃれです


月桂樹は、クリスマスツリーのような円錐形や、
円柱形に整えるのが一般的です。
刈り込みに強いので、好みの仕立て方が可能です。

上部にだけ枝を残し丸く刈りこんでスタンダード仕立てにしたり、
生垣のように面になるように仕立てることもできます。

月桂樹の枝は上に向かって伸びる性質があります。
立体的に動物をかたどるなどトピアリー風に仕立てている場合、
剪定の後しばらくして枝が伸びてくると、樹形が崩れてしまいます。


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トピアリー風に仕立てることもできます


剪定の時期である春か秋でなくても、
厳寒期以外であれば、軽い剪定は可能です。

ある程度枝が伸びてしまって樹形が崩れたら、
軽く剪定して形を整えるようにしておきましょう。

・間引き剪定
刈り込みを行っていても、枝数は少しずつ増えてきます。

枝が混んでくると風通しが悪くなり、
蒸れて中心が傷んで枯れてきたり、
害虫がついてしまったりすることがあります。

枝が混みすぎている部分があったら、
枝を間引くように剪定して、風通しをよくするようにします。

枝を間引く時は、間引く枝の根元から切るようにしましょう。

中途半端な長さに切ってしまうと、そこからまた枝が伸びてくる上に、
分岐して枝数がさらに増えてしまうことがあります。

枝数を減らすため、必ず枝の根元から切るようにしましょう。
枝分かれしているものは、分岐の部分で切るようにします。

■参考
・月桂樹(ローリエ)の挿し木と収穫
・月桂樹 鉢植えの育て方
・庭木花木 おすすめ10選

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