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ローズマリー 剪定のコツは?


■ローズマリーの剪定は?

ローズマリーはあまり強い剪定は苦手です。

しかし、伸びてくる枝をそのまま放置していると、
奔放に伸び過ぎて草姿が乱れたり、
枝が混んで内側が蒸れて枯れることがあります。

ローズマリーを剪定する時は、
切り戻し剪定と間引き剪定とが主になります。

料理に使う分だけを少し切る程度なら、
一年のうちどの季節に切っても問題ありません。

ローズマリーの枝が混んでいる場所を間引いたりするような、
少し強めの剪定を行う場合は、真夏と真冬は避けて行います。

・切り戻し剪定
全体的に枝が伸び過ぎてきたなと感じたら、
切り戻し剪定を行います。

ローズマリーの枝の状態をよく観察すると、
株が3つのタイプに分かれているのが分かると思います。

1.枝先に近いところは、
新しく伸びた部分なので枝も葉も軟らかい状態です。

2.少し下にいくと、枝がやや木質化したような状態になり、
葉も少し硬くなっている部分があります。

3.一番根元に近い部分は、完全に木質化して、
葉も生えていない状態になっていることがあります。



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枝先の軟らかいところから少し木質化している部分で剪定します


切り戻し剪定を行う時は、
枝先の軟らかい部分から少し木質化して、
葉がついている部分で切るようにします。

株元の木質化して葉が生えていない部分で切ってしまうと、
新しい芽が出てこないことが多いためです。

ローズマリーは、必ず葉のある部分を切るようにし、
切り戻すのは全体の長さの半分程度までにしておきましょう。

あまり強く切り過ぎると、
株へのダメージが大きすぎて枯れてしまうことがあります。


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剪定した枝でリースを作ると心安らぐ良い香りです


・間引き剪定
ローズマリーは、枝の先端を切るごとに、
脇芽が発生して枝数がどんどん増えていきます。

増えるままに放っておくと、枝が混みすぎて風通しが悪くなってきます。
風通しが悪くなると、蒸れて葉が枯れあがってきたり、
枝ごと枯れてしまうこともあります。

株全体が健康な状態でいるために、
間引き剪定はローズマリーにとって欠かせない作業です。

枝が混んでいる部分の中で、
不要な枝を付け根から切り、枝の間引きを行います。

一気に株全体の間引き剪定をするのが怖い場合は、
時々気になる部分を間引き剪定していっても良いでしょう。

■参考
・ローズマリーの育て方 詳細版
・クリスマスリース ローズマリーの作り方
・グランドカバー ハーブ 画像付き
・ローズマリー 枯れる理由は?
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