
ラベンダーは夏の高温多湿が苦手です
■ラベンダー 夏の育て方
・日当たり
ラベンダーは基本的には日当たりの良い場所で育てます。
ただし、夏の日差しは強く、また日本の夏は高温多湿です。
高温多湿が苦手なラベンダーにとって、日本の夏は辛い季節です。
特に、レースラベンダーなど、暑さに弱い品種には要注意です。
日差しが強くなる梅雨明け〜9月上旬くらいまでは、
半日陰で管理すると夏越ししやすくなります。
鉢植えであれば、風通しの良い半日陰に鉢ごと移動させます。
地植えにしていて移動が難しい場合は、
遮光ネットなどを使って日陰を作ってあげると良いです。

レースラベンダーは、とくに暑さに弱いです
・置き場所
鉢植えを置いている場所や、植えている場所が、
コンクリートに囲まれている場合は、
太陽の光が反射して照り返しが起こり、
思わぬ高温の環境を作ってしまうことがあります。
鉢植えをコンクリートに置く場合は、
レンガや鉢を底スタンドに置いて隙間を作り、
風通しをよくしておき、照り返しを防ぐようにします。
地植えや花壇の場合は、
株元にバークチップなどのマルチを敷くことによって、
照り返しと蒸れを防ぐことができます。
・水やり
ラベンダーは乾燥に強いハーブですので、
夏の間も乾き気味に管理しでも大丈夫です。
むしろ、不用意に水を与えてしまうと、
昼間に土が高温になり、蒸れて株元から枯れあがってきてしったり、
根腐れを起こしてしまうことがあります。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたら、
鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水を与えます。
地植えにしている場合は、
葉が少ししおれてきたタイミングで水を与えるようにします。
いずれも、水やりは朝早い時間に行うようにしましょう。
昼間に水を与えると、気温が上がって蒸れる原因になります。

花芽のすぐ上で剪定します
・収穫と剪定
ラベンダーは、本格的な梅雨に入る前に、
蒸れないよう全体の刈り込みをしておきます。
春遅く〜夏にかけて、待望の花が咲き始めます。
紫色の花穂は、そのまま株にとどめて眺めていたくなりますが、
花穂をいつまでもつけたままにしておくと、株が消耗してしまうので、
ある程度で刈り取るようにします。
剪定をかねて花穂を刈り取った後も、
枝が混んで風通しの悪い場所があったら、
枝を間引いて風通しをよくするようにしておきましょう。
■参考
・ラベンダーの種類と特徴
・ラベンダー グロッソの育て方
・ラベンダーの剪定方法
・ラベンダー 枯れる原因は?
・ラベンダーの越冬方法 育て方
・ラベンダーの育て方 剪定と株分けがコツ
・ラベンダー 春の育て方
・ラベンダー 苗選びのコツ
・ラベンダーの挿し木の方法
・ラベンダー 種からの育て方