
ビワを食べると種を育てたくなりますね C)季節の花300
ビワ(枇杷)は、花を咲かせるまで10年ほどかかりますが、
種から育てることは可能です。
最初のうちは花も咲かせませんし、もちろん実もなりません。
けれど、年々大きくなる姿を見ているだけでも楽しめます。
花が咲くようになるまでは、観葉植物として育てても良いでしょう。
■ビワ 種からの育て方
・タネの準備
スーパーや青果店で買ってきたビワを食べたら、種を残しておきます。
種の表面を水でよく洗っておきましょう。
表面を乾燥させなくても問題ありません。
・種まき
ビワを食べた後、すぐに洗って種をまいてみましょう。
育てたい場所に直接種をまいても良いですが、
しっかりとした苗の状態になるまでは、
鉢植えにしておいた方が管理が楽なのでお勧めです。
最初は育苗用の3号くらいのポットでもいいですし、
3号〜5号くらいの鉢に種をまきましょう。
容器の中に培養土や清潔な土を入れ、種を土に埋めます。
種の上に1cmほど土をかぶせたら、
用土全体がよく湿るように水を与えます。
・日当たり
ビワは耐陰性があるので、日当たりの悪い場所でも育ちます。
けれど、本来は日当たりの良い場所を好むので、
草丈が30cmを超えたら日当たりの良い場所で育てます。
それまでは、あまり強い日光に当てると、用土が乾燥しやすくなり、
葉焼けを起こすこともあるので、半日陰で管理するようにします。
・水やり
発芽するまでは、土が完全に乾いてしまわないように注意します。
ビワは発芽までに少し時間がかかりますが、気長に待ちましょう。
その年に芽が出なくても、忘れた頃に芽が出ることもあります。
発芽した後は、土の表面が乾いたら、
容器の底から水が出るまで、たっぷりと水を与えるようにします。
ビワは過湿を嫌いますので、土が湿っている間は水やりは控えます。

ビワの葉は美しく観葉植物にもなります
・追肥
葉の数が5枚を超えたあたりから、緩効性の固形肥料を与えます。
まだ小さいうちは肥料が効きすぎると、
根が肥料焼けをおこして傷むことがあります。
5月〜10月までの間に、2ヶ月に1回くらいのペースで追肥を行いましょう。
・植え替え
根詰まりを起こしてしまうと、生育が悪くなることがあります。
生長に合わせて容器の大きさを大きくしてあげましょう。
4月〜6月頃、あまり根鉢を崩さず、一回り大きい鉢に植え替えます。
植え替えを繰り返して株が大きくなってきたら、
庭植えにして大きく育てたり、鉢植えにしてコンパクトに育てたりと、
通常と同じように管理することができます。
ビワの通常の詳しい育て方は下記をご覧ください。
>>ビワの育て方と利用方法