イングリッシュラベンダーの苗、開花中の元気な株で育てやすい
・品種と苗選び
ラベンダーは、種からも栽培可能ですが、
生長し開花するまで手間と時間をようするので、
挿し木で増やしたり、苗を購入して育てるのが一般的です。
ラベンダーにはたくさんの品種があり、
耐寒性が強いもの、耐暑性の強いもの、
多湿に耐性のあるもの、大型になるものなど様々です。
耐寒性や耐暑性に関しては、鉢植えであることを利用して、
置き場所や二重鉢にすると、夏越し・冬越しが容易になります。
ただし、鉢植えにする場合は、
限られたスペースで育てることになるので、
大型になる品種は避けた方が無難です。
育てたいラベンダーの品種が決まったら、
状態のよい苗を選ぶことも大事なことです。
ラベンダー スパニッシュアイズの苗

上のラベンダー スパニッシュアイズも、よく育っています
■ラベンダー 苗選びのコツ
1.節と節が間延び、徒長している苗は避ける
徒長している苗は、苗自体が軟弱に育っている可能性がある上、
株姿が乱れがちになるので避けましょう。
2.葉の色が美しく、変色していないものを選ぶ
ラベンダーの葉の色が良い株は、元気に育っている証拠です。
白や黄ばんでいたり、茶色い苗は、ひ弱な苗です。
斑点や虫食いがあるものは、病気になりやすいので避けてください。
3.土の表面にコケが生えていないものを選ぶ
ラベンダーの苗の土表にコケが生えていると、
土が過湿の状態になっている可能性が高いです。
過湿の状態の苗は、根腐れを起こしている場合があります。
4.鉢穴から根が見えないものを選ぶ
鉢底の穴から、白い根がほんの少しだけ見ている場合は問題ありませんが、
穴から根がたくさん伸びて黒っぽい場合は根詰まりの可能性があります。
しかも、ラベンダーの根が黒くなっているということは、
根が外に出てから長期間経っているということです。
根詰まりをしてから長期間放置された苗は、
弱っていることがあるのでやめておきます。
ラベンダーの苗をプランターや庭に植え付ける時期は、
品種と地域により、多少、差が出てきますが、
3月下旬から5月、9月下旬から10月頃が適しています。
■参考
・ラベンダーの挿し木の方法
・ラベンダーの種類と特徴
・ラベンダー グロッソの育て方
・ラベンダーの剪定方法
・ラベンダー 枯れる原因は?
・ラベンダーの越冬方法 育て方
・ラベンダーの育て方 剪定と株分けがコツ
・ラベンダー 春の育て方