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特有の辛みと旨みを活かします


高菜は生のままでは、
なかなか料理には使いにくい野菜です。

ところが、高菜漬けにしておくことで、
高菜のレパートリーは無限に広がります。

高菜漬けも意外と簡単にできるので、
たくさん収穫できた高菜を高菜漬けにし、
ストックしておくと便利です。


[高菜のレシピ]


■高菜漬け

高菜漬けは、下漬けのまま食べてもフレッシュ感を味わうことができ、
本漬けをしてからも旨みが増し、とっても美味です。

古漬けも、色々な料理に使えますし、冷凍保存もできるので、
基本の高菜漬けを作っておくととても重宝します。

●材料
高菜……あるだけ
塩……高菜の2%〜4%の重さ
鷹の爪、昆布など……適量


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美味ですね!


●作り方
@ 高菜はよく洗い、水気を切ってから1日〜2日の間天日干しする。
高菜の量が少量の場合は、ザルなどの上に広げて干し、
半日経ったら裏返すとまんべんなく干せます。
高菜の量が多い場合は、物干し竿などに、
株ごと逆さにひっかけて干すと干しやすいです。

A 干した高菜に分量の塩を揉み込む。
少量であれば手でよく揉み込みます。
量が多い時は、袋などに高菜を入れ、
分量の塩を手で軽く揉み込んだ後、
袋の口を閉じて上から足で踏むと楽に揉み込めます。

B 塩を揉み込んだ高菜を、容器に並べて重石をする。
重石をした後、1日ほどで水分が出てくるので、
高菜の高さを超える量の水分はその都度捨てるようにする。

C 1日〜3日ほど漬けたら、下漬けは終了です。
そのまま本漬けをしないままでも食べることができます。

●本漬けをする
@ 下漬けをした高菜の水気を絞り、少し味見する。

A 水気を絞った高菜を容器に並べ、塩が足りなければ分量外の塩をふる。

B お好みで、刻んだ鷹の爪や昆布を乗せ、重石をして漬ける。

C 水が出てきたら、その都度捨てる。

D 味見をして好みの味に漬け上がったら、
水気を絞って冷蔵庫で保存するか、食べやすい大きさに切って、
保存袋などに入れ、冷凍保存する。

E そのまま漬け続けると古漬けになる。


[高菜漬け応用編]


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じゃこでお料理のバラエティーと栄養をプラス


■高菜とじゃこのふりかけ

●材料
じゃこ……1パック
高菜漬け……お好みの量
煎りゴマ……大さじ1〜3

ごま油……大さじ1
薄口醤油……大さじ1〜2(高菜漬けの塩加減による)

●作り方
@ 高菜漬けを粗くみじん切りにする。

A フライパンにごま油を入れて中火にかける。

B ごま油が温まったら、じゃこを入れてよく炒める。

C じゃこがカリカリになるまで炒めたら、刻んだ高菜漬けを加える。

D 高菜の水分がある程度飛んだら
、醤油を加えてひと混ぜし、さらに煎りゴマを加える。

E 全体を混ぜるように炒め、お好みの状態まで水分が飛んだら完成。

●コツ
高菜の塩加減によって、醤油の量を調節する。
醤油だけでなく、砂糖も一緒に炒めると、
甘辛くなって違ったおいしさがあります。

一度に食べきれなかった分は、
保存容器に入れて冷蔵庫で保存が可能ですが、
できるだけ早く食べきるようにしましょう。

熱々の白いご飯にももちろん合いますが、
応用してメイン料理にすることもできます。
・茹でたパスタと混ぜて高菜とじゃこのパスタに。
・炊き上がったご飯に混ぜ込んで、混ぜご飯に。
・焼き飯に入れて高菜チャーハンに。


■高菜入り卵焼き

●材料

卵……2個〜3個
高菜漬け……30g〜50g
ネギ……25g〜40g
酒……大さじ1

ごま油……大さじ1

●作り方

@ ボウルに卵を割り入れ、白身も切れるようによく溶きほぐす。

A よく溶いた卵に、刻んだ高菜漬け・刻んだネギ・分量の酒を加えてよく混ぜる。

B フライパンにごま油を入れ、中火にかける。

C フライパンが温まったら、ごま油をフライパン全体に広げてから、
Aの卵液をフライパンに入れる。

D 中火のまま卵えきを菜箸などでぐるぐる混ぜ、
半分〜7割ほど卵が固まってきたら弱火にする。

E フライパンの向こう側から卵を巻き、表裏を軽く焼いたら完成です。

●コツ
高菜の塩味のみで味付けをするので、
物足りない場合は少し塩を足しましょう。

醤油を加えてもいいですが、少し焦げやすくなるので注意します。
だし巻のようなキレイな形にならなくても、
オムレツのような形にしても良いですし、
しっかりした形にしなくても卵とじとして食べても美味しいです。

卵料理は火加減が大事ですが、最初から弱火でこわごわ焼くと、
なかなか卵液が固まってこない上に、
フライパンにくっつきやすくなります。

最初は中火くらいでよくフライパンを温めておき、
卵液を入れてからは菜箸でよく混ぜて一気に仕上げます。

巻きやすいくらいの固さになったら、火を弱めます。
最後まで中火のままだと、火が強すぎて焦げつきやすいです。

■参考
・タカナ(高菜)の育て方と栽培方法
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