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メジロとカキの実


■柿 実を残すのは?

カキ(柿)の木に、実を1つだけ残す風習があるのですね。

カキの実を1つだけ枝に残した、
カキの木を見かけることがあるかと思います。
地域によっては、複数のカキを木に残します。

これは古くから行われている、
まじないや願掛けのようなもので、
収穫し忘れているというわけではありません。

この1つだけ残された実のことを、
「木守り」(きまもり、きもり)と呼びます。

実を1つだけ残すのは、
その残った1つからまた新たに繁殖して、
次の年も多くの実りをいただけるように、
という願いが込められています。

残す実は、カキの木の一番高い位置にあるものを残すようにします。

これは残したカキの実を、神様へのお供え物としてとらえた時、
神様のいらっしゃる天上に一番近い位置に、
お供え物を置いておくという意味があります。


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ヒヨドリとカキの木


また、厳しい冬の間にエサを探すのが難しくなる、
野山に住む小鳥たちのために残す意味もあります。

小鳥のエサになるように残したカキは、
「布施柿(ふせがき)」と呼ばれています。

地方によっては、鳥が空を飛べることから、
地上と天上を結ぶ動物と考えられています。


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カキのてっぺんにいるオナガ


その鳥が食べたカキの種を天上に運び、
そこからまた繁殖して地上に実りを与えるというものです。

これはカキだけでなく、ミカンなどの柑橘類でも、
同じように枝に1つだけ残す風習もあります。

■参考
・カキ(柿)の育て方
・カキ(柿)の剪定方法
・渋柿 甘柿の品種
・カキ(柿)実が落ちる理由は?
・カキ(柿) 実がならない原因は?
・カキ(柿) 実が黒い
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