Prune (4).jpg
プルーンが着果し色づいていくのは大きな楽しみです


■プルーン 実がならない理由は?

1.花が咲かない
まずは育てているプルーンが、
開花できるまで育っているかどうかが問題です。

花が咲かなければ、もちろん実をつけることはできません。
プルーンは、一般的に流通している苗を植え付けたとしても、
数年は開花しないことが多い果樹です。


Prune.jpg
プルーンの花がまず咲くようにします


もう何年も育てているのに花が咲かないというのであれば、
何か問題があると考えられます。

花が咲かない理由を考えてみましょう。

A.株が若い
苗を植え付けてすぐや、2年目などではまだ株が若すぎることが多いです。
プルーンは植え付けた後、3年〜5年ほど経って、
ようやく開花するようになる果樹です。

まだ植えつけて間がない場合は、もう少し気長に待ってみましょう。
鉢植えなど、容器栽培をしている場合、
何年も経っているのに花が咲かない時は、
生育不良を起こしているケースが多いです。

根詰まりや根腐れ、日当たりが悪いなどが考えられますので、
一度チェックしてみましょう。

B.剪定が不適切
プルーンは、前年に伸びた枝に花を咲かせ、実をならせます。

そのため、不用意に枝を切りつめてしまうと、
花芽をつけたものを切ってしまうことがあります。

また、長く伸びた枝より、短果枝の方が実つきがいいので、
長く伸びた枝を切りつめて短い枝をたくさん出すようにすると、
その後の実付きがよくなります。

混みあっている部分は、
不要な枝を根元から切って間引くように剪定すると、
株の中心にまで日が入るようになり、生育がよくなります。

C.窒素過多
肥料はあまり頻繁に与える必要はありませんが、
与える肥料の窒素・リン酸・カリの配合率が重要です。

窒素があまり多い肥料を与え続けると、
枝葉ばかりが茂ってしまい、花つきが悪くなります。

窒素・リン酸・カリが同等のものか、
リン酸が多めのものを選ぶようにしましょう。

2.受粉樹がない
プルーンは品種によって、1本の木で受粉し実ができるタイプと、
1本だけでは実ができず受粉樹が必要なタイプがあります。

育てているプルーンが1本で結実するタイプなら、
受粉樹は特別に必要とはしませんが、
そうでないなら受粉樹は必要不可欠です。

一度育てているプルーンが、
受粉樹が必要な品種かどうか調べてみてください。


Prunus (2).jpg
実が熟す前に落ちてしまう理由は?


3.落果している
開花をするまでに株が育っていて、
受粉にも成功して小さな実ができるのに、
実が小さいうちに落果して収穫まで至らないことがあります。

プルーンは、正常な状態であっても、摘果などをしなければ、
受粉に成功したものの半分以上を生理落果で落としてしまいます。

ただ、生理落果が何らかの理由で助長されている可能性もあるので、
下記のような問題がないかチェックしてみましょう。

A.株が充実していない
開花するまで株が育っていたとしても、
必ず実を収穫できるまで木が充実しているわけではありません。

まだ若い株で、開花し始めた頃は、
受粉に成功しても実が育たないことがよくあります。

もう1年か2年、適切な管理をして、木が育つのを待ってみます。

B.窒素過多
与える肥料の窒素・リン酸・カリの配合率が、
窒素が多すぎると、枝葉ばかりが茂ってしまう原因になります。

枝や葉が茂るのは、一見良いことのようにも思えますが、
それでは実が育ちにくくなってしまいます。

木が枝や葉を茂らせることばかりに養分を使ってしまい、
実を肥らせる方に養分を使えなくなっているからです。

肥料を与える時は、窒素があまり多くならないように注意しましょう。

C.切り戻し剪定が強い
プルーンの剪定は、不要な枝を根元から切る間引き剪定と、
樹形を整えるような軽い剪定が基本となります。

あまり強く切り戻し剪定を行うと、
枝を伸ばすことに養分を使い切り、実を肥らせなくなってしまいます。

あまり強い剪定は行わないように、気をつけます。


Prune (6).jpg
まだ充実してない木は、摘果をしてあげます


D.摘果をしていない
一か所に1つだけでなく、複数の花が咲くことがあります。
咲いた花が全て受粉した場合、
そのまま複数の実が一か所につくことになります。

生理落果は、木がこのままでは肥らせることができないと判断した実を、
木が自ら落とす現象です。

力の有り余った木ならば、たくさん実をつけたままで放置しても、
それなりに熟した果実を収穫できます。

しかし、まだ株が小さかったり、鉢植えなどで生育スペースが狭い株などは、
蓄えられる力も限られているわけです。

たくさん花が咲き、受粉に成功しただけたくさん実をつけた時、
全て収穫できるまでに肥らせるには無理があります。

もったいない気がしますが、早めに摘果を行い、
肥らせる対象の実を減らすことにより、
無駄に落果することを防ぐことができます。

受粉した後、結実したのが確認できたら、
早めに育ちの悪いものを摘果するようして、
数を調整すると、結果的には収穫量が上がってきます。

*写真協力 
C)季節の花300 http://www.hana300.com/

■参考
・プルーンの害虫防除
・プルーンの受粉樹は?
・プルーンの収穫 時期
・プルーンのジャム 砂糖漬けの作り方
・プルーンの育て方と剪定
 カテゴリ
 タグ